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自転車通勤のススメ⑥クロスバイクに乗るなら知っておきたい「空気入れ」のこと フロアポンプの選び方とオススメ

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 クロスバイクの自転車本体と一緒に揃えておきたいアイテムの一つに「空気入れ」があります。スポーツタイプの自転車で最も重要なメンテナンスの一つに、「空気圧管理」があるからです。空気をしっかり入れられるフロアポンプ(床置き式空気入れ)はぜひ一つ持っておきましょう。

スポーツバイクに乗るならフロアポンプは必須のアイテムと言えます Photo: Masahiro OSAWA

タイヤの空気は意外とすぐ抜ける

 まず知っておきたい大原則として、「自転車のタイヤの空気は割とすぐに抜ける」ということがあります。クルマのタイヤであれば月に一度くらい見ておけば十分という感覚ですが、クロスバイクのタイヤはエアボリューム(入っている空気の総量)が少なく、なおかつ適正空気圧もクルマの倍くらいあるので、一度入れた適正空気圧をあまり長期間は維持できません。

 タイヤの空気圧が落ちた際に一番まずい点は、パンクしやすくなることです。空気圧が低い状態で段差を越えると、車輪外周の金属部分(リム)と地面の間にチューブがはさまれて、パンクしてしまう場合があります。これを「リム打ちパンク」と呼びます。一般的にクロスバイクはママチャリ(軽快車)に比べてタイヤが細く、チューブも軽くて薄いものが使われていることが多いので、リム打ちパンクのリスクはママチャリよりも高くなります。

 通勤に使うのであればパンクは大きなタイムロスになり、スケジュールに余裕がなければ即遅刻になってしまいます。空気さえ入っていれば、パンクする確率を格段に減らすことができるので、予防のためにきちんと空気は入れるようにしましょう。これはクロスバイクに限らず、ママチャリなどでも同様です。

 また空気が抜けた状態では、走行性能も落ちてしまいます。トラブルなく快適に走るためにも、空気圧の管理は必須項目です。なるべく週に一度はタイヤに空気を入れて、適正空気圧を保つようにしましょう。

バルブの種類に注意!

 空気入れの際に知っておきたいことですが、まずは「バルブ形状」があります。自転車の空気の入れ口(バルブ)ですが、3種類が並立しています。自分の自転車がどの形式かをチェックして、それに合う空気入れを選びましょう。

 バルブの種類は、ママチャリで使われている「英式」(ウッズ)と、細くて尖った形の「仏式」(プレスタ)、自動車のタイヤバルブと同じ「米式」(シュレーダー)があります。米式はマウンテンバイクに、仏式はロードバイクに多く使われています。クロスバイクではどの形状なのかというと、「仏式が多い」ですが、決まっていません。

写真左から英式、仏式、米式 Photo: Masahiro OSAWA

 スポーツ自転車用の空気入れは、仏式と米式の併用となっている場合が多いです。取付け口の部品を少し付け替えて対応バルブを切り替えるタイプや、そのまま両方のバルブに差し込めるタイプ、それぞれ用の取付け口が両方付いているタイプなど、色々あります。

 なお英式に関しては、直接入れられる空気入れは基本的にママチャリ用で、スポーツ車用は非対応か、アダプターが付属して対応することがほとんどです。英式は空気圧の細かい調節が苦手なので、あまりスポーツ車には使われないからです。逆に言えばママチャリ用の空気入れや町の自転車屋さんで空気を入れられるので、利便性からあえて英式バルブを採用するクロスバイクもあります。

空気入れの選び方

 ここまで普通に「空気圧が…」という表現がある通り、スポーツ車の空気入れは「空気圧計」(ゲージ)が付いていることが、必須だといえるでしょう。心配しなくても、スポーツ車向けのフロアポンプであれば、ほとんど付いているはずです。

適正に空気圧を管理するためにゲージは必須です Photo: Masahiro OSAWA

 空気圧に関しては、タイヤの側面に推奨空気圧が書かれているので、その数値を参考にしましょう。入れすぎると乗り心地が悪くなりますし、少ないとパンクしやすくなります。乗り手の体重やテクニックも関係するので、ちょうどいい空気圧は各自探ってみてください。

 高級なものになると質感が良いとか、高圧でも簡単に入れられるとか、丈夫だとか、いろいろ付加価値が付いてきますが、クロスバイク用であればあまり気にすることはないと思います。必要な空気圧はロードバイクや競技用ピストバイクほど高くありませんし、自転車屋さんや競技チームでもなければ、一度に空気を入れる本数も、延べで入れる本数も、それほど多くないからです。

 空気を入れる際は、ハンドルを腕で押し込むのではなく、ある程度の位置からは腕を伸ばして、体重を乗せて押し込むようにすると、あまり疲れずに空気を入れることができます。一般に長めの空気入れの方が空気を入れやすいですが、小柄な方であれば少し小ぶりなものの方が使いやすいでしょう。

オススメのフロアポンプ

軽くてコンパクトなフロアポンプ。差し込み口は切り替え不要で仏式と米式両方に差し込めるシンプルバルブです。英式用のアダプターも付属します。足が大きくて安定しているので空気は入れやすいです。カラーバリエーションが多いのも地味に嬉しいところです。

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