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使ってよかった自転車アイテムロードバイクで音楽を聴く 骨伝導イヤホン「オープンムーブ」は日常使いもできてコスパ最強  

by 大関賢土 / Kento OZEKI
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 突然ですが、皆さんは自転車に乗っているとき「音楽を聴きたいなぁ」と思ったことはありませんか? 例えば、自然の中を走っているときや頑張って走っているときにお気に入りの音楽があれば、さらに気分が盛り上がり、やる気が出るでしょう。

 しかし、一般的なイヤホンでは耳をふさぐことになるため、非常に危険ですし、都道府県の交通規則によっては違反となることもあります。

 ローラー台等でイヤホンをする際も、一般的なタイプのイヤホンだと汗や湿り気を感じたり、熱がこもるような感じがしてしまい、個人的には好きになれません。そこで紹介したいのが、耳をふさがずに音を伝える骨伝導イヤホンです。

 骨伝導イヤホンは耳をふさぐことなく利用が可能なため、周りの音も十分に聞き取ることができます。

※周りの音を認識できない様な大音量の場合は、イヤホンの形態にかかわらず違法となりますので、注意してください。なお、京都府条例のように車両運転時におけるイヤホンの装着を禁止している自治体もありますので、事前に各都道府県の道路交通規則等を確認しておくことを強く推奨します。

 こうしてみると、骨伝導イヤホンは自転車乗りに最適かと思われますが、大きな弱点がありました。それは音質が悪いということです。

 これまで導入を検討した際にいくつかの骨伝導イヤホンを試聴しましたが、音質面から購入には至りませんでした。しかし、今回紹介するアフターショックス(AfterShokz)のオープンムーブ(OpenMove)は、最大の弱点である音質だけでなく使用用途や価格面においても非常に導入しやすい製品となっています。

オープンムーブとは

 詳細について話す前に、アフターショックスのオープンムーブがどういった製品かについて簡単に説明しておきます。

 私も知り合いが使用しているのを見てからアフターショックスというブランドを知ったのですが、アフターショックスは2011年から骨伝導イヤホンを専門にして製品を開発しており、私が購入したオープンムーブは今年9月に発売されたばかりのエントリーモデルとなります。

 オープンムーブの特長は、フラッグシップモデルであるエアロぺクス(AeroPex、1万9998円)の基本性能を押さえつつも税込み1万円を切る価格(9999円)となっているという点です。

 当初、試聴して音質の良さを確認していたエアロぺクスの購入を検討していましたが、約2万円という価格の面で少し躊躇していました。そこに半額で買えるオープンムーブが発売されると知り、飛びついてしまった形です(笑)。

イヤホンの他、USB‐TypeCケーブルと耳栓(イヤープラグモードで使用)、収納袋が付属する Photo: Kento OZEKI

オープンムーブの印象

 箱出しでエイジングをしていない状態でも音質と音量は良好で、運動中でもしっかりと音楽が聞こえてきます。音は低音こそ強くないもののJ-POP等を聴くには適した雰囲気です。造りも値段の割にしっかりしていて、製品重量29gに対しての装着感も自然で、装着していることを感じさせません。

 前述のとおり、骨伝導イヤホンの音質には良い印象がなかったのですが、オープンムーブに関して、その点は払拭されたと言って良いと思えますし、少なくとも個人的には満足できるものです(骨伝導イヤホンとしての音質の良さについてはアフターショックス製品全般に言えます)。

 もちろん、骨伝導イヤホンの特長である耳をふさがない構造のため周囲の音については普通に聞こえますし、音楽を聴いたままの会話も問題なく可能です。

ヘルメットやサングラスの上から装着が可能で、耳を塞ぐこともない Photo: Kento OZEKI

 またアフターショックス製品全般に言えることですが、製品重量の大半は耳のそばに位置するため頭を揺らしてもイヤホン自体が動いてしまうことがありません。

 さらにメガネやヘルメット装着時も利用できる形状なのは、サイクリストにはかなり嬉しいポイントといえます。このあたりはスポーツ用のイヤホンとして設計されているアフターショックスの特長といえるでしょう。

 ちなみに現状のカラー展開はグレーとホワイトの2色展開となっており、サイクリストの場合にはチェーンオイル等で手が汚れることもあると思うので、グレーの方が汚れは目立たないと思います。それを理解しつつも私はホワイトを購入したのですが、案の定、早速油汚れを着けてしまいました(笑)。

フラッグシップ機との違い

 値段は半額としながらパッと見の印象はフラッグシップ機のエアロぺクス(AeroPex)と大きな違いがないオープンムーブですが、大きくは下記の点が異なります。

・重量は29gとなり、エアロぺクスの26gから3g増

・使用時間がエアロぺクスの8時間に対して6時間と2時間短い

・エアロぺクスの接触充電方式ではなく、USB-Cケーブルでの充電方式

・エアロぺクスの防水防塵性能の保護等級がIP67なのに対して、オープンムーブではIP55に

・筐体の一部素材を変更

 これが許容できるかは人によると思いますが、個人的には価格からすれば十分許容範囲ではないかと思います。

 防水防塵性能も見劣りしますが、IP55の保護の程度は、「粉塵からの保護 」「いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない」となっており、スポーツでの汗や雨の中での使用にも十分耐えうる性能です。

 それを保証するように製品保証が2年と長いので、安心してガンガン使えます。

音量と電源を兼ねる物理ボタンはクリック感があるため、グローブをしていても分かりやすい Photo: Kento OZEKI

 なお、エアロぺクスとオープンムーブでは音質にも多少、差はあるようですが、いろいろなレビューを見ていると好みの問題のようですし、特に運動中は他の音もあるため、音質の差はそれほど大きな違いにはならないと思います。対して、Bluetooth通信の主要パーツとなるチップセットはエアロぺクスと同じQCC3024チップを使用しており、接続品質が十分に確保されているのは嬉しい点ですね。

まとめ

 世の中にあるすべての骨伝導イヤホンと比較したわけではありませんが、オープンムーブは性能と価格のバランスが良く、スポーツをする多くの人にお勧めできる骨伝導イヤホンと言えると思います。

 また、声を強調できるボーカルモードやノイズキャンセリングマイクも搭載しているので、スポーツだけではなく昨今のテレワークでの利用といった日常生活でも使用できることを考えると、コスパ最強と言っても過言ではないかもしれません。

一般使用でも装着疲れ等なく使用できるのも嬉しいポイント Photo: Kento OZEKI
⼤関賢⼟(おおぜき・けんと)

平成元年⽣まれのロングライド系チャリダー。速くはないが、ヒルクライムが好きで、2017年より日本中の峠を登り総評するブログ「え、登らないんですか?」を運営中。ブログ運営の他、自治体向け観光PRのドローン撮影やロードレース、トライアスロンイベントでの運営サポート、撮影業務も行う。各種SNSにて情報発信していますので、お気軽にフォロー下さい。

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