好調を維持して10月のアルデンヌクラシックへ與那嶺恵理は9位集団からラスト2kmでアタックも 自己最高位に「きつかったけど、楽しめた」

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 イタリア・イモラで開催のUCIロードレース世界選手権に出場した與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)は9月26日、女子エリートのロードレースを自己最高位となる21位でゴールした。

メイン集団の9位グループ、世界選ロード自己最高位となる21位でレースを終えた與那嶺恵理 Photo: Miwa IIJIMA

 2013年の初出場以来、連続で8回目の同大会出場となる與那嶺。昨年はロードレースで初のリタイアに終わり、今年は「昨年の借りを返そう」という気持ちで出走したという。

単騎ながら落ち着いたレースを見せた與那嶺恵理 Photo: Miwa IIJIMA

 日本チームから単騎出場となった與那嶺は厳しいコースと展開の中で生き残りながら、1人逃げを追う35人のメイン集団で最終周回へ突入した。有力選手も多く残る9位集団での最終局面となった與那嶺は、ラスト2kmから上りでアタックを仕掛けるものの不発。スプリントでは集団中ほどでのゴールとなった。

 トップ10入りを逃した與那嶺だが、調子の良さを確認しつつ、自身が目標とする10月のアルデンヌクラシックへ挑む。

 與那嶺のコメントは以下の通り。

スタートラインに並んだ與那嶺恵理 Photo: Miwa IIJIMA

 実は、最終回のイモラ・サーキット、残り2kmの上りでアタックをしました。下りで勢いをつけて9位集団から抜け出しを図った。のですが…強い向かい風でカミカゼ出戻り君になりました。楽しめました。

 武井コーチと話したことは、「昨年の借りを返そう」。コロナ、機材、ナショナルチーム。けど、私は私。集中して楽しめました。

 天気は晴れ、風が強い。ジェットコースターのような上りと下り、平坦が無いコース。遅れたら絶対に戻れないし、とにかく道が細く、上りの斜度がきつい。サーキットでの獲得標高は2900m。過去最高に厳しいコースでした。

 ニュートラルスタート時に前方の落車に巻き込まれ、脱チェーン。私はカンパニョーロのフルコンポーネントですが、シマノニュートラルのサポートを受けて集団へ復帰。

スタート直後、チェーン落ちに対処する Photo: Miwa IIJIMA

 後はとにかく耐えました。1周目、2周目、セレクションがかかった3周目、4周目。道が狭すぎて前の展開も良く分からず。集団で展開をする中で、周りの選手を見て、これがメイン集団と理解をして。

 きついけど、ここで耐えないと駄目、な場面でも結構粘れました。きつかったけど、楽しめたな。

 ここ数年、世界選手権にはコンディションが合わせられず、もうワールドツアー終盤の疲れがどっと出て集中力を欠いていましたが、今年の世界選手権では結果を出したい。自分のレースがしたい。その気持ちが大きかったです。

 最終回も耐えて、イモラ・サーキットへ。ゴール手前2kmの上り。「やってみよう」と決めて下りで勢いをつけてアタック! 抜け出しを。ですが、向かい風にギューッと戻されて集団へ。

最終周回、ラストの上りではアタックも見せたという Photo: Kyosuke TAKEI

 あとは、下ハンドルを持ってゴールスプリント。ズブズブでしたが、楽しめました。21位。最後までメイン集団で粘れたレース。

 武井コーチは最初に「惜しかったな、9位集団だよ」です。「お疲れ様」とか「良くやったね」とか、無いんですかね。無いんですよね。

 10月。いよいよシーズンインです。水曜日は ワールドツアーのフレッシュ・ワロンヌ、激坂Huyです。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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UCIロード世界選手権2020 女子ロードレース 與那嶺恵理

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