新製品情報2020ミノウラが前後固定式のスマートトレーナー「神楽 FD」を発売

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 サイクルアクセサリーブランドのミノウラから、新型スマートトレーナー「SmartTurbo(スマートターボ) LSF-9300 神楽 FD」(以下、神楽 FD)が新発売される。それに伴いメディア向け発表会が9月2日、東京都内のサイクリスト向けマンション「ルブリカント」で開催。実走時の乗車感を再現するために、車体の前後輪を外して固定するスマートトレーナーの注目ポイントを紹介する。同製品は10月1日から順次出荷される。

前後輪を外して固定する「神楽 FD」。写真はTTバイクを固定したところ Photo: Kairi ISHIKAWA

車体の負荷軽減と実走感を向上

 近年、インドアサイクリング機器やアプリケーションが数多くリリースされ、外出せずとも室内で自転車に乗る環境が充実してきた。その環境を充実させるのに欠かせない機材の一つに、無線自動負荷装置を備えたスマートトレーナーが挙げられる。ズイフト(Zwift)を始めとしたアプリケーションと連動させれば、バーチャルコース上の勾配に応じてペダリングの負荷調整が変わる機能を備えており、室内にいながら外で走っている感覚を味わえる。

9月2日に開催されたメディア向け発表会で初披露となった「神楽 FD」 Photo: Kairi ISHIKAWA

 「神楽 FD」も無線自動負荷装置を備えたスマートトレーナーで、室内サイクリングの実走感をより高めるための設計、工夫が施された。メディア向け発表会では、同社の箕浦隆副社長や開発担当の立岩隆さん、ミノウラアンバサダーでトライアスリートのつぼいみほさんが製品解説やデモンストレーションを行った。

箕浦の箕浦隆副社長(写真右)が出席し、同社の歴史を振り返りつつ、「神楽 FD」をPR Photo:Kairi ISHIKAWA
ミノウラアンバサダーでトライアスリートの、つぼいみほさんがデモンストレーションを行った Photo: Kairi ISHIKAWA

 注目ポイントは車体の固定方法だ。多くのスマートトレーナーは車体から後輪だけを外し、後輪の代わりとなるトレーナー本体のホイール部に装着するダイレクトドライブ式が主流だが、「神楽 FD」はその構造を受け継ぎつつ、前輪も外してフロントフォークをトレーナーに固定する。同社のスマートトレーナー「神楽 LSD-9200」とハイブリッドローラー「FGシリーズ」を一体化したような形状だ。

前後輪を外して固定する「神楽 FD」 ©MINOURA

 三脚式のフロントフォーク固定部はエラストマー(弾性がある衝撃吸収材)を内蔵し、フォークの負荷を軽減する仕組みとなっている。リアはダイレクトドライブ式のスマートトレーナーと同じ固定方法だが、負荷ユニットと脚の間に2つのスプリング(ダブルスプリングフローティングシステム)を搭載。リアユニットに左右に5.6度(合計11.2度)の可動域を持たせた。

フロントの固定部は9mmクイックリリースと12mm、15mmのスルーアクスルに対応する Photo: Kairi ISHIKAWA
リアのスプリングは体重70kgの人、自転車11kgを想定して作られた。約30万回のストロークに耐える Photo: Kairi ISHIKAWA

 この可動域によって車体後方に過度な負荷がかからないほか、車体を左右に振れることで外で走行しているときのような自然な感覚で乗れるという。地面と接地する3つの脚は、トレーナーから発生する振動が床に伝わりにくい免震加工を施し、振動を抑制する。もちろん高さの調節も可能だ。

 「神楽 FD」は9mmクイックリリースをはじめ、12、15mmスルーアクスルに対応する。別売りのキットを購入すればブースト規格の車体も取り付け可能。ロードバイク、マウンテンバイク、TTバイクなど様々な車種で使用できる。

 「神楽 FD」に車体を固定した場合の全長は1450~1760mm(幅710mm、高さ480mm)。機器は折り畳みも可能で収納する場合は620mm(幅610mm、高さ625mm)と、展開時の約半分以下のサイズになる。

「神楽 FD」は折りたたむことも可能だ。折りたたむと自転車を取り付けて使用する時の半分以下のサイズになる Photo: Kairi ISHIKAWA

 負荷ユニットの性能は「神楽 LSD-9200」と同様で、ANT+やBluetoothといった各種無線通信規格に対応。最大出力2200ワット、25%まで勾配を再現できる。

 「神楽 FD」の出荷は10月1日開始となるが、ミノウラ製品を取り扱う一部の自転車ショップでは、製品をいち早く体験できるよう試乗用に設置しているという。詳しくは下記URLから確認してほしい。

SmartTurbo 神楽 LSF9300

税抜価格:155,000円
製品重量:25.6kg
展開時サイズ:全長 1,450~1,760mm×幅 710mm×高さ 480mm
収納時サイズ:全長 620mm×幅 610mm×高さ 625mm
対応エンド幅:フロント9mmクイックリリース、12mm/15mmスルーアクスル
       リア 130/135mmクイックリリース、12×142/148mmスルーアクスル
 ※フロント Boost 規格は別売りオプションにて対応
 ※SRAM「XD」ドライバー規格は別売りオプションにて対応
箱サイズ:630mm×745mm×270mm
通信規格:Dual ANT+ / Bluetooth Smart / FTMS support
計測出力データ:スピード、パワー ※ケイデンスは含みません
最大出力:2200ワット
再現斜度:25%
パワー計測度:+/-3%の誤差 (本機にはパワー計測機は搭載されておりません。専用計測器により算出されたデータ を基に出力しております)
対応デバイス:iOS / Android / Mac / PC
 ※App / Program により、すべての機器が一律に使えるわけではありません

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