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パールイズミの2021春夏モデル展示会インドアサイクリングに最適なウェアに注目、スピードセンサーⅡのカタログモデルも登場

by 大澤昌弘 / Masahiro OSAWA
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 日本のサイクルウェアブランド、パールイズミが9月16日、2021春夏モデルの展示会を都内で開催しました。2021春夏モデルでは、空気抵抗を軽減する新素材「スピードセンサーⅡ」を採用した新ラインナップの登場と、スポーツバイク初心者をターゲットにした「シティライド」カテゴリーの誕生が大きなトピックです。加えて、緊急発売商品として、インドアサイクリング向けのウェアも登場します。編集部の大澤昌弘が展示会で注目した商品をピックアップしてお届けします。

一足早く2021春夏モデルの展示会が都内で行われた Photo: Masahiro OSAWA

インドアサイクリング向けウェアが登場

 個人的に最も注目したのが、2021春夏モデルに先駆けて11月中旬に発売されるインドアサイクリング向けの3製品でした。締め付け感のないシルエットが特徴の「ベンチレーション ノースリーブ」(税別2700円)と同社の極厚パッド「3D MEGA」を採用したパンツの「MEGA ベンチレーションパンツ」(同6800円)、「MEGA ベンチレーション ビブパンツ」(同8800円)です。

※3製品ともにカラーはブラックのみ、サイズはS、M、L、XLの4サイズ展開

「ベンチレーション ノースリーブ」と「MEGA ベンチレーションパンツ」の組み合わせ Photo: Masahiro OSAWA

 とりわけ後者のベンチレーションパンツは、多くのインドアサイクリストの待望の商品といえるかもしれません。極厚パッドでお尻の痛みを軽減し、インドアサイクリングウェアに求められる通気性も確保、完全にインドアサイクリング向けに最適化したものとなるからです。

インドアサイクリングに求められる通気性を確保したのが特徴 Photo: Masahiro OSAWA

 インドアサイクリングで最も悩ましいのは、お尻に感じるストレスでしょうか。固定ローラーを使ったインドアサイクリングでは、実走のように体圧分散がうまくできず、臀部の違和感や痛みにつながりやすいようです。インドアライドが1時間を超えてくると、臀部に違和感を感じ、ソワソワしてきますし、筆者自身も長時間のインドアサイクリングは難しいと実感しています。少しでも快適にするために、極厚パッドを…というのは自然な流れかもしれません。

 同社ではこれまでも、3D MEGAを採用したモデルを販売してきましたが、あくまでそれはインナーパンツであったり、ロングライド用であったりと、別用途としての位置づけでした。インドアに望まれる通気性も考慮し、新たにリリースするというわけです。

極厚パッドの「3D MEGA」を採用。クッション性を重視したインドアパンツとなる Photo: Masahiro OSAWA

 もうひとつ面白いのは、腰に小物が入れられるポケットが1つあることです。ここにはスマートフォンやリモコンなどが入ることを想定しているといいます。このポケットの実用性についてはわかりませんが、長時間インドアサイクリングでの補給食入れとしても活用できそうです。登場するべくして、ようやく登場したなと思える「MEGA ベンチレーションパンツ」。類似のウェアも含めて今後の広まりにも注目したいところです。

ピュアレーサー向けにカタログモデル登場

 さて、2021春夏モデルについてです。トピックのひとつになるのが、空気抵抗軽減素材「スピードセンサーⅡ」を採用したカタログモデルが新たに登場することです。オーダーウェアでは同素材を採用したウェアを販売し、2020春夏モデルからは一般向けモデルとして「スピード ビブ パンツ」も販売してきましたが、さらなるニーズに応える形で、2021春夏モデルからプリントジャージとソックスが販売されることになります。

空気抵抗軽減素材の「スピードセンサーⅡ」採用モデルが2021春夏モデルで登場 Photo: Masahiro OSAWA

 スピードセンサーⅡは風洞実験を繰り返し、ロードレースの速度域に特化して開発された空気抵抗軽減素材です。およそ時速40km〜時速50kmの速度域で空気抵抗の軽減効果が生じ、ピュアレーサー向けの製品となります。

 初代スピードセンサーもありますが、こちらはトラック競技向けの素材として開発されたものです。初代が時速60km以上の高速域で効果を発揮するものであるため、もう少し低速域でも有効なウェアが開発できないかと考え、スピードセンサーⅡの開発に乗り出したといいます。

 開発にあたっては素材探しからスタートしたといいます。世界中から生地を取り寄せ、風洞実験にかけた結果として、ひし形模様の生地が有望と判断。次にひし形の大きさを様々にテストし、最適なひし形の大きさを導きました。そのうえで全日本のロードチームからロードレースに求められるウェアの機能を聞き出し、薄くて軽くて速乾性をもったジャージづくりを進めていきました。

ジャージには袖にスピードセンサーⅡを採用 Photo: Masahiro OSAWA

 開発においては、スピードセンサーⅡの素材の配置場所にも多くの労力を割いたと言います。素材の配置場所次第で、空気抵抗は変わってしまうからです。多数のサンプルを用意して、風洞実験を繰り返し、最終的にジャージは袖の部分、ショーツは前面ではなく背面の一部に用いることでベストな解が得られたといいます。

側面から背面にかけてスピードセンサーⅡを配置した Photo: Masahiro OSAWA

 ウェア上下に加えて、「スピード プリント ソックス」も登場。足首から上の部分にスピードセンサーⅡが用いられ、空気抵抗を軽減するソックスとなります。

■スピード プリント ジャージ
税抜価格:15,800円
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ブラック/アビス

■スピード プリント ビブパンツ
税抜価格:17,800円
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ブラック/アビス

■スピード プリント ソックス
税抜価格:3,500円
サイズ:M、L
カラー:ブラック/アビス

シティライドカテゴリーが誕生

 2つ目のトピックは「シティライド」カテゴリーの誕生です。現在のシティライド向けカテゴリのフリージーから名称を変更、新たに男女兼用のユニセックスモデルを多数展開していきます。

ユニセックスとなる「シティライド」カテゴリーが誕生。写真は「シティライド プリントジャージ」(マルチボーダー) Photo: Masahiro OSAWA

 名称どおり、シティライドに最適なウェアで、着心地はゆったりめ。吸汗速乾など、サイクリングウェアに求められる機能を備えつつ、普段着感覚で着こなせるカジュアルラインとなります。スポーツバイク初心者を対象にしたカテゴリーといえるでしょう。ユニセックスにしたのは、女性には男性的なデザインを好む人も多いことからです。女性にとっては選べる選択肢が増え、歓迎すべき流れと言えるのではないでしょうか。

 ニューモデルとして登場するのは、幾何学模様などでデザインした5種の「シティライド プリントジャージ」、グラデーション・ボーダーをあしらった「シティライド サイクルジャージ」ほか、胸ポケット付きの「シティライド タウン ポロ」です。

右から「シティライド サイクルジャージ」、「シティライド タウン ポロ」、キッズ用の「キッズ プリントジャージ」 Photo: Masahiro OSAWA

 ひと際、目を引くプリントジャージは、「街中になじむこと」をコンセプトとしており、デザインは目立ちすぎずも遊び心を感じさせるものとし、色使いは目立ちすぎないよう、アースカラーを用いるなど配慮したといいます。サイクリングウェアにありがちな原色に近い色使いではなく、風景に溶け込むことを優先したカラーリングとなっています。

「街中になじむ」をコンセプトにしたプリントジャージ Photo: Masahiro OSAWA

■シティライド プリント ジャージ
税抜価格:10,800円
サイズ:XS、S、M、L、XL
デザイン:トライアングル/ミックスストライプ/タイル/ランダムドット/マルチボーダー

■シティライドサイクルジャージ
税抜価格:9,000円
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:ブラック/グレー/セルリアングレー

■シティライド タウン ポロ
税抜価格:8,500円
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:ブラック/ネービー

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