ツール・ド・ランカウイ2013 第7ステージ大集団スプリントを制したグアルディーニがステージV 西谷泰治が9位に入る

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第7ステージのコースプロフィール ©Tour de Langkawi第7ステージのコースプロフィール ©Tour de Langkawi

 マレーシアで開かれている「ツール・ド・ランカウイ」は27日、クァンタン〜ドゥングンの149.8kmで第7ステージが争われ、アンドレア・グアルディーニ (イタリア、アスタナ プロチーム)が大集団でのゴールスプリントを制して勝利した。総合成績の上位陣に変動はなく、ジュリアン・アレドンド・モレノ(コロンビア、チームNIPPO・デローザ)がリーダージャージを守っている。

青いスプリント賞ジャージを着たグアルディーニが優勝。2位に終わったキッキが悔しがる。右から2番目に、9位に入った西谷が見える青いスプリント賞ジャージを着たグアルディーニが優勝。2位に終わったキッキが悔しがる。右から2番目に、9位に入った西谷が見える

 今日からマレーシア東海岸を舞台にレースが続く。第7ステージはマレー半島東岸の海岸線を北上していく149.8キロ。ほぼフラットなコースレイアウトではあるが、海から吹く横風が選手達を容赦なく襲う。照りつけていた太陽も隠れ、曇り空のもとスタートの幕が開いた。

 

【映像提供:シクロチャンネル】 
 

レース序盤から飛び出したトラヴィス・メイヤー(オリカ・グリーンエッジ)とシリル・ゴティエ(チーム ヨーロッパカー)レース序盤から飛び出したトラヴィス・メイヤー(オリカ・グリーンエッジ)とシリル・ゴティエ(チーム ヨーロッパカー)

 この日も火花散らすアタック合戦からレースは始まった。総合リーダーチームであるチームNIPPO・デローザはアタックをことごとくマークし、有力な逃げと判断すると福島晋一やバリアーニがそれに反応して潰しにかかる。新城幸也(チーム ヨーロッパカー)がアタックし福島がマークする、そんなシチュエーションも序盤に見られた。

 アタックが続く中、15キロ付近でトラヴィス・メイヤー(オリカ・グリーンエッジ)とシリル・ゴティエ(チーム ヨーロッパカー)が飛び出しに成功。スプリンターを抱えるチームが多いメーングループは、2人だけの逃げとあってこれを容認。タイム差は5分前後で推移し、レースは落ち着きを取り戻し進んでいった。

 イスラム教徒の多い東海岸、沿道にはヴェールをかぶった子供たちが沢山応援にかけつけ、選手達に熱い声援を送る。黄色い歓声を浴びながらレース中盤にかけ、メーングループをコントロールするのはNIPPO・デローザの6人。昨日遅れてしまった徳田鍛造と石橋学も、きっちり仕事をこなしてリーダーであるアレドンド・モレノをサポートしていた。

商店街の前を通過するプロトン商店街の前を通過するプロトン
プロトン前方はNIPPO、スプリントを狙うアスタナやオメガファルマ勢もこれに加わるプロトン前方はNIPPO、スプリントを狙うアスタナやオメガファルマ勢もこれに加わる

 レース終盤に差し掛かると、集団スプリントに持ち込みたいアスタナ、ヴィーニファンティーニが先頭交代に加わり、一気にペースが上がる。残り40キロを切ったところで早くも逃げの2人を吸収、激しい位置取り争いをしながら集団は突き進む。海岸線の細い道に設けられたゴール地点。蛇行を繰り返しながらゴールへと向かう集団。そして勝負の行方は集団スプリントに。

レース後半、エースのキッキのために集団を牽引する佐野淳哉レース後半、エースのキッキのために集団を牽引する佐野淳哉
グアルディーニは第4ステージからスプリント賞首位をキープするが、ステージ優勝は今回これが初めてのグアルディーニは第4ステージからスプリント賞首位をキープするが、ステージ優勝は今回これが初めての

 残り300メートル、アスタナの列車から解き放たれた、アンドレア・グアルディーニが一気に飛び出す。ランカウイマスターといわれた男が、チームのアシストを受けゴールラインを一番で駆け抜けた。「シーズン初めのレースで、徐々に連携がうまく取れている。残るステージも狙っていきたい」とグアルディーニは語った。

 日本人最高位は西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)で9位。グランツール常連である格上のプロ、プロコンチームの選手達に続いてのフィニッシュ。「チームでうまく連携し、いいタイミングでスプリントに入れたけど、一回り、二回りも体の大きな選手にはじき飛ばされこの順位だった」と残念そうにコメントを残したが、チームがうまく機能しているだけに、続いてのステージも狙っていくと、早くも気持ちを切り替えていた。

 
(取材・シクロチャンネル 写真・砂田弓弦)

 

第7ステージ結果
1 アンドレア・グアルディーニ (イタリア、アスタナ プロチーム) 3時間37分17秒
2 フランチェスコ・キッキ (イタリア、ヴィーニファンティーニ・セッレイタリア)
3 アイディス・クルオピス (リトアニア、オリカ グリーンエッジ)
4 アラン・デイヴィス(オーストラリア、オリカ グリーンエッジ)
5 アンドリュー・フェン (イギリス、オメガファルマ・クイックステップ)
6 スティール・ヴォンホフ (ガーミン・シャープ)
7 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ブランコ プロサイクリング)
8 ブリアン・コカール (フランス、チーム ヨーロッパカー)
9 西谷泰治 (愛三工業レーシングチーム)
10 リコ・ロジャース(ニュージーランド、シナジー・バク サイクリングプロジェクト)

15 福田真平 (愛三工業レーシングチーム)
54 中島康晴 (愛三工業レーシングチーム)
68 徳田鍛造 (チームNIPPO・デローザ)
73 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム)
90 石橋学 (チームNIPPO・デローザ)
93 盛一大 (愛三工業レーシングチーム)
107 佐野淳哉 (ヴィーニファンティーニ・セッレイタリア)
110 福島晋一 (チームNIPPO・デローザ)
111 新城幸也 (チーム ヨーロッパカー)
122 綾部勇成 (愛三工業レーシングチーム) +1分5秒

個人総合成績
1 ジュリアン・アレドンド・モレノ (コロンビア、チームNIPPO・デローザ)  25時間55分05秒
2 ピーター・ウェーニング (オランダ、オリカ グリーンエッジ) +1分15秒
3 セルジョ・バルディリャ (スペイン、MTNキュベカ) +2分10秒
4 ピーター・ステティナ (アメリカ、ガーミン・シャープ) +2分32秒
5 ワン・メイエン (中国、ハンシャンサイクリングチーム) +2分40秒
6 ネイサン・ハース (オーストラリア、ガーミン・シャープ) +2分48秒
7 フォルッナート・バリアーニ (イタリア、チームNIPPO・デローザ) +2分49秒
8 ジョン・エブセン (デンマーク、シナジー・バク サイクリング) +2分55秒
9 ツガブ・グルメイ (エチオピア、MTNキュベカ) +2分58秒
10 アミール・コラドザグ (イラン、タブリーズ・ペトロケミカル チーム)

26 新城幸也 (チーム ヨーロッパカー) +11分09秒
42 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム) +16分16秒
49 中島康晴 (愛三工業レーシングチーム) +18分34秒
63 西谷泰治 (愛三工業レーシングチーム) +25分56秒
73 福島晋一 (チームNIPPO・デローザ) +35分26秒
84 佐野淳哉 (ヴィーニファンティーニ・セッレイタリア) +38分14秒
87 石橋学 (チームNIPPO・デローザ) +38分56秒
112 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) +49分20秒
114 盛一大 (愛三工業レーシングチーム)
122 徳田鍛造 (チームNIPPO・デローザ) +51分34秒
125 綾部勇成 (愛三工業レーシングチーム) +54分47秒

ポイント賞
アンドレア・グアルディーニ (イタリア、アスタナ プロチーム)

山岳賞
ワン・メイエン (中国、ハンシャンサイクリングチーム)

アジア・ライダー総合成績
ワン・メイエン (中国、ハンシャンサイクリングチーム)

チーム総合成績
MTNキュベカ

 

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