バイクインプレッション2020レースも走れる万能エンデュランスモデル カレラ「ER-01 ディスク」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 イタリアの名門カレラのエンデュランスレーサー「ER-01 ディスク」のインプレッションをお届けする。ディスクブレーキを備えた入門用としても人気の高いこのモデルを、雨のコースで実走した。

カレラ「ER-01 ディスク」 Photo: Masami SATOU

 ER-01はリムブレーキモデルとディスクブレーキモデルをそれぞれラインナップしている。フレームセット販売、完成車販売どちらも取り揃え、ユーザーの用途に合わせた選択ができるのも特徴の一つ。フレームセットはリムブレーキモデルで10万8000円(税抜)、ディスクブレーキモデルで13万8000円(税抜)とお手頃な価格が魅力だ。

フラットマウントタイプのディスクブレーキを装備 Photo: Masami SATOU

 リムブレーキモデルとの差は、スルーアクスル対応とブレーキの台座が異なるほか、フレームを構成するカーボンの比率が若干変更され最適化されていることが挙げられる。基本的にはエントリーグレード然としたオーソドックスな構成であるが、スローピング形状や、かっちりとしたシートステーのスタイリングからカレラらしさを感じた。

ブリッジが施されたA型のシートステイ Photo: Masami SATOU
油圧のホースやシフトワイヤーはオーソドックスにハンドルの外を通る Photo: Masami SATOU

鋭いレスポンスが癖になる

 もともと、10万円台のフレームセットでも優れた走行性能を持つロードバイクを作り続けてきたカレラ。これまでと同じように、ER-01にもレーサーとして光る走りを宿していることが乗ってすぐに分かった。

 エンデュランス系のコンセプトで設計されたモデルでありながら、ペダルを踏み込む度にグッとリア三角から押し出しだされるように加速する。ダンシングではリズミカルに、そして小気味よく車体を操ることができた。しっかりパワーをかけてもBB付近はややウィップしつつも、走りの肝となる前後の軸はよれる感覚はない。スルーアクスル化が効いているのだろう。

カレラらしい鋭いレスポンスが楽しめるエントリーレーサーだ Photo: Masami SATOU

 撮影時はあいにくの天気ではあったが、ディスクブレーキの良さはここぞとばかりに発揮できた。しっかり、意図した挙動で制動できるのはこの機構ならではだ。完成車にはシマノ105スペックのブレーキが装着されているので、安心して使用することができるだろう。

 カレラの上位グレードのバイクは、まさにレーシングモデルという乗り味で鋭さが際立っているが、ER-01にもエッセンスは取り入れられつつも、エントリー層にも乗りこなせる懐の広さがあった。エンデュランスという位置づけに捕らわれず、レースからロングライドまでこなせる万能モデルである。ディスクロード1台目のユーザーはぜひ選択肢に加えてほしい1台だ。

■カレラ「ER-01 ディスク」

税抜価格:138,000円(フレーム)、245,000円(105完成車)
重量:1020g(Mサイズフレーム)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL

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