安全な走行に欠かせない標準装備にガーミン新型Variaリアビューレーダー スマホアプリ対応の「RTL515」と「RVR315」をレビュー

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 ガーミンのVariaリアビューレーダーの新モデル、「RTL515」と「RVR315」のレビューをお届けする。リアビューレーダーがどんな場面で役立つのか、どのように動作するのかを分かりやすく動画でも紹介。両製品は6月18日に販売を開始した。(動画は記事下段を参照)

ガーミンの最新Variaリアビューレーダー「RTL515」、「RVR315」をレビュー Photo: Shusaku MATSUO

リアビューレーダーは何に役立つ?

 「リアビューレーダーって何?」と疑問に思う読者も多いだろう。Variaリアビューレーダーは、後方から接近する車両をデバイス本体から発せられるミリ波レーダーが検知し、ディスプレイへと表示。車両の数、相対的な速さ、追い抜かれるタイミングを一目で表してくれる優れモノだ。

 例えば、車道を走行中に前方で路上駐車の車が止まっているとする。安全に通り過ぎるために、車両の右側を安全な距離を保って走らなければならないが、後方から迫る車両にも注意しなければならない。こうしたケースでVariaリアビューレーダーは大活躍する。あらかじめ接近する車両の有無を知ることで、余裕を持って後方を目視しつつ、安全に路上駐車車両をパスできることだろう。

 車両は後方約140mから検知が可能。昼夜問わず、「あんなに離れた車両まで届くのか?」と思うほど遠方を走る車両に関しても検知ができた。ガーミン社のサイクルコンピューター「Edge」(エッジ)シリーズのディスプレイには接近中の車両(画面サイドに白のドットで表示)の数やカラーシグナル(グリーン:車両なし、オレンジ:車両接近中、レッド:車両急接近中)で状況を示してくれる。ディスプレイを凝視することなく認知させてくれる便利な機能だ。

アプリ活用でサイコンいらず

 これまではエッジシリーズのみ対応していたVariaリアビューレーダーだが、新たに登場したスマートフォン用の公式アプリにも対応することとなった。通信規格はANT+に加えて、Bluetoothにも対応している。

レーダー機能に絞ったスマートな「RVR315」 Photo: Shusaku MATSUO

 レーダー機能のみのRVR313は、RTL515と比較してコンパクトかつ軽量な仕上がりで、シートポストにもスマートに収まる。もし他のリアライトを付近に装着していても邪魔にならないサイズだろう。

スマホの大きな画面で接近する車両を把握でき、視認性は抜群に良い Photo: Shusaku MATSUO

 スマホとの接続はとても簡単だった。アプリを起動し、RVR315のボタンを押すだけですぐにペアリングが完了。あとはスマホをハンドルに取り付けて走り出せばVariaリアビューレーダーの性能を体感できる。サードパーティの地図アプリ「Ride with GPS」や「Komoot」にグラフィックをオーバーレイする機能も備わっている。エッジを用意しなくてもよいRVR315+スマホは安価に導入でき、クロスバイクユーザーやロードバイクビギナーにおすすめの組み合わせだ。

 一方、LEDライトを備えたフルスペックの「RTL515」は、既存のエッジユーザーで、よりこだわったセッティングを施したいサイクリストに向いている。前作の「RTL510」から大きく変わった点はなく、稼働時間の微増とアプリ対応のみの進化になるが、基本スペックの高さとカスタマイズ性が魅力的な製品だ。

昼間でも抜群の視認性を誇るLEDライトを擁する「RTL515」。エッジシリーズからライトをセッティング可能。サイドに白いドットとして近づく車両が表される Photo: Shusaku MATSUO

 まず、LEDライトの性能が優秀だ。日中でも約1.6km離れた場所から視認できるほどの光量で、車が接近すると点滅パターンへと自動的に切り替わり、ドライバーへ注意を促してくれる。昼間でもまぶしいほどの明るさがある。

 車の追突防止に役に立つ光量だが、グループライド時にまぶしすぎても困りものだ。しかし、RTL515は「プロトンモード」を搭載。エッジ上の「ウィジェット」から設定することで、ライトの明るさを落とし、後方のサイクリストへ配慮できる機能が追加された。プロトンモードのほか、点滅や点灯といった調整で可能で、走る場所やシチュエーションに合わせた細やかなセッティングができるのがRTL515の強みだ。

 今回あらためてVariaリアビューレーダーを体験し、接近車両の把握がどれほどライド中に心のゆとりへと繋がるかを実感できた。道路を安全に走るうえで、サイクリストの標準装備ともいえる製品である。

■Variaリアビューレーダー「RVR315」

税抜価格:16,800円
サイズ:40 × 72 × 20 mm
重量:51g
稼働時間:最大7時間

■Variaリアビューレーダー「RTL515」

税抜価格:23,800円
サイズ:39.6 × 98.6 × 19.7 mm
重量:71g
稼働時間:最大16時間(点滅)、最大6時間(点灯)


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