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適切に管理してパンクのリスクを減らそうロードバイク初心者が知っておきたいフロアポンプの種類と使用頻度 編集部オススメも紹介

by 中山順司 / Junji NAKAYAMA
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 ロードバイクを購入したら、同時に「ヘルメットやライトを買わねば…!」とは思いますが、意外に忘れやすいのが「フロアポンプ」(空気入れ)です。スポーツタイプの自転車のタイヤは、乗る・乗らないに関係なく空気は少しづつ抜けていきます。1~2週間も放置すれば適正空気圧を下回ってしまうものです。

 近くに自転車屋さんがあればそこで空気を入れるのも良いですが、抜けるたびにいちいち行くのは現実的ではありません。フロアポンプはそこまで高くないので、ぜひ購入しておきましょう。本記事では、ロードバイクへの空気の入れ方や、空気を入れる頻度、おすすめフロアポンプについてご紹介します。

スポーツタイプの自転車に乗るなら、1つは持っておきたいフロアポンプ Photo: Shusaku MATSUO

自宅で使うのがフロアポンプ

 ロードバイクに使う空気入れは、主に「フロアポンプ」と「携帯ポンプ」の2種類あります。基本的なメンテナンスとしての空気入れは、フロアタイプを使いましょう。スポーツバイクを買ったら、フロアポンプは一家に1つ! です。

 フロアポンプは上からハンドルを押し下げて入れる一般的な形状の空気入れで、効率よく空気を入れることができます。一方、携帯ポンプは10cm~50cmくらいの大きさで持ち運び可能です。サイクリング中のパンク修理時に活躍しますが、小型なのでくり返しポンピングをする必要があり、高圧を入れるのに時間とエネルギーがかかってしんどいです。

タイヤの種類によって空気の入れ口(チューブのバルブ)が違う

 ロードバイクなどのスポーツバイクと軽快車(ママチャリ)では、チューブのバルブ形状が違います。ロードバイクやクロスバイクはたいてい「仏式」(プレスタバルブ、フレンチバルブ)で、ママチャリは「英式」(ウッズバルブ)です。

画像斜め右の細めの金属部分がが仏式バルブです Photo: Junji NAKAYAMA

 ロードバイク場合、ほとんどのチューブは仏式バルブです。それ以外に「米式」(シュレーダーバルブ、アメリカンバルブ)もありますが、これはマウンテンバイク(MTB)や子ども用自転車にメインで使われているので今回は割愛します。

 基本的にはそれぞれのバルブに適合したフロアポンプを使う必要があります。ただ、フロアポンプによってはアタッチメントを付け替えることで英式も仏式も米式も使えたりします。スポーツバイクとママチャリをフロアポンプ1つでまかないたい場合は、仏式と英式に適合したものを買うと併用できて便利です。

米・仏式対応の空気入れに左のアタッチメントを装着すれば、英式バルブに空気を入れられる Photo: Junji NAKAYAMA
アタッチメントが付属したものを買えば、様々な自転車に空気を入れられる(写真のポンプは英・仏・米式に対応) Photo: Junji NAKAYAMA

 なお、我が家のフロアポンプは英式、仏式、米式すべてOKなタイプです。

メーター付きが使い勝手が良い

 フロアポンプはメーター付きのほうが空気圧が管理がしやすくてオススメです。ロードバイクのタイヤはシティサイクルやMTBに比べ、高圧に入れる必要があるのと、規定された数値に合わせてこまめに入れねばなりません。

スポーツバイクの空気入れはメーター付きのものがベスト Photo: Junji NAKAYAMA

 ママチャリの英式バルブ用ポンプだとメーターはなく、「なんとなく勘で入れられるだけ…」って雑にやっていたかと思いますが、スポーツバイクは高速で走るものなので、メーカー指定の空気圧を気にしたほう良いです。

ロードバイクの空気入れの目安・頻度は?

 メーカー指定の空気圧はどのように確認するのか? ですが、タイヤ側面に推奨気圧が書かれています。読みにくいですが必ず記載されています。そこに書いてある指定空気圧は超えないように注意してください(まあ、ちょっと超えたからといって暴発するようなことはないのでご安心を)。

この場合、7~11BAR(もしくは100~160PSI)の間で空気圧を調整します Photo: Junji NAKAYAMA

 空気を入れる頻度ですが、2~3日ならそのままでOK。1週間ほど間が空いたら必ず入れましょう。指で触ったくらいでは減ったことを感じないかもしれませんが、確実に抜けています。

 減っているとタイヤが変形しやすくなり、パンクリスクが増えます。「そんなにしょっちゅう入れなきゃいけないの? めんどくさ~」と思うかもしれませんが、空気を入れる時間ってほんの30秒程度のことですよね? それでパンクリスクが激減するならやっておくほうが賢明です。

 ちなみに筆者は毎週末走るのが習慣化していますが、空気は出発直前に入れることをルールにしています。べつに大した作業でもないので、儀式と割り切ってやっています。この心がけのおかげだけではないかもしれませんが、2015年以来、丸5年ほどパンクに見舞われておりません。

おまけ:フロントよりリアをちょっと空気圧高めに入れる

 最後に1つ、コツを紹介しますと、空気圧は前後でちょっと変えるとバランスがいいです。具体的にはリアがちょっと高めがベター。理由は「体重は後輪のほうに乗るから」です。ロードバイクに乗る姿をイメージすると、重心が後ろになっているのが分かりますね。なのでちょっと硬めにしてあげるのが都合がいいのです。

前後の空気圧を変えるのもちょっとしたテクニック Photo: Junji NAKAYAMA

 前後で空気圧を同じにしているよって人もいらっしゃいますが、体感では9割以上のロード乗りが前を0.5barほど低め(例:前6.5bar 後ろ7.0bar)にしている印象です。

中山順司(なかやまじゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するおっさんブロガー。ブログ「サイクルガジェット(http://www.cycle-gadget.com/)」を運営。徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ローディの方はもちろん、これからロードバイクを始めようかとお考えの方が、「こんなコンテンツを読みたかった!」とヒザを打って喜ぶ記事をつくります。勤務先はファベルカンパニー。
twitter: @Cycle_Gadget(https://twitter.com/Cycle_Gadget

空気の入れ方を動画で解説

 YouTubeの総合自転車チャンネル「サイクリストTV」では、ロードバイクやクロスバイクなど、スポーツバイクビギナーに向けた動画を公開中です。

 フロアポンプを使った空気の入れ方も動画で紹介しています。そのほかのコンテンツもぜひチェックしてみて下さい!

編集部オススメの空気入れ

石川海璃のオススメ
米仏バルブに対応で最大11気圧(160PSI)もの空気を入れられます。アタッチメントを取り付ければ英式も使えます。1台3役、スポーツバイクから軽快車まで、様々なバイクの空気入れはこれ1つあれば賄えます! 価格に似合わない軽いポンピングも魅力。女性でもハンドルにしっかりと体重を乗せればしっかりと空気を入れられると思います!

大澤昌弘のオススメ
空気入れは本体重量が軽すぎると入れにくいですが、このJoeBlow HPX MAXは重さ1.2kgで安定感があります。米式・仏式バルブが簡単に切り替え可能。エアリリースボタンもついているので、入れすぎたときには、ボタンを押すだけで減圧可能なのもいいところです。充填できるのは最大200psi(13気圧超)まで。ここまで入れることはないのですが、記しておきます。25cタイヤでゼロから7気圧まで入れるには45回のポンピングが必要。もう少し回数が少ないほうがいいとも思いつつも、大きな不満はありません。

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