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住んでいる地域に応じて明るさを使い分けロードバイク初心者が知っておきたいフロントライトの選び方と編集部のオススメ

by 中山順司 / Junji NAKAYAMA
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 自転車に乗る上で必要なのがライトです。道路交通法52条には灯火について「自転車も主に公道を通行する際には、“夜間”は他車の通行の妨げにならない限り、灯火しなければならない」との規定が記載されています。ここでの夜間の定義ですが、「日没時から日出時までの時間」です。

 昼間だけ乗るつもりでも、予想外のトラブルのせいで帰宅が夕方や夜になってしまったという経験は皆さん一度はきっとあるはず。よって、あらかじめライトを用意しておくほうが良いでしょう。今回はロードバイクやクロスバイクをはじめとしたスポーツバイクのフロントライトの選び方を解説します。

必須アイテム、フロントライトの選びかたを紹介 Photo: Shusaku MATSUO

スポーツバイクを買ってもライトは付いてこない

 ママチャリ(軽快車)ですと、購入時に自転車用ライトやリフレクターが自転車の一部として付属されていることがほとんどですが、スポーツバイクはそうではありません。自分でライトを購入する必要があります。ライトだけではなく、色んなものが「付かない」のがスポーツバイクです。ロードバイクですとペダルすらついてこないモデルが大半です。

 初めてロードバイクを買うと店員さんに「ペダルはどうします?」と聞かれます。一瞬疑問に思うかもしれませんが、そういう乗り物です。言い換えると、何から何まで“自分好み”に仕立てられることがロードバイクの醍醐味だったりします。

100均の安いライトではダメなのか?

 結論から言うと100均で売っているような安いライトではダメです。理由はライトがあっという間に壊れるから。とくに雨には弱く、一発で浸水して使い物にならなくなります。安物買いの銭失いです。せっかくのカッコいい愛車にはそれなりのフロントライトを授けてあげようではありませんか。

使用期間わずか2週間でダメになった100均のリアライト Photo:Junji NAKAYAMA

 上の画像は100円で買ったリア用ライトですが、雨の日に漏電しておしゃかになりました。使用期間わずか2週間。それに懲りて、二度と100均ライトには手を出していません。

 ただ、万が一出先でライトの電池が切れて充電する手段がないとしたら、私は真っ先に100均ショップをGoogle Mapで検索して応急処置的にライトは買うと思います。とりあえず家に安全に帰るだけのためなら利用価値はありますので。

どれくらいの明るさのライトを選ぶべきなのか

 東京都道路交通規則には、フロントライトは「白色又は淡黄色で、夜間、前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有する前照灯」と定められています。

 豆電球のような心細いフロントライトもありますが、それだと前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認できません。自転車用ライトでは明るさを示す単位の一つ、ルーメン(lm)で考えると最低でも300ルーメン以上はほしいところ。都内などの街頭や街の光がある場所ならこれくらいで大丈夫でしょう。河川敷や田舎、山間部であればさらに明るい400~800ルーメンあると安心です。

 「町中に住んでいるから、じゃあ小さいライトで十分だ」かというとそうではありません。どこに住んでいるかに関係なく個人的におすすめしたいのは、400ルーメン以上のフロントライトです。なぜなら明るめのライトはその分電池の容量も大きく長持ちするから。値が大きいライトを選び、やや低めのモードで照らせば長時間使えて安心です。

 ライトの本体はルーメンの数値が高くなるほど本体が大きくなりますが、たいした重量増ではないので気になることはないでしょう。ライトのサイズよりも「走っている途中に電池が切れたらどうしよう」という不安、目の前の障害物が見えづらいまま走るほうがよほど精神衛生によくありません。

 ちなみに筆者は800ルーメンのかなり明るいライトを愛用しています。MAXパワーで照らすことはほぼなく、中間の400ルーメンくらいの光量に設定し、長時間のライドで使えるようにしています。この方法にしてから一度もライド中に電池が切れたことはありません。

筆者が愛用するキャットアイの「VOLT800」 Photo:Junji NAKAYAMA

 スポーツバイクのライトは安いものは3000円くらいで、ルーメン数が高くなるほど価格もアップするため、1万円を超えるものもあります。つまり、盗難の対象になるので、駐輪しておくときはライトは取り外すのが賢明です。

USB充電タイプのライトか、乾電池タイプのライトか

 最近の主流はUSB充電タイプのライトです。乾電池タイプもありますが、ややマイナーで選択肢も少なめ。どちらがベターかはひとそれぞれですが、メリット・デメリットを記しておくと

USB充電式のライト

メリット:軽い。職場や自宅、PCに繋いで気軽に充電できる。電池の買い替えがないので経済的

デメリット:こまめな充電が必要。持ち時間が乾電池式に比べると短め。

乾電池式のライト

メリット:長持ちする。電池切れしてもコンビニなどで交換できる。

デメリット:経済的ではない。重い。

 筆者はどちらも経験してますが、使い比べた結果いまは「USB式」です。充電はライドのたびに行って途中で切れないように心がけるだけでよいですし、メリットのほうが大きいと感じます。

Micro-USBケーブルで充電します Photo:Junji NAKAYAMA

 ただし、充電ケーブルを携行しておかないと「出先で充電できない!」という事態に陥ります。いちいち持ち歩くのではなく、自宅に1本、職場に1本ケーブルを用意しておくと安心です。ちなみに筆者はサイクルポーチに常時充電ケーブルを1本仕込んでおります。これで忘れてしまうリスクはゼロです。

まとめ

① ルーメン数はなるべく上のものを(理想は1000ルーメン以上、最低でも300ルーメンはほしい)

② USB充電式が使い勝手が良い

③ 100均の安物ではなく、ショップでちゃんとしたモノを選ぶ

中山順司(なかやまじゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するおっさんブロガー。ブログ「サイクルガジェット(http://www.cycle-gadget.com/)」を運営。徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ローディの方はもちろん、これからロードバイクを始めようかとお考えの方が、「こんなコンテンツを読みたかった!」とヒザを打って喜ぶ記事をつくります。勤務先はファベルカンパニー。
twitter: @Cycle_Gadget(https://twitter.com/Cycle_Gadget

編集部 オススメのフロントライト

編集部 石川海璃のオススメ
自分が路面状況を見たり、相手に認識してもらうために十分なスペックを備えたモデルです。キャットアイの製品の中では通勤・通学、ロングライド向けにラインナップされています。迷ったらコレ定番ライトの一つ!

編集部大澤昌弘のオススメ
600ルーメンのライトで正直、値段は高いです。しかし、であります。このライトは多くのことができる超魅力的なライトなのです。まずはスマホのモバイルバッテリーになること。これなら遠征してスマホのバッテリーが危機になっても大丈夫。次は別売のモジュールを交換すれば1000ルーメンのライトに変身できること。最後は、ステムの長さ、ケーブルの取り回しといった条件がそろった場合ですが、ハンドル下に取り付けて、ロードバイクのスタイリッシュさを保てます。魅力は他にもまだありますが、詳しくは別の機会で。ライトとスマホのモバイルバッテリーを買ったと思えば、それほど高くはないかもですね。600ルーメンあれば、とりあえず、市街地の比較的くらいところでもばっちり明るく照らしてくれます。

編集部 石川海璃のオススメ
暗い夜道におすすめのライトです。15~1000ルーメンの光量と点灯パターンの組み合わせで、8つのモードを搭載。周囲の状況に合わせてライトの明るさを変えられます。ゴム製のバンドで取り付けるため、ある程度つける位置を自由に決められます。私も愛用しているのですが、何より気に入っているのが2年間の製品保証。「正規取扱店で購入した製品の、製造上の欠陥および素材の欠陥に対し、2年間の保証期間」が設けられています。

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