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使ってよかった自転車アイテムビンディングペダルを買うならスピードプレイ「ZERO」、ロードバイク初心者へオススメする理由

by 大関賢土 / Kento OZEKI
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 皆さんはロードバイクに乗るとき、ビンディングペダルと専用のサイクリングシューズを使っていますか? 初めてロードバイクに乗る方だと「ただでさえ高いサドルと低いハンドルで乗りづらいのに、さらに足まで固定されるビンディングペダルなんて怖くて無理!」という方もいるかもしれませんね。

 でも、少し自転車に慣れてきたらビンディングペダルを使用することをオススメします。ここでは専門的な話は省きますが、ビンディングペダルとシューズを使用することで、使用できる筋肉が大幅に増え、出力は1.3倍以上になると言われています。1.3倍とは凄いですよね!(もし仕事が1.3人分の力でできるようになると考えたら分かりやすいでしょうか笑)

 ビンディングペダルを使うことで、今までよりも楽に自転車を進めることができると考えたら、素敵なパーツに見えてきませんか? そこで私がオススメしたいのが、SPEEDPLAY(スピードプレイ)社のZEROペダル(以下、通称のスピードプレイ)です。私はこれまでシマノ、LOOKのペダルを使い、現在はスピードプレイを使用しています。そしてスピードプレイにしてからは、10年間ブランドを乗り替えていません。なぜスピードプレイを使い続け、そして初心者にもオススメしたいのかをポイントに分けてご紹介しましょう。

SPEEDPLAY特有の丸い踏み面が特徴的
スピードプレイ特有の丸い踏み面が特徴的 Photo: Kento OZEKI

オススメポイント1:両面キャッチが可能!

 最大の理由は、ペダルを両面でキャッチできる点です。ビンディングペダルを知らない人からすると、ペダルには表も裏も足を乗せられると思うのが普通ですが、ビンディングペダルは自転車(クランク)と足を固定する機構を搭載している関係で、片面しかシューズと固定する面を持っていません。ロードバイク用のビンディングペダルとして有名なシマノ、LOOK、TIMEの3社はどれも片面で固定する方式のペダル(オフロード用を除く)となっています。

 一方で、スピードプレイは固定機構をクリート側に搭載しており、クリートがペダルをキャッチする仕組みになっているため、両面を使用できるというわけです。

左右ともに裏表違いはなし Photo: Kento OZEKI
ペダルがクリートにキャッチされた状態 Photo: Kento OZEKI

 ロードバイクに乗り慣れている人からすれば、ビンディングペダルとシューズとの固定(ペダルキャッチと言います)は目をつぶっていてもできることですが、初心者のときにはこの動作が難しいものです。

 そのため、初心者はペダルキャッチを目視しがちですが、上手くキャッチできないと、ペダルが漕げずに倒れてしまったり(いわゆる立ちゴケ)、最悪の場合、不注意から他の車両と衝突してしまうことになりかねません。

 私も初心者だったころに坂道発進や信号からのスタートで立ちゴケをして痛恥ずかしい思いをしました。そうした点から両面でキャッチできるスピードプレイは、発進・停車の際もペダルキャッチを気にすることなく自転車の操作に集中することができるセーフティで便利なペダルと言えます。

オススメポイント2:調整が自由にできる!

 フラットペダルであれば、足を置いた位置が悪ければ動かせばいいだけなのでペダルの調整は発生しませんが、ビンディングペダルは自転車と足を固定するので、その人のペダリングに合わせてシューズの裏に付けたクリートとペダルの調整機構を調整して無理のない足の位置を設定します。

 どのメーカーの物でも一定の調整はできるのですが、スピードプレイでは特に振り幅(足首を動かせる遊び)が0度〜15度と他社製に比べて大きく調整可能になっており、O脚等でペダリングでの膝への負担が不安なユーザーにもありがたい設計となっています(他メーカーでは振り幅を大きくしたい場合には、クリートを交換する必要があります)。

振り幅の調整がサッとできる機構 Photo: Kento OZEKI

 またこの調整はプラスドライバー一本でできるので、実際にライドで外に出ているときでも容易にセッティングを煮詰めることができます。例えば、ペダリングにダイレクト感が欲しいので振り幅の遊びを固定したいときや、逆に遊びが少なくペダリングに無理があると感じる時なども道端に止まってサッと調整ができます。私はこの機構が気に入っており、少しずつ調整幅を変えて個人的に「無理なく踏めている最高の感覚」を煮詰めています。

オススメポイント3:クリートカバーを使えばクリートが摩耗しない!

 スピードプレイの欠点は、ペダルとクリートのセットが他のペダルと比較して高価なことです。また、前述したようにクリートがペダルの固定機構を持っているため、クリートの損耗には大きなコストが伴います。

 しかし、クリートカバーを使用することで、クリートの寿命をかなり伸ばすことができます。他社にもクリート保護用のカバーはありますが、乗降のたびに脱着する必要があり、意外と手間になります。対してスピードプレイのクリートカバーは、カバーを装着したままペダルキャッチができるため、自転車に乗っているときも降りているときもカバーの存在を気にする必要はありません。

クリートカバーはボロだが、クリートはほとんど傷ついていない Photo: Kento OZEKI

 また、カバーをしていればコンビニ等のスリッピーな場所でも、心配はありません。実際にクリートカバーの有無でどの位の寿命差があるのかですが、個人的に試した結果では装着なしの場合は1年~1年半、装着有りの場合には3年以上使用できました(表面の金属より内部のプラスチック部分が劣化することでダメになりました)。現在のラインナップは、すべて純正クリートカバーが付属となっているので、購入してしまえばそれほどクリートの損耗を気にする必要はないでしょう。

スピードプレイで気をつけておいたほうが良い点

 ここまでおすすめポイントをお伝えしましたが、使用上、気を付けておくポイントもありますので説明しておきます。

・ペダルの重量について

 スピードプレイはペダルの重量が軽く、バイクの軽量化になるという話を良く聞きますが、これは間違いです。確かにペダル単体は軽量ですが、クリートとセットで考えた場合は他社製品と比べて圧倒的に軽量というわけではありません。もちろん自己満足の世界なので、車体そのものの重量を軽く仕上げることを否定はしませんが、実走時は重量の優位性はそれほどありませんし、あくまでペダルの機能が優秀な製品だと見るべきでしょう。

 ちなみにスピードプレイには現在2種類のシャフトがあり、クロモリシャフトとステンレスシャフトに分かれています。クロモリよりステンレスモデルの方が若干軽量ですが、その分お値段も少しお高めになります。

 またクロモリは黒に塗装されていますが、ステンレスは素地の色でシルバーになっていますので、この辺りは好みで選べば良いでしょう。私は色の好みでステンレスモデルを使用しています。

・メンテナンス回数が多い

慣れてしまえば簡単な作業(ペダルを外す必要はありません) Photo: Kento OZEKI

 シマノやLOOKよりもメンテナンスの頻度が多くなります。メーカーでは3000kmまたは3カ月ごとのメンテナンスを推奨しており、グリスアップが必要となります。グリスアップはショップに依頼することも可能ですが、慣れてしまえば自宅で簡単にできる作業(作業時間10分)ですので、それほど身構えるような物ではありません。むしろここからメンテナンスの習慣をつけるのも良いかもしれません。

 これらのように気をつけるべきポイントはありますが、スピードプレイはそれ以上にメリットが多い製品です。もし足首や膝の可動域をより大きく取りたい方、もっと自分に合った製品を探しているという方は、スピードプレイの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

大関賢土(おおぜき・けんと)

平成元年生まれのロングライド系チャリダー。速くはないが、ヒルクライムが好きで、2017年より日本中の峠を登り総評するブログ「え、登らないんですか?」を運営中。ブログ運営の他、自治体向け観光PRのドローン撮影やロードレース、トライアスロンイベントでの運営サポート、撮影業務も行う。各種SNSにて情報発信していますので、お気軽にフォロー下さい。

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