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買ってよかった自転車アイテムサイクリストにオススメなアクションカメラ厳選2台 「GoPro HERO8 Black」と「Insta360 GO」を比較

by 大関賢土 / Kento OZEKI
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 最近では一般的(もはや定番)となったサイクリングのお供となるアクションカメラですが、現在市場には種類や価格帯も様々なアクションカメラが出回っており、我々サイクリストにとっては嬉しくも悩ましい状況となっています。

 また以前はアクションカメラと言えばGoProの一強となっていましたが(今でもその節は強いですが…)、様々なアクションカメラを使用してきた(古くはポラロイドのアクションカメラから最新のリコーTHETAまで)筆者が改めて今、自転車と相性が良いと考えているアクションカメラ「GoPro HERO8 Black」(以下、HERO8 Black)と「Insta360 GO」の2台について紹介したいと思います。

画像左:GoPro HERO8 Black、右:Insta360 go Photo: Kento OZEKI

 この2台は同じアクションカメラでありながら、少し性格の違う製品となっています。それぞれの製品を比較しながら、どちらがどんなユーザーに向いているのかも合わせて紹介していきます。

GoProとInsta360について

 誰もが一度は聞いたことがあるほど有名なGoProは、やはり外すことのできない定番アクションカメラと言えるでしょう。一方でInsta360については、聞いたことがない人も多いかもしれません。

 Insta360は中国の深圳にあるArashi Visionという会社の製品群で、360度アクションカメラが主なラインナップとなりますが、Insta360 GOは初の360度ではないアクションカメラとして販売された製品です。

 それぞれの製品はどちらも自信を持ってオススメできますが、それぞれ一長一短があります。ですので、ユーザーの使用目的に合わせて選べるように、主な項目で比較していきたいと思います。

価格を比較

【HERO8 Black】

 販売サイトにもよりますが、HERO8の実売価格は4万5000円~5万円程度となっています。アクションカメラの中でも高級機に属する価格帯です。予算的に厳しい場合は、値段が下がっていながら大きな性能差のない先代のHERO7を候補にするのもアリです。

【Insta360 GO】

 こちらも販売サイトによって差はありますが、2万2000円前後で販売されています。機能はGoProに及びませんが、手ごろな価格帯なのは嬉しいポイントです。

重量とサイズ

【HERO8 Black】

 126gとなっており、先代のHERO7より10gの重量増となっています。とはいえブラケットが内蔵されているため、取り付けにケースが必要なHERO7と比較するとトータルでは軽量になります。ありとあらゆる機能が詰め込まれているだけに重量がかさむのは致し方ないかもしれません。

 サイズについては、幅×高さ×奥行き=66.3×48.6×28.4mmと比較的大きいです。自転車に取り付けて利用する場合が多いと思うので、そこまで気になることはないかもしれませんが、ヘルメットにマウントして利用する場合などはその重さを感じるでしょう。

【Insta360 GO】

 重量は18.3gとアクションカメラとしては最軽量です。サイズも幅×高さ×奥行き=49.4×21.4×14.85mmと親指と同じサイズ感となります。

 重量を気にするサイクリストにとっては非常にありがたいです。データ転送や予備バッテリーの機能と保護ケースを兼ねる充電ケースを含めても60g程度です。

HERO8 BlackとInsta360 GOの大きさを比較 Photo: Kento OZEKI

画質

【HERO8 Black】

 4K60fpsまで対応したGoProの画質はアクションカメラとしては文句のつけようがありません。最近ではTV等のメディアでも利用されており、大きな画面でもストレスなく見ることのできる画質となっています。

 また、HERO7から採用されたHyperSmoothという手振れ補正機能は強力で、HERO8 Blackでは2.0に強化され更にスムーズな映像を撮ることができるようになっています。ロードバイクに装着すると、舗装の凹凸は全く分からないほど滑らかな映像になり、映像の見やすさもピカイチと言えるでしょう。

 ただし画質が良いぶん、データ容量が大きくなりがちなのはトレードオフの関係と言えそうです。

【Insta360 GO】

 動画はフルHDで25fpsまでの対応となります。画質で比較するとHERO8 Blackに分がありますが、映像作成等をせずにSNSなどでの利用やスマホに残す程度の利用にとどまるのであれば、Insta360 GOで十分と言うのが個人的な感想です。

 またFlowStateと呼ばれる手振れ補正機能が搭載されており、HERO8 Blackと同様に強力な手振れ補正を行ってくれます。ただ、縦揺れには多少弱い部分があるのか、縦揺れが大きいMTBライド等のシーンではHERO8 Blackに分があると感じます。

 とはいえ、ロードバイクであればその差はほとんど感じられません。個人的には多少のブレがあった方が臨場感が出るようにも感じますので、手振れについては必要十分な機能を有していると思います。

本体の操作性、取り回し

【HERO8 Black】

 HERO8 Blackでは、本体にマウントフィンガーが装備されていることで、マウントへの取り付けが容易になっています。マウントの種類が豊富なので、様々な取り付け方が可能なのも良いところです。

 ただ、取り付けたり外したりするのに両手を使わなければならないことが多いので、ツーリング中の取り回しが良いとは言えません。

底面にマウントフィンガーが装備されており、マウントに容易に装着できる Photo: Kento OZEKI

 最近では定番化している防水機能も有しており、突然の雨でも安心です。またHERO7と比較して画面の操作性や音声操作機能、マイクの収音機能も向上しています。

 ただし、機能が多いことが逆に操作性を悪化させている点も否めません。ガジェット好きであれば問題ありませんが、初めてアクションカメラを購入する人は、最初に覚えることが多いと感じます。

 撮影時間は撮影画質によって異なりますが、45~80分程度です。

【Insta360 GO】

ブラケットや磁気ストラップを利用してジャージ等へ容易に装着可能 Photo: Kento OZEKI

 製品に同梱しているブラケットや磁気ストラップを利用してジャージ等へ容易に装着することができます。あまりに小型軽量なため、ジャージに装着していることを忘れてしまうことがあるほどです。

 本体裏に磁石が装備されており、金属製の装備や道路設備に容易に固定することができる点も嬉しいポイントです。

 こちらも1m防水に対応しているので、急な雨でも問題はありません。

 操作については極シンプルで、本体にボタンが一つしかありません。動画を撮るだけならボタンを1度押すだけで、電源がONになり録画が開始されます。1度押せば30秒間(撮影時間はアプリで変更可能)の録画ができます。

 逆にボタンが一つしかないので、ハイパーラプスや写真撮影等にはボタンを複数回押すという少し特殊な操作が必要となります。

 撮影時間は60分となっており、実際に利用している感じでも本体で20分、充電ケース利用でプラス40分の撮影ができます。

アプリの操作性

【HERO8 Black】

 録画後の操作性に関しても、HERO8 Blackの使い勝手は非常に良いです。

 アプリを介した動画の編集は直感的に操作が可能で、動画に合わせた音楽の挿入やAIによる動画編集をしつつ、お気に入りポイントを指定しての追加編集が可能など、動画として完成させるまでしっかりサポートされています。

 ただ、惜しむらくはデータ転送が無線のため少々時間がかかります。

 私はいつもフルHD画質で撮影をしていますが、それでもデータ転送の時間はそれなりにかかります。4Kの場合はPCと有線接続したほうが転送時間が少なくなるでしょう。

【Insta360 GO】

 こちらもGoProアプリに負けず劣らずの使い勝手です。

 AI(スマート)編集機能も利用でき、水平調整等も可能です。

 また、iPhone/Androidともに有線でのデータ転送が可能なので、比較的高速でデータの移行ができるのはありがたいです。

 動画作成時のプリセットされた音楽やストーリー機能のパターンが少ないのが欠点ですが、それもソフトのアップデートで徐々に追加されてきていますし、GoProで提供するQUICKというアプリを利用するという方法もアリでしょう。

直感的な操作が可能なGoProアプリ Photo: Kento OZEKI
Insta360 GOもアプリでAI自動編集が利用可能 Photo: Kento OZEKI

まとめ

 最初に述べたように同じアクションカメラではありますが、狙っているユーザーが違う製品なので一概に優劣をつける比較はできませんが、ここまで比較すると選ぶ製品が明確になってくるのではないでしょうか。

 個人的な使い方としては、撮影の仕事などで画質を重視したり、後でガッツリ編集するといった用途ではHERO8 Blackを使用し、友達とのライド等でスナップ写真を撮るように機動性を重視したいときや、すぐにSNSにアップして共有したいときはInsta360 GOを利用するようにして使い分けています。

 どちらの製品も実際に利用してその良さを体感しているので、用途に応じて選べばどちらを購入しても後悔することはほとんどないはずです。是非、アクションカメラでたくさんの想い出や記録を残して欲しいと思います。

大関賢土(おおぜき・けんと)

平成元年生まれのロングライド系チャリダー。速くはないが、ヒルクライムが好きで、2017年より日本中の峠を登り総評するブログ「え、登らないんですか?」を運営中。ブログ運営の他、自治体向け観光PRのドローン撮影やロードレース、トライアスロンイベントでの運営サポート、撮影業務も行う。各種SNSにて情報発信していますので、お気軽にフォロー下さい。

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