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身近なスポーツウェアから始めようロードバイクと一緒に揃えたい自転車アイテム 春夏ウェアの選び方と編集部の注目・オススメ紹介

by 中山順司 / Junji NAKAYAMA
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 どんなスポーツでも、その競技に適した服装(ユニフォーム)があります。高速で走るロードバイクの最大の敵は空気抵抗なので、なるべく身体にフィットしたウェアで走るのが適しています。ただ、初心者がいきなり上下ぴっちりした格好で公道に出るのは勇気が必要でしょう。まずは身近なスポーツウェアから始めて、慣れてきたら徐々に買い足していくのでも十分です。今回は自転車のウェアの選び方とポイントを2回に分けて解説します。初回は「春夏編」です。

ウェアの選び方とポイントを2回に分けて紹介 Photo: Shusaku MATSUO

Tシャツと短パンでとりあえずはOK

 ロードバイクは初期投資額の大きいスポーツです。バイクと周辺機材を買ったら予算が尽き、ウェアまで買い揃える余裕がないこともしばしば。専用のウェアがなくてもサイクリングは楽しめます。難しいことは抜きで、手持ちのTシャツと短パンから始めてみましょう。

 やってみると分かりますが、サイクリングウェアでなくても一応走れることに気づくでしょう。ただ、汗はすごくかきますので、汚れても良いものを選んでください。

 筆者は初めて間もない頃、それまで使っていたサッカーウェアとかピステを流用していました。サッカーウェアで自転車に乗る姿は今思うとちょっとちぐはぐだったと思いますが、別に誰に迷惑をかけたわけでもないので問題なし。

こんな感じで最初の2年間はサッカーウェアでしのいでました(撮影時期は12月) Photo: Junji NAKAYAMA

 注意点として、もし長ズボンを履くのであれば「右脚の裾をめくる」ようにすること。ロードバイクはママチャリのようなチェーンカバーがないので、チェーンが脚に当たると黒い線が付きます。

 そして、やっかいなことにチェーンオイルの汚れは洗濯してもカンタンに落ちないのです。筆者は、白いズボンでロードバイクに乗っている人を見かけると「汚してしまわないだろうか…裾をめくってあげたい…」と勝手にヒヤヒヤしてしまいます。

インナーパッド付きショーツから始めよう

 サイクリング向けではないスポーツウェアを使い続けていると、徐々に「うーん、悪くないんだけどいまひとつしっくりこない」という感覚を味わいます。ロードバイクの乗車姿勢に合わせて作られていないので、それは至って自然なことなのです。そうすると「そろそろサイクリングジャージに手を出すか」と考え始めるのですが、その前に「インナーパッド付きショーツ」を買いましょう。

妻用のインナーパッドです Photo: Junji NAKAYAMA

 インナーパッド付きショーツは、短パンの下に履くサイクリング用下着のようなもの。パッドが股間を保護するので長時間乗車していてもお尻が痛みにくいです。

 スポーツバイクに乗って最初に感じる違和感はウェアの素材や形状ではなく、お尻の痛みと不快感のはず。ジャージやビブショーツより安いので手を出しやすく、効果はてきめんです。短パンの下に履くだけなので、心理的抵抗感もありません。

 なお、インナーパッドは消耗品です。乗っているうちにクッション部分がヘタってきます。乗る頻度にもよりますが1年半~2年くらいで交換するものとお考えください。

次にサイクルジャージ、最終的にビブショーツ

 ピチピチのルックスに抵抗がある方もいるかもしれませんが、全身をサイクルウェアで走ってみると、「めちゃくちゃ走りやすくてペダリングしやすい!」と感激します。ロードバイクに最適化され尽くしているだけあって、空気抵抗が低く、ペダリングもしやすく、文句なしに走りやすい。イベントやレース出場を考えているのであれば、なる早で導入しておきましょう。

 「いや、自分はマイペースに近場を走るだけでスピードは求めていないから」という方は、下は短パンのままで、上だけサイクルジャージから始めてみるのはどうでしょう? カジュアルなルックスにコーディネートできますし、街中やカフェの風景にもけっこう馴染みます。

サイクルジャージ&七分丈の短パン Photo: Junji NAKAYAMA

 それにも慣れてきたら最終的にビブショーツを買えばよいかなと思います。べつに買ったからといって常にそれを着なければならないわけではありません。TPOで使い分ければ良いだけです。

 例えば街中を走ったりお店に出入りする場合は、ゆったりしたサイクルジャージ&短パン+インナーパッド付きショーツ。イベントに出たり、ヒルクライムする時は上下きっちりサイクルウェアで揃えるという感じしょうか。

日焼け止めは必須

 ウェアではないですが、春夏時期は日焼け止めを塗りましょう。長時間屋外でやり続けるスポーツとしては、サイクリングって最長の部類じゃないでしょうか。

 サッカーもマラソンも1日中やり続けることはないですが、ロードバイクだと普通にあります。玄関に置いておき、出発前に惜しみなく使ってください。とくに顔と首筋にはたっぷりと塗りましょう。さもないとアイウェアのせいでパンダのような焼け方をしてしまいます。

まとめ

① 初めはタンスにある手持ちのTシャツと短パンで始めてOK

② インナーパッドがあると段違いに快適になる

③ サイクルジャージとビブショーツはあると便利なのは間違いない

④ 日焼け止めも忘れずに

中山順司(なかやまじゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するおっさんブロガー。ブログ「サイクルガジェット(http://www.cycle-gadget.com/)」を運営。徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ローディの方はもちろん、これからロードバイクを始めようかとお考えの方が、「こんなコンテンツを読みたかった!」とヒザを打って喜ぶ記事をつくります。勤務先はファベルカンパニー。
twitter: @Cycle_Gadget(https://twitter.com/Cycle_Gadget

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大澤昌弘の注目アイテム
インナーパッドは意外に買いにくいアイテムなのかもしれません。慣れてしまえば即サイクルジャージに移行すると思うからです。しかし、注目のオンラインサイクリングもやってみたいという人なら、インナーパッドを買って損はないです。自転車に乗り始めた数年前、パールイズミの「159 3D1」を購入。しかし、購入後すぐにサイクルジャージに移行してしまい、一時期は箪笥にしまったままに。ところが、オンラインサイクリングのズイフトにハマってからは、ボロボロになるまで使い込みました。どのサイクルジャージよりも涼しいからです。オンラインサイクリングは体にこもる熱、そしてお尻の痛みとの戦いとなります。それらの対策として最も効果的なものとなりました。「159 3D1」はすでに販売終了ですが、同社販売インナーパッドのなかでも通気性の高さとパッドの厚さを謳う極厚パッド「3D-MEGA」を採用した「メガ メッシュインナーパンツ」には惹かれるものがあります。ロングライドモデルかつ初心者向けともあり、オンラインサイクリングにも相性がよさそうです。参考として掲出します。

編集部の松尾のおすすめウェア

松尾修作のオススメ
機能性に優れ、オシャレな製品です。タイトなフィット感でバタつきを抑えて、体のラインをきれいに見せるシルエットなのが特徴で、肩にはトレンドの縦溝が用いられており、空気抵抗の削減も期待できる生地を使用しています。価格が1万円を下回っているのにも注目です。シンプルでどんなバイクにも合うデザインながら、ペイズリー柄が個性を際立たせています。これさえ着ればサイクリストレベルが一気にアップすること間違いなし!

編集部 石川おすすめのグローブ

石川海璃のオススメ
タイト目のフィット感はグローブと手が一体になったような感覚です。マジックテープ式のグローブのような局部的な締め付けがなくてトレスフリー。分厚すぎない手のひらのパッドは路面からの振動を抑えつつ、情報をしっかりと伝達してくれます。デザインは非常にシンプルで車体や着るウェアを選ばないアイテム。シリアスライダーやレース志向の方にオススメしたい逸品です。

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サイクルウェア 自転車アイテム セレクション

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