バイクインプレッション2020カーボン+ディスクの1台目に最適 アルゴン18「ガリウムCS ディスク」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 カナダのバイクブランド、ARGON18(アルゴン18)からカーボンロード「ガリウムCS ディスク」が登場した。上位モデルのモールドを使いつつ、ディスクブレーキを採用。最新のトレンドを味わえるエントリーグレードの走りを試した。

アルゴン18「ガリウムCS ディスク」 Photo: Masami SATOU

コンポはR8000系で統一

 アルゴン18は近年、UCI(国際自転車競技連合)ワールドチームにもバイクを供給し、存在感を高めているブランドだ。昨年まではアスタナ プロチームが3年に渡って採用し、大舞台で数々の勝利に貢献してきた。

フォークのコラムを必要以上に露出させず剛性を保つ3Dヘッドチューブ Photo: Masami SATOU

 ラインナップ中、選手に多く支持を受けてきたバイクが軽量オールラウンダーのハイエンドモデル「ガリウムプロ」だ。軽さだけでない骨太な剛性、抜群の安定感を生むBB下がり、独自機構の3Dヘッドチューブなど、オリジナリティ溢れる完成度の高い仕上がりでプロを魅了した。

 今回試乗したガリウムCS ディスクは、ガリウムプロと同じ型を使用したモデル。カーボン素材を変更することでコストダウンを実現。手の届きやすい価格帯の完成車として発売された。メインコンポーネントはシマノR7000系の105に、ディスクブレーキを採用している。

BBドロップが大きく、安定したペダリングが可能 Photo: Masami SATOU
R8000系のディスクブレーキを採用 Photo: Masami SATOU

カスタムベースとして長く楽しめる1台

 アルゴン18は安定性を重視した設計思想を取り入れており、ガリウムCS ディスクにも特徴としてよく表れていた。一般的なジオメトリーと比べて下がったBBドロップが影響し、全体的に落ち着いたペダリングが可能だ。シッティングの巡航時はもちろん、腰を上げたスプリント時にも挙動は乱れづらい。ペダルを踏みこむ度に垂直方向にパワーがかかっているのを脚から感じ取れる。

上位モデルを踏襲した安定感と優れたバランスが特徴の走り Photo: Masami SATOU

 上位モデルと比較すると、パリッと乾いた剛性感は影を潜めている。同じ形状なので、純粋にカーボンの素材による違いだろう。しかし、粘りとコシは十分。ホイールとタイヤに重さを感じたのでゆくゆくは変えていきたいところ。優れた完成度の上位モデルを踏襲した素性の良さもあり、完成車としてみたバランスは非常に整っていた。

 ステムやハンドル、シートポストはオーソドックスな規格を採用しており、パーツのグレードアップにも適していると言えるだろう。最新のトレンドを採用したバイクだけに、コンポーネントやホイールのカスタマイズも容易である。ある程度長く、レースやツーリングなど踏み込んだ用途を検討しているサイクリストの1台目として最適なエントリーロードバイクだ。

■アルゴン18「ガリウムCS ディスク」

税抜価格:318,000円
重量:8.8kg
サイズ:XXS、XS、S、M
メインコンポーネント:シマノ105

松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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