溝畑宏のサイクルツーリズム <20・終>8カ月に及んだ「みちのくひろし旅」は大勢の人に迎えられて感動のゴール! “次の旅”を約束します!

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 元観光庁長官の溝畑宏さんが、東北復興を支援しようと体を張って挑んだサイクリング「みちのくひろし旅」。昨年4月にスタートし、8カ月後の12月23日、いよいよフィナーレを迎えました。この連載コラムもついに最終回。前回のレポートに続き、ゴールまでの模様をお届けします。

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最終日前日の12月22日、遅い時間まで気合いを入れて走行最終日前日の12月22日、遅い時間まで気合いを入れて走行

 ついにフィナーレ…この連載が終わってしまう寂しさを感じながら、「みちのくひろし旅」ゴールの感動を皆さんと共有したいと、魂を込めて原稿をしたためています。

 旅の最終日を翌日に控えた12月22日は、グランドフィナーレに向けて、埼玉県の放送局「FM NACK5」(エフエムナックファイブ)パーソナリティーの棚橋麻衣さんが合流してくれました。同行してくれる人がいると、寒くても風が強くても、いつも以上にやる気いっぱい、元気マックスで頑張れます。

 この日のコースはアップダウンが激しく、クルマの交通量が多い道での走行でしたが、満天の星空や美しく輝く月を見ると、疲れが取れる感じがしました。

 次の日に旅のゴールを迎えることも、力を倍増させてくれたのだと思います。棚橋さんと2人で、切磋琢磨するかのようにバリバリ進みました。あやうくこの日のうちにゴールしてしまいそうな勢いになってしまい、2人で少しペースダウンしながら宿に向かいました。

 翌12月23日。さあ、泣いても笑ってもいよいよ最終日。楽しく、明るく、時には苦しく、でもやっぱり楽しかった長旅も、いよいよフィナーレを迎えます!

 ゴール地点であるいわきゾーンの「旅のサロン」(いわき駅構内)まで15km手前の地点から走行を開始。最後の一日も、NACK5の棚橋さんと一緒にゴールを目指しました。

いよいよこれから最終日・12月23日の走行に入りますいよいよこれから最終日・12月23日の走行に入ります
いわき市の線量計を確認。人体に影響のないレベルでしたいわき市の線量計を確認。人体に影響のないレベルでした

 いわき駅では出迎えのセレモニーが準備されていると聞き、応援してくれる皆さんが待つところへ早く到着したいとペダルを踏む足にも力が入ります。そんな宏のスピードは速すぎて、セレモニー開始前に到着しそうな予感…それはちょっとマズいので、少し寄り道をします。福島の安全安心を訴えるために、ゴール手前のいわき市役所付近の公園にある放射線量計を見に行きました。

 線量計の数字は、0.215マイクロシーベルト とまったく人体に影響のない数値でした。まだ福島は危険なんじゃないかなと、心配されている方は、ぜひとも認識を改めていただき、周囲の方にも伝えていただいたい!「福島は安全です」と。そして、福島にたくさん観光にいきましょう。

 線量計で福島の安全安心をPRした後は、ゴール地点に向かってまっしぐら。沿道の温かい声援に勇気づけられながらいわき駅にたどり着くと…なんと…そこにはとてもたくさんの人々が待ってくれていました。

8カ月にわたった「みちのくひろし旅」のゴールテープを切った瞬間!8カ月にわたった「みちのくひろし旅」のゴールテープを切った瞬間!

 この盛大なお出迎えには、長かった旅を走りきった充実感と、支えてくださった皆さんへの感謝の気持ち、それにライフワークとしてきた「みちのくひろし旅」が終わってしまうことの寂しさも重なって、涙がこみ上げてきました。温かいお出迎えの中、最後の「旅のサロン」でいわきゾーンのスタンプをいただき、東北観光博を制覇しました!!

 ゴールセレモニーには、井手憲文・観光庁長官、内堀雅雄・福島県副知事、フリースタイルモトクロスで活躍するいわき市出身の佐藤英吾選手をはじめとして、様々な方からねぎらっていただきました。副知事から頂戴した大きな大きな起き上がり小法師を抱えて、感謝感激の中、皆様と記念撮影をして旅を終えました。

セレモニーゲストと一緒に記念撮影セレモニーゲストと一緒に記念撮影
長い「旅のサロン」巡りで最後のスタンプをGET!長い「旅のサロン」巡りで最後のスタンプをGET!

 イベントを盛り上げ、支えてくれたたくさんの皆様に感謝いたします!

 東北を一周したことで多くの人と出会い、数え切れないほどの観光地の魅力を知ることができました。この経験で得たものを、私はこれからもっと多くの人に伝えていかなくてはなりません。それが、生涯をかけて東北復興・日本再生に関わって行くことを心に決めた私の使命でもあります。

 “ネクストひろし旅”を実施することを約束して、お別れの言葉とさせていただきます。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。(終わり)

スタッフも入って、これが最後の記念撮影になりましたスタッフも入って、これが最後の記念撮影になりました

「みちのくひろし旅」USTREAMサイト

溝畑宏溝畑宏(みぞはた・ひろし)
1960年生まれ。1985年自治省入省。2002年大分県企画文化部長。04年大分フットボールクラブ(大分トリニータの運営母体)代表取締役。10年から第2代観光庁長官。12年3月に退任し、内閣官房参与に。


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