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使ってよかった自転車アイテム「スマートターボ KAGURA 神楽 LSD9200」はコスパ派に最高のスマートローラー ズイフトを満喫

by 大澤昌弘 / Masahiro OSAWA
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 「ズイフト(Zwift)をやってみたい!」と思っても、まだこれからという初心者にとって悩ましいのはローラー選びではないでしょうか。多種多様なローラーがあり、何を選んだらいいかわからないという人は多いと思いますが、筆者が行きついたのは「スマートターボ KAGURA 神楽 LSD9200」でした。なぜ、そこに行きついたのか。途中、半年ほど使ってみた感想を織り交ぜながら、選んだ理由も述べてみたいと思います。

ミノウラの「スマートターボ KAGURA 神楽 LSD9200」をご紹介 Photo: Masahiro OSAWA

ローラー選びで欠かせない2つのポイント

 ズイフト(Zwift)用のローラー購入条件で譲れなかったのは、次の2つでした。「ダイレクトドライブ式」であり、同時に「スマートローラー」であることです。

神楽 LSD9200を装着したロードバイク Photo: Masahiro OSAWA

 ダイレクトドライブ式は、後輪を外した自転車を装着するタイプのローラーで、一般的に静穏性が高いとされています。夜遅くズイフト(Zwift)を始める筆者にとって、あまり大きな音を出したくはなく、ダイレクトドライブ式以外は考えられませんでした。まず神楽 LSD9200はこの点をクリアしていました。

 実際に乗ってみると、神楽 LSD9200は静穏性が高いです。自転車にまたがった状態でペダリングをすると、負荷が軽い状態(200W以下)ならば、チェーンの音のほうが大きいと感じるほどです。

 ただし、静穏性が高いことをもってして、誰にでも「強くオススメできます!」とまでは言いにくいのが音の問題です。音の大小の感じ方は個人によって異なりますし、そもそも、フライホイールから発生する低周波音を問題にすべきという声もあります。

 低周波音は人間の耳にはまったく聴こえないか、明瞭には聴こえない周波数帯の音のことで、ローラーをまわしていると、それが階下に伝わり、苦情に発展することもあるようです。自分の耳だけを信じればOKではないので要注意ですね。トレーニングマットや防音・防振アイテムを使ってしっかり対策しておきたいところです。

神楽 LSD9200は後輪を外したロードバイクをローラーに直に装着するダイレクトドライブ式 Photo: Masahiro OSAWA

 一方で、誰でもわかるダイレクトドライブ式のメリットがあります。それはタイヤが摩耗しないことです。これはかなり重要です。後輪をローラー台にそのままつけるタイヤドライブ式のローラーだと、一生懸命にやればやるほどタイヤが擦り減っていきます。高価なタイヤが即座に寿命を…、摩耗したゴムが室内に散らばって掃除が大変…、なんて事態は十分あります。タイヤを付け替える手間、タイヤを替えるコストも考えると、筆者はダイレクトドライブ式以外を選ぶことはないですね。

 さらにはタイヤドライブ式で言われる「タイヤが空転してしまう現象」に遭遇することもありません。手間や追加コスト、トラブルの回避という点から考えても、ダイレクトドライブ式の神楽 LSD9200でよかったと思っています。

非常にスムーズな負荷のかかり方

 次にスマートローラーについて。スマートローラーとは、無線自動負荷装置を備えたローラーのことです。たとえば、ズイフト(Zwift)で活用すると、走路勾配によってペダリングの負荷が変わります。急勾配の坂ならば重くなり、下りならば軽くなります。実走に近い感覚を得るには、この機能は不可欠です。

 もちろん、神楽 LSD9200もこの自動負荷装置を備えています。気になるのは、負荷のかかり方ですが、とても自然です。上り下りの急激な勾配の変化でも、非常にスムーズな負荷のかかり方をします。イメージで伝えるならば、階段状の負荷のかかり方ではなく、 曲線状の負荷のかかり方で、 不自然なところはありません。

神楽 LSD9200を選んだ最大のポイントはコスパ

 購入を後押ししてくれた最大のポイントが、コストパフォーマンスの良さです。ダイレクトドライブ式スマートローラーだと、20万円以上するものもありますが、神楽 LSD9200は税別11万8000円(2020年4月24日現在の希望小売価格)とかなり控え目です。だからといってスペックが低いわけではありません。

折り畳みはできないが取っ手があるので十分。スペックの高さもポイント Photo: Masahiro OSAWA

 最大出力は絶対に自分では出すことのできない2200Wまで対応します。最大斜度は25%まで再現できます。通信プロトコルもANT+とBluetoothの両方に対応。12mmスルーアクスルに対応しています。LSD 9200に搭載されているパワーメーターも、「Power Tap G3」比で誤差±1%以内であるという点も心を動かされました。あとはメーカー側が耐久性の高さを謳っている点にも惹かれました。この部分は現在進行形で9カ月実証し続け、今も問題ない状態が続いているわけです。

 もちろん、20万円近くの高価な上位モデルに比べると、折り畳み式でなく、ケイデンスセンサー非搭載なことなど至らない部分はあります。ですが、そうした機能は筆者には不要なものなので、神楽 LSD9200がどんぴしゃりとハマったわけです。

 購入してからおよそ10カ月ほど経ちますが、大きな不満はありません。組み立ては工具いらず。使い勝手も非常によく、電源コードをコンセントに差し込むことで、アプリケーションデバイスとのペアリングがスタートします。ペアリングの状況は本体のライトで目視することもできて安心です。

ケイデンスセンサーは非搭載だが外乗り用のセンサーを認識させれば問題ないはず Photo: Masahiro OSAWA
ペアリングが行われているかを二色のLED表示で確認できる Photo: Masahiro OSAWA

 トレーニングが終わったら電源コードを抜くだけでの手軽さもいいですね。主にBluetooth接続で使用していますが、筆者の環境下では通信も安定しており、自分の環境下で通信が途切れることはほとんどありません。神楽 LSD9200は、ズイフト(Zwift)を楽しむうえで当初の要望を満たし続けてくれているコスパの高いトレーニングマシーンだと思っています。

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