あなたのローラー部屋見せてください<2>シングルスピードでスマートローラーを堪能、真似したい腰山雅大さんの便利グッズ活用術

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 インドアトレーニングの環境は千差万別。スタイルや目的に合わせて皆さん創意工夫がなされています。今回はBMXをバックボーンに、シクロクロス、マウンテンバイク(MTB)、ロードバイクをクロスオーバーに乗りこなすKossyこと腰山雅大さんのローラー部屋をチェック。シングルスピードのバイクをセットし、ズイフトの世界を堪能しています。

腰山さんのローラー部屋は隠れた工夫が一杯 Photo:  Masahiro KOSHIYAMA

凍ったペットボトルで冷気を浴びる

 腰山さんは多種多様な種目に精通し、自転車歴20年のベテラン社会人アスリート 。現在はシクロクロスのレースをメインに競技活動を行っています。アメリカはミネソタの「All-City Cycles」の契約選手として活動する傍ら、週1でBMXのスクール講師も担当されています。

インドアトレーニングの目的は?

 基本的にはシクロクロスのレースで結果を出すために行っていますが、毎朝の軽いワークアウトなどは身体の調子を感じ取ったり、早起きのサーカディアンリズムを作るために行っています。

─使っているローラ―の種類を教えてください

 タックスの「ネオ」を使っています。1年ほど前に初めてのスマートローラーとして購入しましたが、前評判通りとても静かです。またローラー自体がキャリブレーション不要のパワーメーターになる点や、ズイフトと接続させたときにワークアウトの負荷がリニアに掛かる点など、大変気に入っています。

トレーナーはタックスの「ネオ」シングルスピードのバイクを装着している  Photo:  Masahiro KOSHIYAMA

 以前はギヤ(変速)付きのロードバイクを設置していましたが、いちいち外で乗る際に部屋から出しての準備が面倒だったり、ワークアウトでしか使っていないのでギヤが不要だったりしたことから、先々シーズンまで使用していたシングルスピードのシクロクロス車を充てがっています。ただでさえ騒音の低いスマートローラーが(変速機構がないことで)更に静かになりました。

ゲストルームの畳み部屋をトレーニングルームとして使用  Photo:  Masahiro KOSHIYAMA

─ 家の中のどこに設置していますか?

 ふだんは客間、ゲストルームとして使っている畳部屋に設置しています。リビングでトレーニングをしていた時期もありましたが、日常生活とトレーニングの境目があまりなくなるので、別の部屋に移しました。

─ こだわりの設備はありますか?

 今でこそ毎朝軽いメニューをこなしていますが、最初は寝起きでローラーに乗るのが億劫で、それを解消するために便利グッズ的なものをかなり集めました。工場扇を手元で操作するための延長コードや、ガーミンのマウントにiPhoneを載せるため自作した携帯ホルダーなど。

工場扇を手元で操作するためにコードを  Photo:  Masahiro KOSHIYAMA
写真では溶けて水になっているが、冷気を浴びられるように普段は凍らせたペットボトルを工場扇の裏に配置  Photo:  Masahiro KOSHIYAMA

 あと、自分の家は空調が特殊で温度をいじりにくいということもあり、扇風機の後ろに凍らせたペットボトルをぶら下げて風の温度を下げています。これはかなり効果があります。

朝はアニメで早起きのモチベーション

――トレーニング中に行っていることがあれば教えてください

 インドアトレーニングは全てズイフトで行っています。仕事後のトレーニングではSSTからの高強度インターバルというメニュー内容が多いのですが、映画やドラマを見ても情報が頭に入ってきません。ですので気晴らし程度にレースの映像を見ています。冬ならシクロクロス、春先はクラシック、夏~秋はMTBとグランツール、トップの選手がフィニッシュラインを潜るタイミングを逆算して再生しているので、最後は程よく追い込めます。

 逆に朝の軽いメニューでは、早起きしたくなるように気になるアニメを見まくっています。Amazon Prime内でdアニメストアに課金して、この1年でアニメの文脈がぼちぼち理解できるようになりました。

―― インドアトレーニングは何が楽しい?

 はっきりと申し上げると、外で乗ることと比較してインドアトレーニングは楽しさの要素が少ないと思っています。ただ、音楽や映像など好きなメディアを鑑賞することが出来たり、普段の生活からシームレスにトレーニングを始めることが出来たり、メリット自体は大きいと感じています。社会人として限られた時間の中で自転車に乗っているので、アウトドアとインドアの天秤がなるべくバランス良く保てるよう上手にインドアトレーニングを利用する方法を模索しています。

自作の携帯ホルダーをハンドルにマウント  Photo:  Masahiro KOSHIYAMA

 また自転車が固定されていることによって、ペダリングのフォームや使っている筋肉などに意識を向けることが楽に出来るので、自転車を漕ぐテクニックを養うのには良いと思います。

 個人的には、スマートローラーのようなデバイスとズイフトというソフトウェアが繋がることで、ゲームを操作するというよりも体験する方向に進化していくのではと期待しています。以前ゲームショーで登場したようなVRが製品版にも実装されたり、もう少し大きなデバイスで更に走行感が味わえるようになったりと、サイクリングの新たな進化をこの目で見られるのが楽しみでならないです。

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