【Teamユキヤ通信】新城幸也がファンに向けてコメント「平穏が戻ると信じて、その時を静かに待ちましょう」

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  バーレーン・マクラーレンの新城幸也が4月14日、現在滞在中のタイから自身の近況報告とともに日本のファンに向けたコメントを発表した。新城はケガの療養で不自由を強いられていた昨年当時の自身の心境を今回のコロナ禍に重ね、「皆さんも今は耐える時期、我慢の時期ですが、この状況を克服できたとき、きっと当たり前だった生活が何倍にも幸せに感じるはずです」と述べ、「 必ず世界に平穏が戻ると信じて、その時を静かに待ちましょう」と呼びかけた。

タイ北部の合宿所で過ごしているという新城幸也 Photo: Miwa IIJIMA

 3月10日にフランスに戻った新城は、チームから出場予定だったレースの中止を告げられ、さらにUCI(国際自転車競技連合)からレース4月末まで(3月時点で)の中止が決定したことから、新城含む全選手はそれぞれ自国へ帰国することとなった。

 新城はその時点での日本の状況を考慮し、タイへ向かうことを選択。チームが手配したチケットで、フランスのロックダウンが開始される当日の午後、タイへと飛び立った。現在はタイ北部にある合宿所に滞在している。

新城幸也からのコメント

 皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 大丈夫ですか? 世界中の皆さんが不安な日々を過ごしている中、あらゆる種目のスポーツ選手たち、トップアスリートのみんなが、いろいろな発信をする中で、レースがない自分は何もできないのではないかと無力さを感じ、自分が何を発信すればいいのか、どんな言葉が正しいのかと迷いがありました…。

 自分は、昨年3月、怪我をして病院のベッドでレースを見ていました。何カ月も走れない時期は、また絶対に走れるようになる、レースに復帰するという強い思いで、その期間を耐えてきました。何もできない治療中では、1日1日、今日は顔が洗えるようになったとか、松葉杖なしで歩けたとか、そんな一つ一つの進歩に幸せを感じる毎日でした。そして、レースを走れるようになった時は 何百倍も楽しくて、嬉しかったです。

 皆さんも今は耐える時期、我慢の時期ですが、この状況を克服できたとき、きっと当たり前だった生活が何倍にも幸せに感じるはずです。今、皆さんが家で過ごすことができるのであれば、家族や大切な人に寄り添ってください。

 私は今、家族と一緒に過ごすことができません。何かあっても助けることができません。世界中、安全といえる場所はどこにもないのなら、家族に寄り添っていれば良かったと後悔しています…。だからと言って、急いで実家に避難したりすることは絶対に止めてください。もし自分が感染していたら、家族や地元のみんなを命の危険に晒すことになるということをよく考えてください。

 私の故郷・石垣島のような離島は医療施設も整っていませんし、高齢者も多いですから、とても心配です。今の自分にできることは、このことを呼びかけるだけですが、これだけは本当に一人一人の心に届いて欲しいです。必ず世界に平穏が戻ると信じて、その時を静かに待ちましょう。

 自分はレースが再開したら、また皆さんに応援してもらえるように、皆さんに勇気や元気を届けられる走りができるように、今はしっかり備えます。そしてまた、何倍もの笑顔でお会いできますように!!

 なお、オリンピックの1年延期については 「1年延期になったことは世界中のどのアスリートも同じ条件ですから、まずはどんな状況でも、代表に選ばれるためにレースが再開される時まで、しっかり備えながら、選考基準に関しての判断を待ちます」と語っている。

 タイからの帰国については全く目途が付かない状況だが、テレビ電話で Jスポーツの番組に出演する等できる範囲での活動を展開するとしている。  

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