選手はオンラインで参加バーチャル版ロンド・ファン・フラーンデレンをファンアーヴェルマートが制する

  • 一覧

 新型コロナウィルスの影響で中止になったクラシックレース「ロンド・ファン・フラーンデレン」のバーチャルレースを制したのは グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム)だった。選手たちはそれぞれ、自宅などから固定トレーナーを使い、オンライン上で激しいレースを繰り広げた。

独走でバーチャル空間を駆け抜けたグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム)(YouTube配信よりキャプチャ)

スター選手13人がエントリー

 「De Ronde 2020 – Lockdown edition」として開催されたレースには、昨年同レースで優勝を飾ったアルベルト・ベッティオール(イタリア、 EFプロサイクリング )をはじめ、ファンアーヴェルマートや、若手で注目されるレムコ・エヴェネプール (ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ) ら13人がエントリー。それぞれが自宅などでパワーメーターを搭載したスマートトレーナーにバイクを接続し、オンラインでレースに参加した。

合計13人のプロ選手がバーチャルレースに挑んだ(YouTube配信よりキャプチャ)

 その模様は大会の公式YouTubeで全世界のロードレースファンに向けてライブ配信。レースはサイクリングアプリ「BKOOL」を使い、仮想空間で開催され、ロンド・ファン・フラーンデレンのラスト32kmが再現された。レース映像のみならず、選手らがトレーナー上で懸命にペダルを回す様子が映し出された。

レース画面では、選手たちの表情もリアルタイムで配信(YouTube配信よりキャプチャ)
実際のコース映像が紹介されることも(YouTube配信よりキャプチャ)
グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム)はバーチャルレース上で初めてロンド・ファン・フラーンデレンを制した(YouTube配信よりキャプチャ)

 レースは勝負所のオウデ・クワレモントでエヴェネプールが単独でアタックを試みるものの、 間もなく吸収。ベッティオールやジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレックセガフレード)らが脱落するのを横目に、ファンアーヴェルマートがパテルベルグから独走を開始。オリバー・ナーセン(ベルギー、 アージェードゥーゼール ラモンディアール)やニコラス・ロッシュ(アイルランド、チーム サンウェブ)が懸命に追うも届かず、ファンアーヴェルマートが単独でフィニッシュラインを切った。2位はナーセン、3位はロッシュだった。

今後もバーチャルレースが普及するか

 今回はエキシビションとしての開催だったが、レース中の選手は真剣そのもの。 ヘルメットやサングラスをしていないため、表情をうかがい知れる稀有な機会であった。各チームや選手のSNS上でもその様子が積極的に配信されており、ファンはオンライン上で様々な角度からレースを楽しむことができた。

レース終了後、クールダウンを行うニコラス・ロッシュ(アイルランド、チーム サンウェブ)(YouTube配信よりキャプチャ)
家族もフレームインしたゼネク・スティバル(チェコ、ドゥクーニンククイックステップ)のレース環境(YouTube配信よりキャプチャ)

 盛り上がりをみせたバーチャルレース。もちろん予定通りに現地でレースが開催されるに越したことはない。しかし、新型コロナウィルスの世界的な蔓延に収束の目途がない昨今、UCIワールドツアーも再開の見通しは立っていない。今後のレースも中止になるようであれば、ユニークかつ画期的な取り組みとして、他の大会でもバーチャルレースの開催が期待される。

この記事のタグ

UCIワールドツアー ロードレース

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

サイクリストTV

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載