バイクインプレッション2020絨毯の上を走るような滑らかさが魅力 ウィアウィス「ワッスプロ」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 カーボンを知り尽くした韓国ブランドWIAWIS(ウィアウィス)の「ワッスプロ」をインプレッション。ナノカーボンを駆使した品質の高い造りは、柔剛を兼ね備えたものだった。

ウィアウィス「ワッスプロ」 Photo: Masami SATOU

 ウィアウィスは自転車だけでなく元々はアーチェリーの世界で名を馳せており、世界のシェアの6割を誇っているという。極限の精度を競うアーチェリー競技の世界で培った振動制御技術を自転車フレームにも生かしている。カーボンの加工を得意としており、自社工場も構えている。

 ロードバイクのみならず、BMXやマウンテンバイクまで幅広いラインナップを揃え、トラックバイクは韓国代表選手も愛用しているという。ロードではドイツのUCIコンチネンタルチーム「マローヤ・プッシュバイカーズ」や、Jプロツアーチームの「群馬グリフィン」が今季使用している。

フロントフォークがスムーズにカムテールデザインのダウンチューブへスムーズに接続 Photo: Masami SATOU
シートステーは弓なりで振動吸収性を考慮 Photo: Masami SATOU

 今回インプレッションしたワッスプロは、ハイエンドモデルのエアロロードバイクだ。素材にはナノカーボンが用いられており、自社工場の厳しいクオリティ管理のもと作り上げられている。Di2専用フレームとなり、ハンドルステムは専用設計で、ケーブルやホースはフル内装式だ。

 ストイックな仕様だが、ステムやハンドルのサイズは注文時に選択できるという。デザインは直線的かつ、実用性が高く、また、美しいカーボンの網目が目を引いた。特徴的なヘッド周りだが、ハンドルの切れ角は180度ターンをしても問題ないレベルであろう。

柔らかいことはネガティブじゃない

 いざバイクに跨り、ペダリングして驚かされたのはその乗り心地の良さだ。ペダルに足を置いて踏み始めると“脚当たり”が非常にマイルドに感じる。スピードが乗ってきても印象は変わらず、まるで絨毯の上を走っているようなコンフォート性能があった。

まるで絨毯の上を走っているかのような乗り心地の良さが魅力 Photo: Masami SATOU

 剛性はカチカチとした乾いたものではなく、どことなくウェット。しかし、ハイエンドモデルとあって、レーシーな速度域でもバネ感を与えつつしっかりと進んでくれる。ネガティブな印象はまるでない。他ブランドで比較するとビアンキのカウンターヴェイルや、ヨネックスのエヌアムドに近い感覚があった。長距離のレースでは間違いなく武器になるだろう。今年試したバイクの中でもトップレベルで好印象な1台であった。

■ウィアウィス「ワッスプロ」

税抜価格:420,000円(フレームセット)
重量:970g(フレーム)、430g(フォーク)
サイズ:XXS、XS、S、M、L

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