展示会でピックアップモンベルからe-MTBやSPDシューズ、ゴアテックス採用の新寝袋登場 『Cyclist』目線で新製品をチェック

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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e-MTBをはじめ、サイクリスト注目の春夏ラインナップをピックアップ Photo: Kyoko GOTO

 総合アウトドアブランドの「モンベル」の新製品展示会が2月5日、東京都内で開催された。登山のイメージが強い同社だが、近年はロードバイクを始めとするスポーツバイクにも力を入れており、展示会ではこの春夏に登場するe-MTB「シャイデックMT-E」がお披露目された。車体以外にも、ウェアやアクセサリーでサイクリストから定評のある同社の新製品を『Cyclist』目線でピックアップして紹介する。

自転車ラインナップがさらに拡充

 会場に入ると、まず目に飛び込んできたのがe-MTB。「モンベルがe-MTB?」と一瞬驚くが、実はモンベルは近年独自のスポーツバイクブランド「シャイデック」シリーズを展開しており、街乗り用のクロスバイクからフルカーボンの超軽量ロードバイク、ツーリングバイク、折りたたみ小径車と幅広い車種を扱っている。MTBもすでにラインナップしており、今回のe-MTB「MT-E」はその電動モデルとなる。

モンベルが展開する自転車ブランド「シャイデック」シリーズのe-MTB「シャイデックMT-E」。3つのアシストモードで、航続距離はエコ140km、ノーマル130km、ハイ95km ©montbell

 剛性に優れた異型断面ダウンチューブや特徴的なヘッドアングル設計、日本人の体型に合わせたジオメトリ等基本設計はそのままに、ハイパワー・大容量のシマノ製ユニットを搭載。タイヤはフィールドを選ばないセミファット2.8インチを採用した。重量はペダル含めて21.8kg。価格は税別37万円と設定している。

 その他に、油圧式ディスクブレーキを搭載したクロスバイク「シャイデックTR-C」(重量:Mサイズ9.75kg、税別10万3500円)と、子供用自転車「シャイデックKid’sシリーズ」がラインナップに加わった。

シャイデックTR-C ©montbell
シャイデックKid'sシリーズ(画像は14サイズ) ©montbell

 子供向けバイクは14サイズ(適応身長:90~110cm)と16サイズ(同95~115cm)の2モデル。いずれも工具なしで補助輪が着脱でき、“補助輪外し”の練習に柔軟に対応できる構造になっている。軽量で3万円を切る価格は、いわゆる“ストライダー明け”の子供のファーストバイクとしてもちょうど良さそうだ。

■シャイデックKid’sシリーズ 14サイズ
適応身長:90~110cm
重量:7.2kg
税抜価格:27,500円

■シャイデックKid’sシリーズ 16サイズ
適応身長:95~115cm
重量:7.8kg
税抜価格:28,000円

ビブラム採用のSPDシューズが登場

 サイクリストとして期待度が高い同社の「自転車アクセサリー」で目を引いたのが、SPDシューズ「クロスバイカー」だ。ツーリングやライトなオフロード等下車することが多いシーンでは重宝するアイテムだが、意外にもモンベルの取り扱いは同製品が初となる。

ツーリング等に最適なSPDシューズ「クロスバイカー」 ©montbell
グリップ力と耐久性に定評のあるビブラム社製ソールを採用。クリート部分を塞ぐカバーも付属している Photo: Kyoko GOTO

 日本人に多いといわれる甲高で幅広な足型に対応したデザインで、ソールには高いグリップ力で登山靴にも使用されるイタリア「ビブラム」社のソールを採用。歩きやすさだけでなく、歩くフィールドを問わない設計がモンベルらしい一品だ。

■クロスバイカー
重量:391g(25.5cm片足)
税抜価格:13,800円

におい対策、予防にも有効

 そして個人的に、いやサイクリスト代表として気になったのが「O.D.メンテナンス抗菌消臭スプレー」。

においの発生を防ぐ「O.D.メンテナンス抗菌消臭スプレー300ml」 ©montbell

 消臭とにおいの元となる菌を寄せ付けないという2つの作用をもつ抗菌消臭剤で、こまめに洗濯ができない製品を清潔に保つためにモンベルが独自に開発した。登山でいえば登山靴やバックパックが対象となるが、自転車アイテムで思い当たるのはヘルメット、シューズ辺りだろう。人によってはグローブやシューズカバー等も対象となるかもしれない。

 消臭の即効性もあるが、おすすめの使い方としては、新品を使い始める前、あるいは洗浄して汚れを落とした後に吹きかけておくと菌を寄せ付けず、においの発生を防げるという。たしかに、これまで消臭目的でスプレーを吹きかけることはあっても「抗菌」を意識したことはないかもしれない。所持品のにおいが気になっているという方は、一度試してみる価値はあるだろう。

■O.D.メンテナンス抗菌消臭スプレー300ml
容量:300ml(約1000回分の噴霧が可能)
税抜価格:2,200円

ゴアテックス採用の新寝袋登場

 そしてダイレクトな自転車アイテムではないが、旅サイクリストのためにモンベルの代名詞でもある寝袋に、防水・防風性の生地を使ったモデルが登場したことを紹介しておきたい。

「シームレス ダウンハガー900」写真は夏~秋季向けの#5(保温性の高い順に#1~5まで展開) ©montbell

 今回新たに発売された新寝袋「シームレス ドライ ダウンハガー900」の特徴はダウンを区切る隔壁をなくし、表面の縫い目をなくしたデザイン。一般的なダウンの寝袋は隔壁を区切ることで中のダウンの移動・偏りを防ぐが、新商品では内部に特殊な糸「スパイダーヤーン」を張り巡らせる「スパイダーバッフルシステム」(※特許出願中)という技術を採用することでダウンの動きを阻むため、隔壁がなくても偏りを防ぐことができる。

 このシームレス構造によって大きな気室が確保でき、さらなる保温力の向上に成功したことはもちろん、フラットな表面にゴアテックスの防水・防風・透湿性素材「インフィニアム ウィンドストッパー ファブリクス」を採用することが可能に。寝袋カバーを使用せずとも外気の湿度・温度から身を守ることができる構造になった。

防水・防風・透湿性を備えた、寝袋カバーいらずの「シームレス ドライ ダウンハガー900」。写真は秋~冬季向けの#3(同モデルは#3と#5を展開) ©montbell

 これまで寝袋カバーを持参していたキャンパーにとっては、1つ荷物が減り、さらに眠りが快適になるのは朗報。これからツーリング用の寝袋を購入する、あるいは買い換えを検討しているという人には選択肢の一つとしてチェックしてみてほしい。

■シームレス ドライ ダウンハガー900
#3/#3ロング:税抜価格57,000円/59,000円
#5/#5ロング:税抜価格47,000円/49,000円

■シームレス ダウンハガー900(ゴアテックス不使用)
#1/#1ロング:税抜価格65,000円/67,000円
#2/#2ロング:税抜価格57,000円/58,000円
#3/#3ロング:税抜価格44,000円/45,000円
#5/#5ロング:税抜価格37,000円/38,000円

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