業界関係者で賑わう空間静電気を放電するという液体エアロパーツも 合同パーツ展示会で見つけた注目アイテム

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 スポーツサイクルのBtoB(企業間取引)向けイベント「サイクルパーツ合同展示会」が1月21日、22日に東京・浅草で開催された。会場には自転車に関係する業者が軒を連ねてブースを展開。新商品からニッチなパーツまで多彩なアイテムが並んでいた。注目製品を紹介する。

サイクルパーツ合同展示会で見つけた注目アイテムをリポート Photo: Shusaku MATSUO

 サイクルパーツ合同展示会は年々規模を拡大し、今年で5回目の開催。一般的な展示会とは異なり、自転車業界関係者のみ入場できるイベントである。ユーザーにアピールする派手なビジュアルのブースはなく、出展社は必要最低限のイスと机を幾分小さめの小間に並べている。ショップ店員が新規の取引でブースを訪れたり、新ブランドが営業したりとビジネストークが飛び交っていた。しかし、入場者と出展社のほとんどが相当な自転車好き。身内だからできる濃いサイクルトークに花を咲かせているようであった。

車+アルミテープの技術を液体で再現

 まず注目したのが“液体エアロパーツ”の「エアロリキッドSR」。車体やウェアにかけることで、静電気を放電。気流の渦を発生させる静電気を除去することで、空力効果アップが期待できるという。

帯電する静電気を放電し、桐生の渦の発生を防ぐ「エアロリキッドSR」 Photo: Shusaku MATSUO
車体やヘルメット、ウェアに直接振りかけて使用する Photo: Shusaku MATSUO

 同様の技術は車にも用いられている。トヨタは車体にアルミテープを貼ることで、挙動や空気の整流効果の向上に期待を寄せている。また、エアレースの競技用飛行機やオートバイのレース車両などにも用いられており、一定の効果が認められているという。自転車でも効果が表れるのか未知数だが、試す価値はあるだろう。価格はスプレー30gで税抜1300円だ。取り扱いはラ・メッカ

 オーダーウェアで知られるサンボルトだが、ブランドオリジナルウェアも充実しており、公式ウェブショップで人気を博している。なかでも多く売れている注目商品が「サーモビブパンツ」。暖かく柔らかい裏起毛生地を採用している。まだ寒い春先にぴったりなうえ、冬場のレースでも脚の動きを妨げず重宝する。価格は税込1万4300円だ。

サンボルト「サーもビブパンツ」©SUNVOLT
裏地が裏起毛で温かく、動きやすさも損なわない Photo: Shusaku MATSUO

 GPS搭載の防犯デバイスとサービスを販売するオルターロック。デバイスは通販でも購入できるほか、取り扱いのプロショップでも販売されていることをアピールする。店舗販売分のデバイスには特殊な形状のボルトが付属しており、対応する特殊工具でないとボルトが緩まない設計になり、さらに防犯性能を向上させている(通常の六角ボルトも使用可能)。

GPS搭載の防犯デバイス「オルターロック」はウェブだけでなくサイクルショップの店頭でも発売中 Photo: Shusaku MATSUO

 サービスエリアも順次拡大中で、人口カバー率は95%に達している。デバイスの価格は税込9065円、サービス利用料は年額3960円、または月額396円。高価なスポーツバイクには欠かさず導入したい。

アンダー5万円で“かっこいい”ホイールも

 サイクルウェアブランドのバレットブースには声優の野島裕史さんの姿があった。サイクリングに適した「ポケパーカー」に感心していた様子。前後に5つのポケットを配し、吸水速乾に優れた柔らかな素材が特徴で、ぴたっとしたウェアが苦手な人にもお勧めできるウェアだ。

バレットブースを訪れた声優の野島裕史さん Photo: Shusaku MATSUO
前後に5つのポケットを備える「ポケパーカー」。普段着でもサイクリングにもスタイリッシュにマッチする Photo: Shusaku MATSUO
バンドの代わりに、ステッカーで胸に張り付ける「エアフィット」 Photo: Shusaku MATSUO

 “貼る心拍センサー”のエアーフィットも製品を展示。従来のベルトタイプではなく、シールでセンサーを張り付けることで胸部へのストレスを緩和させるアイテムだ。特に激しい運動を強いられるプロ選手から絶大な支持を得ている。製品は「スタンダードセット」の他、お試し版の「スターターセット」、ケースも付属した「プロセット」 の3種類。反応効果を高めるジェルや、アタッチメントテープなどのアクセサリーも充実している。

 ネストやコーダーブルームなどでスポーツバイクを展開するホダカは新たなパーツブランド「P&Pコンポーネンツ」を出展。開発中のシートポストやハンドルバ―、ボトルケージが並ぶなか、最も注目したのがホイール「WH-A1500R BLACK LYCAON」だ。

P&Pの新作ホイール「WH-A1500R」はブラックリム採用で、足元を引き締める Photo: Shusaku MATSUO
セラミックが施されたリムが制動力を向上させる Photo: Shusaku MATSUO

 セラミック加工されたリムはブレーキング性能を向上させるほか、ブラックに統一されたカラーが車体を引き締める。重量は前後で1495gと軽量ながら、価格は税抜5万円。性能とスタイリングを手軽にアップさせるアイテムだ。

カペルミュールコーナーでは、バッグ製品が豊作 Photo: Shusaku MATSUO
ブリスの新作「ヴィジョン」はアジアンフィットに Photo: Shusaku MATSUO

 WIAWIS(ウィアウィス)ブースでは宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンで活躍した飯野智之さんが自転車をアピールする。飯野さんは今年、Jプロツアーチーム「群馬グリフィン」に所属し、ウィアウィスのバイクを駆る予定。

Jプロツアーで活躍する飯野智行さんがウィアウィスをアピール Photo: Shusaku MATSUO

 ロードバイクだけでなく、トラックバイクやBMX、マウンテンバイクなど独自のカーボン技術を生かしたラインナップが揃う注目のブランドだ。取り扱いはサイクルショップタキザワとなる。

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