バイクインプレッション2020堅牢で乗りやすいオールラウンダーがディスク化 トンプソン「カペラ ディスク」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 今週のバイクインプレッションコーナーは、ベルギーの老舗ブランドTHOMPSON(トンプソン)の「カペラ ディスク」を紹介する。トレンドのディスクブレーキを備えたオールラウンダーだ。

トンプソン「カペラ ディスク」 Photo: Shusaku MATSUO

高いユーザービリティに注目

 トンプソンは 1921年創業の老舗ブランド。自社管理のもとで自転車を作り続け、質実剛健なロードフレームに定評がある。ウェブ上でシミュレートができるカラーオーダーシステムも人気だ。

シートポストは丸形で、調整や交換がしやすい仕様 Photo: Shusaku MATSUO
マッシブなボトムブラケットがパワーを受け止め、推進力へと変換 Photo: Shusaku MATSUO

 カペラはトータルバランスに富んだオールラウンダーモデル。ディスクブレーキ化を果たし、性能に磨きをかけてラインアップしている。ディスクブレーキを備えた以外はスタイルに大きな構成の変更はないが、スルーアクスルによる剛性アップが足回りの引き締め効果に寄与するだろう。

ディスクブレーキにスルーアクスルが組み合わされたトレンドを反映 Photo: Shusaku MATSUO

 走りは期待通り堅牢なもので、優等生という言葉がピタリと当てはまる1台だった。角張った太いダウンチューブとボリュームのあるBBはコシを生み出し、推進力へと変えていく。しかし、ガチガチに硬くはなく、表現するなら“しっとり”している。過度な脚への反発もなく、トルクの抜けもないので安定したペダリングが可能だ。

 フレーム構成もユーザビリティが優先されている。ハンドルやステムは専用品ではなく、ワイヤーも内装されていないため、パーツ選択の幅が広く、交換の手間が少ないことが特徴的。シートポストも専用品ではなく、27.2mm径のノーマルタイプなので、汎用品への交換に困ることはないだろう。数値上の速さを優先し、ハンドルやステム、シートポストが専用品となるモデルが多くなるなか、カペラ ディスクのような基本に忠実なモデルはフィッティングの観点からも評価すべきだろう。

質実剛健な走りに、優れたユーザビリティが合わさったモデルだ Photo: Shusaku MATSUO

 もしこのバイクを注文するなら、カラーオーダーは欠かさず利用すべきだ。ベルギー国内の職人が手でペイントを施すうえ、納期が約1カ月と迅速ながら、アップチャージは2万円(税抜)と格安。お気に入りのウェアや、所属チームのカラーで揃えるなど、オリジナルティ溢れる1台を生み出すことができる。シミュレーションはウェブ上で行えるため、遊び感覚で試してみることをおすすめしたい。結構楽しい。

■トンプソン「カペラ ディスク」フレームセット

税抜価格:330,000円
カラー:ブラック×ライム×FLイエロー×シャイニー
※カラーオーダーはアップチャージ2万円(納期は約1カ月)
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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