「好物」だらけの満足ライド石岡のいちごは“超級”完熟! ゲストライダー篠さんが「獅子頭ライド」のロングコースを試走リポート

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 3月22日(日)に茨城県石岡市で開催する『Cyclist』プロデュースのファンライドイベント「石岡 獅子頭ライド2020」(いしおか ししがしライド)のロングコースを、ゲストライダーで“坂バカクイーン”の篠さんにいち早く試走してもらいました。旬を迎えたいちご農園にも立ち寄り、大会のエイドで振る舞われる特産の“完熟いちご”に衝撃を受けた篠さん。筑波山周辺エリアはよく走るそうですが、坂にいちごに獅子頭と“好物”(?)揃いの石岡のフィールドに新たな魅力を発見したようです。本人のレポートでお届けします。

筑波山をバックに石岡の「フルーツライン」を走るゲストライダーの篠さん Photo: Kyoko GOTO

門外不出の「いばらキッス」に驚愕

 坂好きの私にとって、筑波山周辺はよく訪れるヒルクライムエリア。普段は土浦側からのアプローチが多いのですが、ちょっとルートが変わればまた違った景色を楽しめるのが自転車の醍醐味。このエリアの新たな魅力を発見すべく、獅子頭ライドコース(ロングコース)を走りたいと思います。

「フルーツライン」から見える筑波山。走る場所が違うと山の姿も違って見えます ©獅子頭ライド実行委員会

 ショート・ロングの両方のコースに含まれている「フルーツライン」は、快適にサイクリングできるほぼ直線の2車線道路。約13kmに渡ってほどよくアップダウンを繰り返す、信号もほとんどない走りやすいコースで、地元のサイクリストが練習に使うという評判も頷けます。道路の両側に広がる長閑な里山風景に癒されながら走ってると、どーんと筑波山を眺望できる区間があったりと、走っていて気持ちの良いコースです。

緩やかにアップダウンを繰り返す「フルーツライン」。信号も少なくて、走り応えがあるコースです ©獅子頭ライド実行委員会

 「フルーツライン」という道があることからもわかるように、石岡市はフルーツの名産地。春~秋にかけてさまざまな果物狩りが楽しめるエリアです。もちろん獅子頭ライドでもしっかりフルーツを堪能できます。

 春のフルーツといえば、私も大好きないちごです。今回の試走では、イベント当日に第2エイドで振る舞われるという石岡市特産のいちご「いばらキッス」を作っている「中村いちご園」さんを訪れました。

第2エイドでいちごを提供してくださる中村いちご園の中村剛さんと ©獅子頭ライド実行委員会

 自転車を下りて実際にハウスの中に入り、採れたてのいばらキッスを味見させていただきましたが、取材に同行したCyclist編集部員さんと思わず顔を見合わせるほどの美味しさでした!

 いばらキッスを育てた中村剛さんの話によると、市販のいちごは完熟しない(糖度9〜12度)うちに収穫され、ちょうど赤くなる頃合いを見計らって店頭に並ぶけれど、糖度は収穫時のままで上がることはないとのこと。

市場にはあまり出回らない、生産地でしか味わえない「完熟いちご」。収穫ギリギリまで上げた糖度はなんと18度!(通常のスーパーのいちごの多くは11度程度だそうです) ©獅子頭ライド実行委員会

 一方、地元で味わういばらキッスは収穫ギリギリまで完熟させるため、糖度が18度に達するものも! もう、これは練乳要らずの甘さ。これが「門外不出の甘さ」の理由だそうです。ちなみに農園で開催する「いちご狩り」は大人気で、開催すると午前中でいちごが無くなってしまうほどの人気ぶり。

味わったことのない、いばらキッスの甘み。いちご好きにはたまりません! ©獅子頭ライド実行委員会
口を開けて頬張りたくなる「紅ほっぺ」(左)と、甘みが濃い「いばらキッス」。この2つがエイドステーションに登場します ©獅子頭ライド実行委員会

 イベント当日は、この農園でしか味わえない完熟のいばらキッスともう一種類の「紅ほっぺ」を合わせて、なんと「1人10個」も食べられるというのですから、なんとも貴重で太っ腹なエイドですね!

畑からもらえる美味しいパワー

 次に訪れたのは第2エイドステーションとなる「朝日山学校」。廃校になった小学校を再利用した体験型観光施設です。

どこか懐かしい雰囲気が漂います ©獅子頭ライド実行委員会

 こちらでは地元のそば粉と野菜を使った具だくさんの「やさと蕎麦」と、朝日山学校の畑で育てた米で丁寧に作った麹甘酒をいただきました。

地元で採れた野菜や筑波地鶏が贅沢にもられた、八郷名物のおそば。エイドステーションでは食べやすいサイズにしたものを堪能できます ©獅子頭ライド実行委員会
ゴール地点で振る舞われる手作りの甘酒。なんと、米麹だけで砂糖は一切使われていないそう ©獅子頭ライド実行委員会
自然な甘みにほっこり ©獅子頭ライド実行委員会

 砂糖を一切使用していないという米麹の自然の甘みに、これまたびっくり! イベント当日は、ゴール後にこの甘酒が振る舞われる予定でだそうです。「飲む点滴」とも呼ばれ、疲労回復にも効果のある甘酒。きっとゴール後の疲れを優しく癒してくれることでしょう。

朝日峠攻略法「最初は踏まない」

 朝日山学校でエイド食を堪能した後は、いよいよロングコースの本格的な上り、朝日峠でのヒルクライムが始まります。

いよいよ朝日峠のヒルクライム! 前半から斜度強めで踏みごたえがあります ©獅子頭ライド実行委員会

 朝日峠を上ったのは今回が初めて。前情報なしの“初見”で上ってみたところ、正直、予想以上のきつさでした(笑)。3.3km、平均勾配7.8%、獲得標高259mと、一見普通の短い峠に見えますが、序盤の2kmはずっと10%前後を行き来する急勾配。最初に頑張り過ぎると、後半の緩斜面で垂れて回せなくなる峠、という印象です。

木々が生い茂り、里山から一気に景色が山深くなる ©獅子頭ライド実行委員会

 上りがあまり得意ではない方にアドバイスするとしたら、序盤で足を貯めておくとクリアしやすいと思います。逆に、足に余裕のある方は当日アタックしてみてはいかがでしょう? 参考までに私のタイムは14分20秒でした。

 交通量がほとんどなく、きれいな九十九折が続く峠道ですが、一部グレーチングが斜めに入っているカーブがあります。上りなのでさほど問題ないと思いますが、念のためご注意を。

最初に頑張りすぎてしまった…(苦笑)。ビギナーの人にはチャレンジングな坂になるかも? ©獅子頭ライド実行委員会

 「表筑波スカイライン」に合流してすぐの朝日峠駐車場がウォーターエイドステーションになっており、ここでは石岡駅すぐ近くにあるカフェ「香丸資料館」の美味しいコーヒーが振る舞われるそうです。

 駐車場は土浦側の関東平野を一望できる展望台にもなっていて、ここで美味しいコーヒーをいただけたら間違いなくヒルクライムの疲れは吹っ飛びますね。

大会当日、ウォーターエイドステーションになる朝日峠駐車場で一息。土浦市側に見える関東平野の絶景が気持ちいい! ©獅子頭ライド実行委員会

 ここでワンポイントアイデア。スタートから14km地点にある第1エイドでは石岡市のオリジナルスイーツ「いしおかサンド」が3種類振る舞われるそうなので、ロングコースに参加する人はそのうちの1種類をバックポケットに入れておいて、ここでコーヒーと一緒に堪能するのも良いと思います。

ウォーターエイドステーションでは石岡市内にある「香丸珈琲」の香り高いコーヒーが味わえます ©獅子頭ライド実行委員会
石岡市内にあるスイーツ店が作る「石岡サンド」。各店舗が趣向を凝らした地元のオリジナルスイーツ。第1エイドで登場します ©獅子頭ライド実行委員会

 ちなみに「いしおかサンド」とは石岡市でとれたフルーツ等を使って市内のお菓子屋さん各店舗が独自に開発したスイーツで、全部で14種類(14店舗が参加)もあるそう。今回の獅子頭ライドに合わせていちごを使った新商品を開発中だそうなので、当日が楽しみです!

尾根から見えるいつもと違う筑波山

休憩を終えて尾根走りスタート。ヒルクライムは前座だったかも? ©獅子頭ライド実行委員会

 コーヒーを飲み終えた後、朝日峠から先は表筑波スカイラインを縦走し、風返し峠まで尾根伝いにおよそ10kmのアップダウンを繰り返します。合わせて250mほど上ることになるので、「上りは朝日峠だけではなかったの?」と思わず突っ込みを入れたくなります(笑)。

 でも麓とは違う角度の筑波山が眺められるのが、このスカイラインの見どころ。私も初めて知りましたが、実は筑波山は横長の山脈で、眺める角度によって山の輪郭が変わるのが特徴なんですね。当日は是非景色の良いところで立ち止まって記念に写真を撮ってみたり、楽しんでみてください。

尾根から見える筑波山。俯瞰的に見える姿はとても雄大で新鮮 ©獅子頭ライド実行委員会
風返し峠から下りに入る手前に、篠おすすめの激坂も。コース以外にもこの周辺にはけっこう“隠れ激坂”があります ©獅子頭ライド実行委員会

 また、今回のルートには含まれていませんが、実は獅子頭ライドルート周辺には私も大好きなおもしろい“隠れ激坂”がたくさんあります。

 例えば、風返峠の近くにある十三塚。最大勾配が26%もある激坂で、過去に一度上ったことがありましたが、なかなかタフな坂でした。興味のある方は是非、大会以外の日に個人的にチャレンジしてみてくださいね(笑)。

「巨大過ぎる獅子頭」をどうイジる?

 風返し峠から少し斜度強めの坂を下った後、第3エイドとなる「常陸風土記の丘」へと向かいました。噂の「巨大すぎる獅子頭」は想像していたよりもずっと巨大で、見上げた瞬間思わず「うわぁ…」と声が漏れてしまいました。

巨大すぎる獅子頭とついにご対面… ©獅子頭ライド実行委員会

 この高さ10mの獅子頭は単なるオブジェではなく、実は中に入ることもできる展望台。私も口の中に入ってみたり、つい遊んでしまいました。当日はこの獅子頭を使った「フォトコンテスト」も企画される予定だそうなので、参加者の皆さんは趣向を凝らした楽しい写真を撮ってみてください。

獅子頭の口の中に入ることもできます! ©獅子頭ライド実行委員会
獅子頭に愛車を咥えてもらいました(笑) Photo: Shino

 ちなみに私が撮影したのは、「愛車のトップチューブを咥える獅子頭」です。皆さんはどう撮りますか? 面白いアイデアを期待しています。

冬眠明けライドにぴったり!

 コース序盤は基本平地で緩いアップダウンで景色を楽しみながらのサイクリングが楽しめ、きゅっと刺激が入る上りがすべて中盤以降に集中している、そういう意味ではロングコースはとてもメリハリが利いたコースプロファイルでした。

3月の石岡でいちごを食べて“冬眠明けライド”しましょう ©獅子頭ライド実行委員会

 距離65.6km、獲得標高828mながら、走りごたえもばっちり。エイドでは今回紹介した他に、美味しい地元グルメが振る舞われるそうなので、これはまさに自転車に走り始める春の“冬眠明けライド”にぴったりだと思います。楽しく、美味しく、一緒に3月の石岡を走りましょう。

「石岡 獅子頭ライド2020」

開催日:2020年3月22日(日)
開催場所(スタート/ゴール地点):茨城県石岡市若宮3丁目1-1「いしおかイベント広場」
コース:①ショートコース:45.8km(約4時間)獲得標高322m ②ロングコース:66.3km(約6時間)獲得標高828m
募集定員:300人(全コーストータル)
参加資格:
・中学生以上(未成年者は、保護者の参加同意が必要)
・各コース距離を完走できる走力を備えていること(自己申告)
参加料:ショート6,500円、ロング8,000円
※参加費には消費税と傷害保険料が含まれます。
参加締切:2月26日(水)※定員になり次第終了

問合せ:「石岡 獅子頭ライド」実行委員会運営事務局(TEL:03-3275-8386、受付時間/平日 10:00~12:00・13:00~17:00、担当:上片平亮、後藤恭子)

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