プロチームが使う最新バイク<3>ピナレロ・ドグマにデローザ・メラクなど UCIワールドチーム7組の機材をチェック

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 ツアー・ダウンアンダーを走るUCIワールドチーム機材紹介の第3弾は、EFプロサイクリング、チーム イネオス、グルパマ・エフデジ、ロット・スーダル、コフィディス、イスラエル・スタートアップネイション、トレック・セガフレードの7チームをチェックする。

EFプロサイクリング 、チーム イネオス、グルパマ・エフデジ、ロット・スーダル、コフィディス 、イスラエル・スタートアップネイション、トレック・セガフレード計7チームを紹介 Photo: Yuzuru SUNADA

EFプロサイクリング

  集団内でも目立つピンクのヘルメットとウェアが特徴的なEFプロサイクリングは、継続してキャノンデールに乗る。

 第1ステージで5位に入ったクリストファー・ハルヴォルセン(ノルウェー)はスーパーシックスエボを選択。昨年モデルチェンジした車体は、セミエアロでケーブル完全内装といった近年のトレンドを取り入れた。カラーリングはネイビーにピンクの差し色を入れたデザインだ。

ハンドルやステム、ホイールは同社のノットシリーズではなく、FSAとヴィジョンをアッセンブル Photo: Yuzuru SUNADA

 メインコンポはシマノを採用するが、クランクはFSA。ステムやハンドル、ホイールもFSAがプロデュースするヴィジョンを採用した。

チーム イネオス

 昨年、シーズン途中でのスポンサー変更にともない再スタートをしたチーム イネオスは、チームスカイ時代から関わりのあるピナレロとパートナーシップを継続。ドグマF12のリムブレーキモデルをメイン機に据え、レースで勝利を狙う。

パヴェル・シヴァコフ(ロシア)のドグマF12 Photo: Yuzuru SUNADA

 モデルチェンジしてF10よりも角ばったフレームデザインは、エアロダイナミクス特性の向上、フレーム構造の軽量化と剛性アップに貢献している。コンポやホイールはシマノで統一。コックピットはピナレロのアクセサリーブランド、モスト製品が装備されている。

グルパマ・エフデジ

 フランス籍のグルパマ・エフデジは、同国のブランドで長年関わりのあるラピエールのバイクでシーズンイン。マイルズ・スコットソン(オーストラリア)は昨年登場したばかりのディスクブレーキモデル、ゼリウスSL アルティメイトを選択した。

フレームの形状が特徴的なゼリウスSL アルティメイト。ディスクブレーキに最適化するため、フレーム各部を見直した Photo: Yuzuru SUNADA

 シートステーがトップチューブに接続される特徴的なフレーム形状とは裏腹に、カラーリングはシンプルなマットブラック基調。白のラインとフランス国旗が小さくデザインされている。アッセンブルされるパーツは、サドルとボトルケージなどを除けばほとんどPRO製品だ。

ロット・スーダル

  ベルギーチームのロット・スーダルも同国のブランドで、長年に渡り信頼関係を築いてきたリドレーを使用する。

ジョナサン・ディッベン(イギリス)が使用するノアファスト ディスク Photo: Yuzuru SUNADA

 ジョナサン・ディッベン(イギリス)の車体はエアロロードのノアファスト ディスク。 コンポはカンパニョーロ。ハンドル周りは専用のエアロハンドルではなく、デダ エレメンティだ。 ホイールはボーラワンが装備されている。

コフィディス

 11年ぶりにトップカテゴリー入りを果たしたフランス伝統チーム、コフィディスのバイクはクォータからデローザに変更された。

 ジャパンカップでも度々来日し、密かにほっともっとの弁当を愛するネイサン・ハース(オーストラリア)は新型のメラクに乗る。アルミバイクとしてラインナップされていた2000年に、世界選手権ロードを制覇した実績を持つ伝統のモデル名だ。

近年のトレンドを盛り込み、振動吸収性と快適性を両立したメラク Photo: Yuzuru SUNADA

 3度目の復活に伴い改良されたフレームは、近年のトレンドを盛り込んだデザイン。コンパクトなリア三角に各部でチューブ径・形状を変更してセミエアロになったオールラウンドバイクだ。コンポはカンパニョーロ、ホイールはフルクラムがアッセンブルされている。

イスラエル・スタートアップネイション

 カチューシャ・アルペシンのワールドツアーライセンスを引き継いで昇格したイスラエル・スタートアップネイションは、2019年に3年間のパートナシップを結んだファクターのバイクで走る。

 ベン・ヘルマンス(ベルギー)はクライミングバイク、O2 VAMディスクを選択した。 フレーム重量は54サイズで700g。パーツ構成によってはディスク仕様でもUCI規定の6.8kgを下回るほどの超軽量モデルだ。

チームは軽量クライムバイクのO2 VAMディスクとエアロロードのワンディスクを使い分ける Photo: Yuzuru SUNADA

 ホイールやハンドル、シートポストなどはデンマークの新興ブランドのブラックインクを採用。コンポはシマノだが、リアディレーラーにはセラミックスピードのビッグプーリーが搭載されている。

トレック・セガフレード

  ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア)が加入したトレック・セガフレードはチーム名の通り、トレックのバイクを使用する。昨年同様に選手の好みやレースに応じて、エアロロードのマドンと軽量バイクのエモンダ、エンデュランスモデルのドマーネを使い分ける。

 キール・レイネン(アメリカ)がツアー・ダウンアンダーで使用したのは、マドンSLRディスクだ。見た目から分かる通り、ワイヤーが完全内装化されたエアロフレームは空力性能に優れている。トップチューブ内部には振動吸収機構のアイソスピードが内蔵され、シーンに応じて乗り心地を変更できる機能付きだ。

タイヤはピレリを使用する Photo: Yuzuru SUNADA

  ホイールやハンドルなどは同社パーツブランドのボントレガーを採用。コンポはスラムのRED eTap AXS(レッド・イータップ・アクセス)で固めている。

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