バイクインプレッション2020ディスクブレーキ化でブラッシュアップした走りに カレラ「TD01 AIR DISC」

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 カレラのエアロロードバイク「TD01 AIR DISC」をインプレッション。その名の通り、ディスクブレーキを備えたモデルで、同ブランドのラインナップではミドルグレードの位置づけとなる。

カレラのエアロロードバイク「TD01 AIR DISC」 Photo: Masami SATOU

ディスク化で走りもブラッシュアップ

 TD01 AIRは2017年に登場したエアロロードバイクだ。各部に空気抵抗の削減と軽量性を併せ持つ特性のカムテールデザインを採用し、リア三角は小さく、低く構えたトレンドのフォルムを纏っているのが特徴だ。当初はダイレクトマウントタイプのリムキャリパーブレーキを備えてのラインナップだったが、2020年モデルからディスクブレーキモデルが追加された。

各チューブ裏側を平面にしたカムテールデザインを採用 Photo: Masami SATOU

 今回試したディスクブレーキモデルもブレーキ以外は大きなデザイン変更はない。2年以上前に発表されたモデルながら、他ブランドのエアロロードと比べてもデザインに色褪せは見受けられない。当時、フレームセットで30万円を切っていながら洗練されたフォルムだ、と感心したことをよく覚えている。

 リムブレーキモデルはすでにこのバイクインプレッションコーナーで紹介している。エアロロードながらしなやかさも併せ持ち、長距離でも活躍する万能モデルと評価していた。

 ディスクブレーキ仕様になったことで、走りはどう変化したのだろうか。それは走り始め、速度が上がるごとに増す安定性に強く表れていた。12mmのスルーアクスルを備えたことで、さらに粘りのあるコーナリングが可能になった。カレラのロードバイクの特徴として、レーシーなハンドリングが挙げられる。俊敏ではあるが、ピーキーさもやや目立つ。ディスク化したことで、基本的な味付けを活かしつつ、よりコントローラブルになった。車体を倒していった先に自信を持てる“スペース”をハンドルを通して感じられた。

前後にディスクブレーキが備わった Photo: Masami SATOU
シートステーにはブレーキ用のブリッジがなく、よりエアロ効果を高めた Photo: Masami SATOU

 元々無理なアウターワイヤーの取り回しはしていないが、ディスクブレーキになったことで、よりスタイリッシュになったデザインもポイント。ブレーキレバーの引きは軽く、単純にブレーキキャリパーがなくなったことで空力も向上しただろう。エアロロードとディスクブレーキの組み合わせはやはりマッチする。

クリテリウムからトライアスロンまで、多彩な走りに対応 Photo: Masami SATOU

 しなやかながら、コシのある剛性も健在。脚に反発する硬さは相変わらず身を潜めており、長い距離でも安定してパワーを維持できるだろう。機敏なハンドリングを生かしたクリテリウムレースへの参戦、また、一定ペースで走り続けるトライアスロンのバイクパートまで万能にこなせるエアロロードバイクだ。

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

■CARRERA「TD01AIR DISC」

税抜価格:250,000円(フレームセット)
重量:1190g(Mサイズフレーム)、430g(フォーク)
サイズ:XS、S、M、L、XL

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