「まずは首都圏、女性サイクリストを誘客」つくば霞ヶ浦りんりんロード「ナショナルルート指定祝賀会」、大井川茨城県知事ら160人出席

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 茨城県のつくば霞ヶ浦りんりんロード(以下、りんりんロード)が「ナショナルサイクルルート」に選ばれたのを記念して12月5日、土浦市の茨城県県南生涯学習センターで「ナショナルサイクルルート指定記念祝賀会」が開催された。同協議会会長を務める大井川和彦・茨城県知事ら約160人が出席。同ルートに指定されたことを祝うとともに、今後の見通しを明らかにした。

茨城県のサイクリングサポートライダーの皆さんと記念撮影する茨城県の大井川知事(後方右から4人目) Photo: Kenta SAWANO

周辺6首長も出席

 つくば霞ヶ浦りんりんロードは11月7日に、「ビワイチ」(滋賀県)、「しまなみ海道サイクリングロード」(広島県、愛媛県)と並んで「ナショナルサイクルルート」に制定された。同制度は「ルート設定、走行環境」などで一定の水準を満たすサイクリングルートを国が推奨ルートとして指定する制度。祝賀会には、りんりんロードに関わる6市村の首長(土浦市、石岡市、つくば市、潮来市、かすみがうら市、美浦村)、7市町(稲敷市、桜川市、神栖市、行方市、鉾田市、小美玉市、阿見町)の関係者、また自治体や民間事業者で構成する「つくば霞ヶ浦りんりんロード利活用推進協議会」の会員(122団体)のうち、約70団体が出席、その他茨城県選出の国会議員や県議会議員等も多数出席した。

ナショナルサイクルルート指定記念祝賀会であいさつする茨城県の大井川知事 Photo: Kenta SAWANO

最初は「まさか」の選出

 大井川知事は「しまなみ、ビワイチと並んでりんりんロードが選ばれたのは、『まさか』という人も多かったと思いますが、最初の3つに選ばれたのは大きな意味がある。首都圏に隣接しているルートは初めてで、皆さんと知恵を絞って茨城のサイクリング文化を盛り上げていきたい」と集まった関係者に呼び掛けた。具体的には「まずは首都圏から近いことをよりアピールして、女性サイクリストの誘客に力を入れていきたい」と話した。

zenkei祝賀会には約160人の関係者が集まった Photo: Kenta SAWANO

 また、今回の選定について、国土交通省の池田豊人道路局長は「こういった指定をする場合、公募することが多いが、今回のルートはあえて公募しなかった。うわっと(たくさんの候補地が)立候補してきて、私は気持ちが弱いので『これはダメ』と言えなくなる。そうすると世界から走りに来た人が、がっかりする場所(候補地)も入ってきてしまうかもしれない。今回は本当に世界に誇れるもの(コース)、また来たいと思えるものに絞った」と選出の理由を公表した。

ゲストの日向涼子さんは和服姿ではじめて霞ヶ浦沿いを走った時の思い出を話した Photo: Kenta SAWANO
shinohara茨城町出身でフランスでロードレースに参戦している篠原輝利選手は「ビギナーでも走りやすい『りんりんロード』をフランスでも広めてきます」と笑顔 Photo: Kenta SAWANO 

土浦市長「連携して整備」

 一方で、各自治体の動きを聞いてみると、りんりんロードの基点ともなる土浦市・安藤真理子市長は「私もスポーツ用自転車で霞ヶ浦一周を走ったことがありますが、その時は休憩地点がコンビニ1店を含め3カ所しかなかった。今の段階では、まだ海外から来たサイクリストがまた来てくれるようなものか不安」と返答。11月25日に新任したばかりだが「一刻も早く周りの市町村とも連携を取って整備を進めていきたい」と展望を話した。

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サイクルツーリズム りんりんロード 茨城県

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