10年目を迎えた“野辺山”の新イベント野辺山グラベルチャレンジ初開催 雨のち晴れの八ヶ岳山麓を300人が快走、将来的には夏開催を視野

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 八ヶ岳山麓の大自然を楽しむグラベルイベント「野辺山グラベルチャレンジ」が11月24日、初開催された。23日に開催されたラファスーパークロス野辺山の兄弟イベントとして、その翌日に実施。日本全国から、さらにはスーパークロス野辺山にエントリーした外国人選手も含め約300人が出走。雨のち晴れの天候の中、野辺山のグラベルを満喫していた。

第1ステージの計測ゴール地点の標高1900m付近は晴れ渡り絶景が見渡せた Photo: Kenta SAWANO

力に合わせた3カテゴリー

 野辺山グラベルチャレンジは、ステージ1(27.8km)とステージ2(23.1km)に設置された計測期間の合計タイムで競う「レース」種目と表彰無しでツーリングを楽しむ「ロングツーリング」種目、ステージ1のみを走る「ショートツーリング」の3カテゴリーで開催された。スーパークロス野辺山の行われる滝沢牧場を初めて飛び出し、周辺の農道、林道、この日だけ走れる未舗装道など、地域の絶景を走れる貴重な第1回目の試みとなった。

朝7時、スタート時の滝沢牧場はまだ雨模様だった Photo: Kenta SAWANO
スタート前に注意事項を説明するラファ・ジャパンの矢野大介代表 Photo: Kenta SAWANO
STRAVA計測期間も2.5㎞あり、盛り上がっていた Photo: Kenta SAWANO

 午前7時、レースとロングツーリングのスタート前、今回のイベントを企画したラファ・ジャパンの矢野大介代表が「今は雨ですが、昼から天気が上がって最高の野辺山の景色と道を楽しんでもらえると思います」とあいさつ。その言葉通りの絶景と雰囲気になった。前日のスーパークロス野辺山の舞台「滝沢牧場」をスタートすると小雨と濃霧の中、牧草地帯を真っすぐ進み、やがて未舗装路の上りになった。途中、STRAVAチャレンジ区間、すぐにタイム計測区間が続き、いずれも延々の上りで、参加者は悲鳴や歓喜の声で盛り上がっていた。

序盤は濃霧の牧草地帯真っすぐに進んだ Photo: Kenta SAWANO
勾配がきついグラベルでも笑顔の参加者 Photo: Kenta SAWANO

 ロングコース出走の一団が第1ステージ最高地点の1900m付近に到達すると、付近は晴れ渡り、虹も出て参加者を出迎えた。ドイツの自転車メーカー「キャニオン」が私設のエイドを設置し、関西のファンにおなじみ「タベルナ・エスキーナ」のレモネードを出して、参加者の疲れを癒していた。そこから続くグラベルの下り区間は、雲の間を通り、自転車の楽しさ感じさせるものだった。プライベートで参加したマウンテンバイクダウンヒルライダーの永田隼也選手も「上りはただただきつく、タイムは出せなかったけれど、グラベルの下りは気持ち良かったですね。次は下りも計測してくれたら表彰台を取りたいです」と楽しんでいた。

キャニオンの私設エードではレモネードが振る舞われた Photo: Kenta SAWANO 
 Photo: Kenta SAWANO
ステージ2のタイム計測期間は泥でタフなコンディションだった Photo: Kenta SAWANO

趣向を変えたステージ2

 ステージ1を終えると、午前9時から11時くらいまでに一旦滝沢牧場に戻り、出店ブースで買った早めのランチを取って、ステージ2へ進んだ。ステージ2は、各地でライドイベントを行って来たラファらしく車の少ない公道をつないで、里山の風景を楽しむルートを通って、最後に2つ目のタイム計測。長さは3.1kmながら泥の深い轍が連続し、参加者を苦しめ、そして楽しませた。そこを抜けると、最後に「海の口牧場」の牧草地を八ヶ岳に向かって進み、ラファの移動式カフェ「ルイゾン」を中心にしたエイドステーションが、最後に待ち受け参加者の疲れを労った。

ステージ2のエイドステーションで、八ヶ岳をバックに記念撮影する阪口隼士さん・知世さん夫妻(提供写真)

10周年の野辺山で結婚

 参加者にはこのイベントに合わせて野辺山で婚姻届を出したカップルもいた。福岡市の阪口隼士さん・知世さん夫妻はラファのイベントやライドを通じて知り合い、ラファの最も大きなイベントも開催される野辺山町役場で22日夜に婚姻届を提出。そして記入漏れをこの日に修正し直し、記念すべき日のグラベルチャレンジとなった。

野辺山町役場に婚姻届を提出した Photo: Kenta SAWANO

 レース部門の表彰は男子が山本和弘さん(キャノンデールジャパン)、女性は前日のスーパークロス野辺山でも3位に入った赤松綾さん(simworksRacing)が優勝した。今後の開催について、矢野代表は「今後1、2年、シクロクロスと同時開催した後、グラベルイベントだけの開催を目指したい。シクロクロスのお客さんにグラベルイベントの楽しさを伝えて、そのまま夏開催を目指したい。(シクロクロスカテゴリーの)C3、C4カテゴリーの人の多くはロードバイクのレースは敷居が高い競技だと思うので、手軽に(シクロクロスと)同じバイクで楽しめることを訴求していきたい」と総括した。

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