50社を超えるブースが集結雨の袖ヶ浦フォレストレースウェイを激走 競って、試して、楽しんだ「セオフェス2019」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 秋恒例のロードレースイベント「セオフェス2019」が11月23日、千葉県袖ケ浦市のサーキット「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」で開催された。あいにくの天候となったが、会場には早朝から参加者が集結。寒さを感じさせない熱気に満ちたイベントとなった。

雨の袖ヶ浦フォレストレースウェイを激走する参加者たち Photo: Shusaku MATSUO

今年で14回目の開催に

 関東を中心に各地でサイクルショップを展開し、黄色の看板でおなじみの「セオサイクル」。ロードバイクなどのスポーツ車から、軽快車まで幅広い車種が撮り揃っており、幅広い層から支持を受けている。セオフェスは2006年にセオサイクルの創業50周年を記念して立ち上がったイベントで、毎年規模を拡大しつつ今回で14回目の開催となった。

開会の挨拶をする瀬尾仁社長 Photo: Shusaku MATSUO
エントリーや準備を進めてレースに備える参加者たち Photo: Shusaku MATSUO

 イベントは個人(ソロ)だけでなく、チームでも楽しめる種目が用意されているのが特徴だ。エンデューロ種目は2時間ソロの男・女、4時間はソロ男・女、チーム男・女、男女混合が、その他、上級者、中級者、初級者などのカテゴリーに分かれており、幅広いレベルのスポーツバイク愛好者が参加ができる。参加者たちはチームピットエリアの確保のため、早朝から会場入り。ローラーでウォーミングアップをしたり、雨用のウェアを用意するなど準備を進めていた。

広々としたコースの「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」 Photo: Shusaku MATSUO
滑りやすい路面を慎重に走る参加者たち Photo: Shusaku MATSUO

チームワークで周回数を稼ぐ

 瀬尾仁社長の開会挨拶から幕を開けたセオフェス2019。エントリー総数は約1200人であったが、あいにくの天候にスタートを諦めた参加者も多かったようだ。降りしきる雨風は激しさを増す一方であったが、レースのスタート時間に近づくにつれ、会場の熱気は高まっていく。午前8時20分にスタートが切られると、参加者たちは勢いよくコース内へとペダルを踏みこんでいった。

チップ交換の素早さも求められるチームエンデューロ Photo: Shusaku MATSUO
チームメートに熱い応援を送る Photo: Shusaku MATSUO

 時間内でどれだけコースを周回したかを競うのが「エンデューロ」競技。チーム競技の場合、仲間と計測タグ入りのバンドを交換するチームワークも重要になる。参加者たちは予め周回する予定を決めたり、ピットレーンから走行中の仲間に声をかけてピットインを促すなどの戦略を実施。時には真剣に、時には笑顔をみせながら「がんばれー!」と走り出すチームメートの背中を押す姿があった。

 チーム4時間男子で勝利を掴んだのは小林正樹さん、相楽誠さん(RinRinRacing)のペア。4時間で63周をラップし、最後は後続に約1分半の差をつけ、相楽さんがバイクを掲げてのフィニッシュとなった。

バイクを掲げてチームエンデューロ4時間男子カテゴリーの勝利を喜ぶ相楽誠さん(RingRingRacing) Photo: Shusaku MATSUO

 チーム女子は橘直美さん、細矢由美子さん(DREAMER)ペアが制した。4時間ソロ男子は小林崇さん(オッティモ)が62周をして優勝、ソロ女子は佐藤亜美奈さん(SPG)が制している。4時間チーム男女は3人で挑んだ玉仙健一さん、加藤淳一さん、古田佳美さんのチーム小田原が優勝を果たした。2時間ソロ男子は木村紀仁(team APEX)さん、ソロ女子は樫木祥子さんがそれぞれ優勝している。

選手交代を終えてピットアウト Photo: Shusaku MATSUO
就学前のキッズが懸命に挑んだミルキークラス Photo: Shusaku MATSUO
上級者カテゴリーは中川由人選手(リオモ・ベルマーレ)がマッチスプリントを制して優勝 Photo: Shusaku MATSUO

 アツいレースを繰り広げたのは大人だけではない。未就学児カテゴリーや、小学生を対象にしたレースも開催。大人顔負けの激しい競り合いを披露していた。

 セオフェスの特徴の一つに、豪華な入賞商品が挙げられる。ヘルメットやサイクルキャリア、自転車などが各協賛企業から提供。細分化されたカテゴリーごとに表彰式が行われるため、多くの参加者にチャンスが訪れる。豪華賞品ゲットを目標に毎年参加している参加者も多いという。

4時間女子チームの表彰式。協賛企業から豪華な賞品が贈られた Photo: Shusaku MATSUO

「毎年欠かさず参加しています」

 また、レースだけでなく講習会も開催された。チーム ブリヂストンサイクリングの石橋学選手、孫崎大樹選手、シドニー、アテネ、北京五輪代表として活躍した飯島誠さんの3人がオリンピックの歴史や、東京五輪の展望を解説。東京五輪プレ大会を走った石橋選手のコース説明に、集まった参加者たちは耳を傾けていた。石橋選手と孫崎選手は、エンデューロや各レースにもゲストとして走行。イベントをより一層盛り上げた。

チーム ブリヂストンサイクリングの石橋学選手(右)が、プレ五輪を走った経験を振り返る Photo: Shusaku MATSUO

 50社を超えるテントが軒を連ねたブースエリアでは、各ブランドが製品をアピールしていた。試乗車も豊富に用意されており、最新バイクの乗り比べが可能だった。本降りの雨の中、熱心に製品の説明を聞き、コースを走る参加者の姿も。ディスクブレーキの性能を試すには最適なコンディションだったのかもしれない。

会場には50ブランドを越える出展ブースが軒を連ねた Photo: Shusaku MATSUO
多くのブースで試乗車が用意され、乗り比べが可能に Photo: Shusaku MATSUO
Cyclist編集部も3月22日に開催する「石岡獅子頭ライド」もPRした Photo: Shusaku MATSUO

 ピットエリアにフラッグを掲げ、多くのチーム員で参加していたのはセマスレーシング新松戸の皆さん。今年は女子2時間ソロ4位、男子2時間ソロ6位、男子4時間チーム3位、男女4時間チームで6位など好成績を収めていた。チーム員の関川恒平さんは「チームはセオサイクルの店舗発祥なので、セオフェスにはホストチームとして毎年欠かさず参加しています。仲間と楽しく、真剣に走れる魅力に満ちた大会です」と締めくくった。

毎年参加しているというホストチーム「セマスレーシング新松戸」の皆さん Photo: Shusaku MATSUO

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