獲得標高2万m超 「オートルート・アルプス2013」8月開催過酷な山岳ステージレースへ俳優の筒井道隆さんらが挑戦 アルプスの壁を目指す「チーム・トーゲ・ジャパン」

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 獲得標高2万1400m、19の峠、7日間におよぶステージ…アマチュア・ヒルクライマーの“憧れ”が詰まったロードレース「Haute Route Alps」(オートルート・アルプス)が8月18日、スイス・ジュネーヴで開幕する。3回目となる今大会には、日本から俳優の筒井道隆さん(41)らスペシャルな4人が集まった「チーム・トーゲ・ジャパン」が出場することが決まった。

アルプスの峠を上る「オートルート・アルプス」参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps アルプスの峠を上る「オートルート・アルプス」参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps 

俳優や元オリンピアンが参加するチーム“峠”トーゲ

 メンバーは筒井さんをはじめ、ロードレースの元オリンピック代表でブリヂストンサイクルに勤める田代恭崇さん(38)、青森県の八戸大学学長を務めるシュペールランドヌール大谷真樹さん(52)、東京都新宿区でスポーツ自転車店を営む元プロロードレーサーTim Smith(ティム・スミス)さん(55)の4人。

「チーム・トーゲ・ジャパン」のメンバー、左から田代恭崇さん、筒井道隆さん、ティム・スミスさん、大谷真樹さん「チーム・トーゲ・ジャパン」のメンバー。左から田代恭崇さん、筒井道隆さん、ティム・スミスさん、大谷真樹さん

 「チーム・トーゲ」は“峠”にちなんで命名された。そしてその名は、チームがサポートを受けるサイクリングウェアのブランド名でもある。

「チーム・トーゲ・ジャパン」のウェア「チーム・トーゲ・ジャパン」のウェア
「チーム・トーゲ・ジャパン」のロゴマーク「チーム・トーゲ・ジャパン」のロゴマーク
「オートルート・アルプス」を走る参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps「オートルート・アルプス」を走る参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps

 今回、日本からの参戦を発案したのは、昨年のオートルートにも出場したスミスさん。素晴らしい山岳コースの数々に魅了されるとともに、日本からの参加者がいない状況を残念に感じたそうだ。その場で主催者にかけ合い、2013年大会における日本人出場枠の確約を得て、帰国するとすぐにメンバーを募った。

 俳優の筒井さんは、長年自転車に親しんでいるベテランサイクリストだ。無類の峠好きで、オートルート・アルプスへの参加を誘われた時、2万m超の獲得標高を聞いても「おもしろそう」と笑って答えたという。舞台出演などで多忙な毎日だが、レースに向けた過酷なトレーニングに強い意気込みを見せている。

 さらに、2004年アテネオリンピックで自転車ロードレースに出場した田代さんや、学長を務める八戸大学の運動部学生とともにストイックなトレーニングに励む大谷さんが加わり、多彩なメンバー全員でアルプスのステージレースの完走を目指す。チームのバイクには、ブリヂストン アンカー「RL8」を採用する。
 

世界35カ国の強者が集うオートルート・アルプス

市街地を駆け抜ける「オートルート・アルプス」参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps市街地を駆け抜ける「オートルート・アルプス」の参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps
アラン・プロスト(フランス、左から2人目)も出場予定 ©Haute Route Alpsアラン・プロスト(フランス、左から2人目)も出場予定 ©Haute Route Alps
補給ポイントを通過する参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps補給ポイントを通過する参加者(前回大会より) ©Haute Route Alps

 オートルート・アルプスは、全7ステージがすべて山岳コースという過酷なステージレース。過去2回の開催では、いずれも申し込み受付が始まってすぐ定員に達したという人気大会だ。そんな盛り上がりを受け、今年は9月にピレネー山脈でも同様のレースが開催されることになったほどだ。

 8月のアルプス大会では、世界35カ国から600人のサイクリストたちの参戦が予定されている。この中には、かつて4度のF1チャンピオンとなったアラン・プロストなど、自転車の枠を超えた各国スポーツ界の著名人も名を連ねているという。

「オートルート・アルプス2013」全7ステージの高低差 ©Haute Route Alps「オートルート・アルプス2013」全7ステージの高低差 ©Haute Route Alps

 コースの特徴は、ジュネーヴからフランス・ニースへ向かう行程で現れるフランス・アルプスの“魅力的な”峠の数々。タイムトライアルで競われる第5ステージ(24km、獲得標高1560m)を除き、6つのステージはそれぞれ走行距離100km以上、獲得標高3000m超のコースが待ち構える。イズラン峠(2770m)やイゾアール峠(2361m)など、ツール・ド・フランスにたびたび登場する有名な峠も設定されている。

  2013年は、9割近くが新しく開拓したコースであることなど、コースディレクションにも気合いが入っている。開催者からは「今年はスタートから油断ならないルート。ウォームアップをするタイミングはないから、心身ともに準備を整えて挑んで!」というメッセージが伝えられている。

ダイナミックな風景が広がる「オートルート・アルプス」のコース(前回大会より) ©Haute Route Alpsダイナミックな風景が広がる「オートルート・アルプス」のコース(前回大会より) ©Haute Route Alps

 チーム・トーゲは、4人のメンバーが集まってトレーニングをキックオフしたばかり。まずは4月21日に開催されるヒルクライム大会「ツール・ド・草津」に出場する予定だ。しかも、ステージレースの感覚をつかむため、大会終了後に東京までチームで走行して戻ってくるという。

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 「Cyclist」では、8月の「オートルート・アルプス」を目指すチーム・トーゲの活動を追って、レポートを続けていきます。
 
「チーム・トーゲ・ジャパン」Facebookページ

 

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