バイクインプレッション2019さらなる軽量化と空気抵抗の削減で正常進化 コルナゴ「V3-RS」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 コルナゴのオールラウンダー「V3-RS」のインプレッションをご紹介する。軽さやエアロを追求したVシリーズの3代目に当たるモデルで、形状を新たにブラッシュアップ。より戦闘力を増したピュアレーシング機を試した。

コルナゴのオールラウンダー「V3-RS」 Photo: Masami SATOU

剛性と快適性も向上

 2015年に登場したVシリーズの初代「V1-r」は、フェラーリとのコラボレーションによって誕生した。カムテールデザインのチューブや、ダイレクトマウントタイプのリアブレーキをBB下に配するなど空気抵抗の削減を追求。軽量化にも力を入れるなど、積極的に先進的な技術を取り入れたレーシングモデルとなった。2代目の「V2-r」もさらに重量や剛性に磨きをかけ、UCIワールドチームのUAE・チーム エミレーツの選手も多くVシリーズを選んでいた。

前作と比べてより直線的なデザインに Photo: Masami SATOU

 新たに登場したV3-RSは、よりエッジが効いた直線的なデザインにリニューアルされた。剛性はヘッド周辺で6%、リア三角では12%アップしつつ、45gの軽量化が図られた。カーボンレイアップも見直され、垂直方向の振動吸収性が向上。ワイドタイヤに対応したクリアランスを備え、コンフォート性能も高めている。

チューブの各所にカムテールデザインを採用 Photo: Masami SATOU
ディスクブレーキ仕様もラインナップ Photo: Masami SATOU

 コルナゴには現行の「C64」を代表するCシリーズがラインナップしている。ラグを用いたフレームワークに、ストレートフォークを合わせた伝統的な仕様でフラッグシップとして威厳を示している。重厚かつ伸びやかな加速、そして抜群の直進安定性を持ったブランドを代表するモデルである。

より軽快に、扱いやすい速さを体現した Photo: Masami SATOU

 一方のVシリーズは、軽量性を追い求め、ヒルクライムでも活躍。身にまとったエアロフォルムで優れた巡航性能を誇っている。V3-RSは前作のV2-rのそれを受け継ぎ、正常進化を果たしていた。ヘッドの剛性アップは数字以上に感じ、ダンシングやスプリントシーンで上半身の力を逃がさない。踏み込むと少々ウィップ感もあり、リズミカルなペダリングが気持ちがいい。

 車体の軽さは振ればよくわかる。振った瞬間はふわっとしている印象もあるが、バイクを振り戻す際にはビュンと加速する。Cシリーズよりは希薄だが、優れた直進安定性は健在。“コルナゴらしさ”はV3-RSにも備わっている。必要以上のパワーや、脚力を要求されないのでVシリーズの方が扱いやすいと感じるサイクリストが多いだろう。ディスクブレーキとの相性も良く、上りや平地、下りに至るまで隙の無い速さをみせた。

■コルナゴ「V3-RS」
税抜価格:560,000円(ディスクブレーキ仕様)、510,000円
サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

紹介ブランドのショップナビ店舗

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

50万円~ カーボン カーボンバイク コルナゴ バイクインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載