エリートは比護任が年間優勝幕張クリテはアウラールが有終の美を飾る勝利 JBCFロードシリーズ2019年間アワード

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 日本最高峰のロードレースシリーズ「Jプロツアー」が2019年度シーズンを終え、年間表彰式が11月2日、千葉市幕張メッセで開催中のサイクルモード2019で開催された。同日行われたエキシビションレースでは、個人総合優勝を果たしたオールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ)が有終の美を飾った。

オールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ)がJプロツアー個人総合優勝 Photo: Shusaku MATSUO

Jプロツアーは世界に繋がる道に

 3月に修善寺で開幕したJプロツアーも、10月に行われた最終戦となる第22戦「第3回JBCF秋吉台カルストロードレース」で幕を閉じた。シーズンを通してマトリックスパワータグのアウラール、宇都宮ブリッツェンの岡篤志によるポイントランキング争いがし烈を極める結果となり、首位の証であるプロリーダージャージが交互に行きかう展開に。最終的にシーズン6勝を果たしたアウラールが年間個人総合優勝を飾った。

幕張メッセ周辺の特設コースを高速で周回するJプロツアーの集団 Photo: Shusaku MATSUO
オールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ)有終の美を飾る Photo: Shusaku MATSUO

 エキシビションレースとして開催された幕張新都心クリテリウムには、宇都宮ブリッツェンやマトリックスパワータグをはじめ、チーム ブリヂストンサイクリングやシマノレーシングなど強豪チームが集まった。日本最大級のイベントのすぐ隣で開催されたこともあり、多くの自転車ファンが1周810mという特設コースに詰めかけた。

 序盤から有力勢が逃げる展開となったJプロツアーカテゴリー。先頭にはアウラール、岡、孫崎大樹(チーム ブリヂストンサイクリング)らが含まれ、高速でレースをけん引。一方の後続集団も、終盤にタイム差を縮めるがなかなか追いつかない展開に。結果的に逃げ切る形となった先頭グループ内でスプリントとなり、アウラールが先頭でフィニッシュラインを切った。

マトリックスパワータグが年間優勝を飾った Photo: Shusaku MATSUO

 アウラールのみならず、フランシスコ・マンセボ(スペイン)やホセビセンテ・トリビオ(スペイン)、アイラン・フェルナンデス(スペイン)といった外国人選手や、積極的な走りを得意とする安原大貴やけん引役の佐野淳哉ら、多彩なキャラクターと強さを持つ選手をそろえたマトリックスパワータグはチームランキングでもトップを堅持。選手層の厚さで2年ぶりにダブルタイトルを獲得した。

来季、UCIプロコンチネンタルチーム入りするオールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ)と岡篤志(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUO

 一方、アウラールに破れつつも拮抗した実力を示した岡は、来季再びヨーロッパへの挑戦が決まっている。上位カテゴリーとなるUCIプロコンコンチネンタルチームの「デルコ・マルセイユ プロヴァンス」へ所属が先日発表されていた。アウラールも同カテゴリーの「カハルーラル」への移籍が発表されており、Jプロツアーから2選手がプロコンチネンタルチーム入りを果たすことになる。両選手共にJプロツアーだけでなく、国内外のUCIレースでの走り、勝利数など総合的に評価された結果の移籍であるが、ツアー全体のレベルアップに貢献したことは間違いないだろう。Jプロツアーが世界への扉を叩く道の一つであることが示された。

幕張新都心クリテリウム優勝し、年間でもポイントランキングトップでシーズンを終えた比護任(イナーメ信濃山形EFT) Photo: Shusaku MATSUO
Jフェミニンツアー個人総合優勝4連覇を果たした唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO

 女子選手を対象にしたJフェミニンツアーは、唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が4連覇を達成。Jエリートツアーは、E1カテゴリーを走る比護任(イナーメ信濃山形EFT)が、幕張新都心クリテリウムで優勝を飾り、年間個人総合優勝も決めた。所属するイナーメ信濃山形EFTはチームでもランキングトップとなった。比護は来季、Jプロツアーへ挑戦することをステージで表明した。

Jユースツアー個人総合優勝は永塩幸之介(群馬グリフィンエリート) Photo: Shusaku MATSUO
Jエリートツアーのチームランキングトップはイナーメ信濃山形EFT Photo: Shusaku MATSUO

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

Jプロツアー Jプロツアー2019 サイクルモード2019

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載