東京五輪意識したモデルもサイクルモードのブースは体験型に 製品、サービスを拡張するシマノ

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 日本最大のスポーツバイクイベント「サイクルモード」で、ひと際大きなブースを構えたシマノ。近年はコンポーネントのみならず、ウェアやヘルメットなど、取り揃える製品ラインナップの幅を拡大している。体験型として展開するブースで注目の新製品やサービスを取材した。

使用シーンを想定し、フィールド別に分けられた展示を行ったシマノブース Photo: Shusaku MATSUO

土や石でシーンを再現

 ギヤやクランク、変速機やブレーキなど、自転車になくてはならないコンポーネントで業界トップのシェアを誇るシマノ。軽快車用からロードバイク、マウンテンバイクだけでなく、今年はグラベルロード専用のコンポーネント「GRX」を発表。e-BIKE用のユニット「STEPS」の熟成も進めるなど、分野に縛られず総合的な製品開発に力を入れている。

バッグやアウトドアグッズが想像力を掻き立てる Photo: Shusaku MATSUO

 これら多彩なコンポーネントを紹介するブース中央部は、仕様が想定されるシーンを再現。マウンテンバイクコーナーには土や砂利、GRXコーナーにはアウトドアグッズがバイクとともに共に置かれ、来場者がコンポーネントを使う場面の想像力を掻き立てる工夫がなされていた。

ショートリーチのブレーキ具合や、Di2の変速を体験できるコーナーも Photo: Shusaku MATSUO

 ブースに設置されているのはビジュアルだけではない。電動コンポーネント(Di2)の変速を体験できる什器や、ショートリーチレバーの体験コーナーも置かれていた。来場者はスイッチを軽く押すだけで変速できるDi2の性能や、手が小さい女性でも軽い力で安全にブレーキできるレバーの形を体験し賑わいをみせていた。

 コンポーネントのみならず、シューズに力を入れるシマノは各サイクリングシーンにある多彩なラインナップが取り揃えられている。エスファイア「RC9」はツール・ド・フランスを走るトップレベルの選手から人気を博しているシューズで、新たにトラック競技特化したタイプの「RC9T」が登場。室内競技ではエアロシューズカバーを装着できないトラック競技用に空気抵抗の削減が図られたうえ、トゥークリップの使用も想定された造りとなっている。通常のSPD-SLクリートの装着も可能で、ロード選手でも好んで使っているケースもあるという。

トラック専用のハイエンドシューズ「RC9T」 Photo: Shusaku MATSUO
36~48まで取り揃えられた試し履き用のシューズ Photo: Shusaku MATSUO

 競技人口がロードレースに比べて少ないトラック競技向けに専用シューズを開発した背景には、2020年に開催される東京五輪が大きく関係しているという。担当者は「ぜひRC9Tを履いた選手にオリンピックという大きな舞台でメダルを獲得もらいたいですね。まだ使用する選手は決まっておりませんが、シマノとしてもメダル獲得をサポートしていきたい」と意気込みを話した。

 シマノのシューズは36~48と豊富なサイズが用意されている。ブースには全てのシューズラインナップの実物が展示され、試し履きコーナーでは製品は限定されてはいたが全てのサイズを試すことができ、来場者が後を絶たなかった。

全ラインナップが用意され、来場者はフィット感をチェックしていた Photo: Shusaku MATSUO

 ヘルメットブランドの「レイザー」コーナーでも全ての製品が展示されていた。ベルギー発のレイザーは、頭の周囲を包み込むようにアジャストするアドバンスドロールシスシステムや、LEDライトを内蔵できる機構を備えるなど安全性と機能面を両立した製品が多く人気のブランド。近年、シマノが傘下に収め、国内でも展開の幅を広げている。

アジアンフィットモデルを多く取り揃えるレイザー Photo: Shusaku MATSUO

 レイザーのヘルメットはアジアンフィット(AF)モデルが充実しており、日本人の頭にもよりフィットする新製品が続々と登場している。シューズ同様に、各モデルのフィット感を確かめる来場者の姿が目立った。

 販売力を高める同社は今後、アフターケアの体制もさらに拡充させていくという。「シマノサービスセンター」と名付けられた新しいサービスは、来年以降順次プロショップに展開されていく。

ブース内にはシマノサービスセンターのコンセプト区画が設けられた Photo: Shusaku MATSUO

 シマノサービスセンターの看板が掲げられたショップには、クリート、チェーンピン、ワイヤーといった小物や消耗品の取り扱いはもちろん、同社のコンポーネントのユーザーが立ち寄った際に安心してサービスを受けられる体制を築くという。

新たに立ち上がるサービス体制「シマノサービスセンター」 Photo: Shusaku MATSUO
シマノユーザーが安心してサービスを受けられるよう、消耗品も豊富に置かれるという Photo: Shusaku MATSUO

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