621人のサイクリストに実施ネクストスケープが自転車盗難アンケート「施錠しても盗まれるケースが8割超え」結果公表
サイクルガードサービスAlterLock(オルターロック)を手掛けるネクストスケープが10月31日、「スポーツ自転車の盗難実態に関するアンケート」の調査結果を公開した。621人が回答したアンケートでは、サイクリストたちがどのような盗難対策を行っているのか、どのくらいの割合で盗難被害が発生しているのかが明らかになった。
盗難防止の日にtwitterで募集
今回のアンケートは、盗難防止の日(10月7日)に合わせてTwitter上で行われたもの。抽選でAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンの一環として実施され、621人から回答が集まった。

アンケートによるとスポーツサイクルの盗難に対して「非常に不安」と答えた人が61%、「少し不安」が36%、合計で97%のサイクリストが不安を抱えていることが分かった。
各々が実施する盗難対策としてはワイヤーロックでの施錠が大半を占め、次いでチェーンロック、U字ロック、振動検知アラームという順番に。そのほかの盗難対策として室内保管が60%、なるべく目を離さないと回答した人が34%と、鍵以外にも気を使うサイクリストが多いという。
また、「スポーツ自転車の盗難に遭ったことがありますか?」という質問に対しては、スポーツサイクル歴が長くなるほど盗難率が増える傾向で、サイクリスト歴3年以上の人で約4人に1人、6年以上では約3人に1人が盗難された経験があると明らかになった。
盗難に遭った場所は「自宅や集合住宅の敷地内」「駅の駐輪場」「職場や学校の駐輪場」など、自身の生活圏でのケースが61%を占め、施錠していたにもかかわらず盗まれたケースが80%を超える。自転車の盗難後、半年以内に見つかったのは21%のみで、79%が発見に至っていないという。
情報発信で盗難防止を呼びかけ

ネクストケープの照山聖岳さんは「今回の結果では、2割以上が盗難後に発見されているということが分かりました。高価格帯ばかりが被害に遭っているわけでもありません。ほかにもサイクリストがどのような盗難対策を行っているのか、盗難に遭いやすい場所はどこかなど、特に初心者の方には知っていただきたいです」と呼びかけている。また「次回、このようなアンケート調査を行った際には、盗難被害が減っていることを願っています」とコメントした。
ネクストスケープでは、今回のアンケート結果を周知するため、「オルターロック」のウェブサイトやSNSなど、様々な形で情報発信していき、スポーツサイクルの盗難防止に貢献していきたい構えだ。