title banner

「おおやようこの自転車あそび」<12>スポーツサイクルの必需品、ヘルメットの上手な選び方 一工夫で変わるフィット感

  • 一覧

 こんにちは。おおやようこです。今回のテーマはヘルメットの選び方、かぶり方についてお話ししたいと思います。初心者の方にとっては今さら聞けないポイントをまとめてみました。中級者以上の方にとっても、よい発見があるかも知れないのでぜひご覧ください。

連載の12回目はヘルメットの選び方やかぶり方について紹介します Photo: Yoko OYA

ヘルメットの装着は義務?

 スポーツバイク専門店に行くとずらっと並んでいる自転車用のヘルメットですが、大人が自転車に乗るときにかぶらなければいけない、と義務付けられている訳ではありません(13歳未満の子どもが自転車に乗る際には、ヘルメットの着用努力義務が定められています<道路交通法第63条の10>)。

ショップには様々なヘルメットがずらりと並びます Photo: Kairi ISHIKAWA

 シティサイクルやロードバイクをひとくくりに自転車と考えると、確かにかぶっている人は少ないですよね。しかし、自転車レースやイベントに参加する場合は、主催者によってヘルメットの着用義務が定められています。

 これからスポーツバイクを楽しむならばヘルメットはとても大切。スポーツバイクはシティサイクルよりも重心位置が高くなるため、転倒の際けがを負うリスクが高くなります。また、何かと接触したり、小さな段差であっても油断をしていると簡単に倒れます。その時に頭を打ってしまうなんてことも多々あります。

スポーツサイクルに慣れないうちは転倒のリスクがつきもの。万が一の備えとしてヘルメットを着用しましょう Photo: Yoko OYA
発砲スチロールをポリカーボネイト樹脂で覆われています Photo: Shusaku MATSUO

 ヘルメットは外側は樹脂、内側は発泡スチロールでできています。転倒して衝撃が加わった時、頭が直接当たらないだけではなく、頭への衝撃を軽減してくれます。スポーツバイクを始めるときはヘルメットを用意し、着用することを強くおすすめします。

上手なヘルメットの選び方

 ヘルメットを選ぶ時のポイントは「かぶった時に痛くないもの」です。内側の形状はメーカーやモデルによってかなり違います。後頭部側にあるアジャスターを一番緩めた状態でヘルメットをかぶり、当たって痛いところがないか、額側を頭に軽く押し付けた時に違和感が無いかを確認します。長時間着用するものなので、ちょっとした違和感がストレスになります。

額側を頭に軽く押し付けてフィット感を確認します Photo: Yoko OYA

 どのヘルメットを着用しても違和感を感じる場合、かぶる角度をほんの少し調節すると解決することがあります。ヘルメットの縁は通常眉毛のすぐ上あたりに合わせるのですが、指1本分くらい上にずらすとこめかみの締め付けが楽になるかも知れません。視界が広がり前傾姿勢で首の後ろにかかる負担も軽減するので、心当たりのある方は試してみてくださいね。

ヘルメットの着用方法

① アジャスターを緩めた状態で頭に乗せます
② 眉毛の上にヘルメットの縁がくるように深さを整え、ヘルメットの前側を手で額に押し付けます
③ アジャスターを締めます
④ 顎紐を止めます
(顎紐が緩いと衝撃が加わった時にヘルメットが外れてしまうので、顎下に指が2本入る程度の長さに調節します)

サイクルキャップの2つのメリット

 サイクリストの中にはサイクルキャップを被る方が多くいますが、大きくわけて2つのメリットがあります。

 まず、一つ目が髪の乱れを防ぐこと。ヘルメットの着脱で髪型が崩れたり、空気穴の形に合わせて髪に跡ができるのを抑えます。二つ目が日焼けの防止で、小さめのつばが髪や目元をを守ってくれます。日常で使用するかどうかは自由です。デメリットは熱がこもって暑いという点でしょうか。

雨の日は上からの水滴を防いでくれます Photo: Yoko OYA
キャップのつばとヘルメットの縁を合わせてかぶるとずれにくくなります Photo: Yoko OYA

 サイクルキャップをかぶってヘルメットを着用する場合、アジャスターを締める前にキャップのつばとヘルメットの縁を合わせるようにして下さい。その上で深くかぶるようにすると、ヘルメットのずれを防ぐことができます。

ヘルメットをかぶる時の髪型

髪の結び目とアジャスターが干渉するため、結ぶ位置に工夫が必要です Photo: Yoko OYA

 自転車は風を受けて走るので髪型がよく乱れます。女性サイクリストは様々な工夫をされている方が多いのですが、ヘルメットに収まる髪にヘアピンをするのは難しいため、髪が長い方は一つ結びにしているようです。三つ編みにしている方もよく見かけます。

 アジャスターの位置が髪を結ぶラインと重なりやすいので、ご自身のヘルメットの形状に合わせて工夫してみるといいかも知れません。

選んだ決め手はフィット感と軽さ

 私が使っているのはKabuto(カブト)のFLAIR(フレアー)というヘルメットです。頭の形が合っていてフィット感もばっちり。角がなく、ころんとした見た目も気に入っています。私はヒルクライムに打ち込んでいるので、170g(S/Mサイズ)という軽さも魅力的です。

S/Mサイズで170gという軽さの「フレアー」 Photo: Shusaku MATSUO

 自転車に乗るときは、ヘルメットを頭の上に乗せて何時間も前傾姿勢をとるため、首まわりが疲れます。それが重たいヘルメットならなおさら。対向を走る人への会釈ひとつでも首にかかる負担を感じます。

 また、ヘルメット前側の厚さも重要です。前傾姿勢で目線を上げた時、縁に厚みがあると上方の目線が遮られます。そうなると、その厚みの分だけ顔を上げないといけないので肩がこります。前傾姿勢が多めになる場合、こういったことも意識してヘルメットを選んでみましょう。

 スポーツバイクを楽しむ際に必要不可欠なヘルメット。ちょっとした工夫でより快適に着用することができますので、ぜひ試してみて下さいね。

大宅陽子大宅陽子(おおや・ようこ)

自転車情報番組NHK BS1『チャリダー☆』で結成された「坂バカ女子部」メンバーとして出演。坂を上ることをこよなく愛する。2013年まえばし赤城山ヒルクライム大会年代別1位。また、ヨガインストラクターとして、サイクリストへのヨガレッスン「サイクリストヨガ」を提供している。Facebookページ

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

おおやようこの自転車あそび

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載