翌日には「しまなみ・ゆめしまサイクリングフェス」参加「第2回全国シクロサミット」が今治市で開催 自転車活用全国市区町村の会148人が参加

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 「第2回全国シクロサミット」が10月19日、愛媛県今治市の今治地域地場産業振興センターで開催された。全国の自転車に力を入れる自治体「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」(以下、自転車活用まちづくりの会)が自治体間の連携を強化するためのシンポジウムに、全国の市区町村から22首長を含む関係者148人が参加。講演やパネルディスカッションで熱い議論が展開された。

しまなみ・ゆめしまサイクリングフェスに参加した「自転車をじゃつ擁したまちづくりを推進する全国市区長の会」の関係者。多々羅しまなみ公園「サイクリストの聖地」記念碑で記念撮影 Photo: Imabari city

9ブロックから22首長が集まる

 「全国シクロサミット」は、全国の自転車に力を入れる自治体の集まり「自転車活用まちづくりの会」が今後の更なる自転車の利活用、自治体間の連携を深めるために、今年(2019年)3月に和歌山で初開催したもの。全国9ブロックで活動している。

第2回全国シクロサミットには関係者161人が集まり、議論が交わされた Photo: Kenta SAWANO

 第2回となる今回は、同会の会長・菅良二市長のお膝元でもある今治市に22人の首長をはじめ、148人の関係者が集まった。菅市長は冒頭の挨拶で「359の市区町村まで加盟していただき、各ブロックにもより多くの予算が回せるようになりました。これから地方創生の大きな役割となりできる分野。国交省を中心に国、自転車議員連盟と一体になって進めることができています。これからそれぞれの地域で今日の会と、明日(しまなみを)走って実感したことを持ち帰ってほしいです」とあいさつした。

開催地代表挨拶をする今治市の菅良二市長 Photo: Kenta SAWANO
「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」の会長を務める菅良二市長(中央)と各ブロック長が冒頭であいさつ Photo: Kenta SAWANO

 基調講演では、「自転車活用推進への期待と展望」と題し、日本風景街道コミュニティサイクルツーリズム研究部会の宮内忍さんが、ナショナルルートの3候補の説明した。また整備中の「太平洋岸自動車道」について「テーマ性、魅力性を持たせないと魅力度が上がらない」と意見を述べた後、各地域の例を紹介しながら、ルートを引くときの注意点などを紹介した。

会場の外には、自転車関連のブースも並んだ Photo: Kenta SAWANO
オフロード助成についても、自治体に取り組みを紹介していた自転車協会ブース Photo: Kenta SAWANO

パネルディスカッションで取り組み発表

 パネルディスカッションでは、「自転車活用推進研究会」の小林成基さんをコーディネーターに、国土交通省の自転車活用推進本部事務局次長の大野昌仁さん、静岡県伊豆市の菊地豊市長、兵庫県南あわじ市の守本憲弘市長、岡山県真庭市の太田昇市長、今治市の菅市長が『TOKYO2020と自転車のミライ ~地方都市とインバウンド~』という題目について各自の取り組みについて説明した。

 中でもサイクリング関係のインバウンド対策については様々な意見が発表された。伊豆市の菊地市長は東京五輪が地元で開催されることについて「オリンピックだけでは経済効果は出ない」とした。また「インバウンドは外国人に伊豆に来てもらうことではなく、我々が世界のマーケットに入っていくこと」とし、キャッシュレスや、バリアフリーの整備の急務を訴えた。

伊豆市の取り組みについて話す菊地豊市長 Photo: Kenta SAWANO
令和元年10月1日から始まった淡路島・鳴門間の自転車輸送方法についての発表 Photo: Kenta SAWANO

 また南あわじ市の守本市長は、大鳴門橋の桁下空間を活用した自転車道の整備についても触れ、実現した際には「しまなみ海道」など四国のサイクリングルートとの接続も視野に入り、瀬戸内海を一周する「セトイチ」ルートの整備も可能になる、との意向を話した。今治市の菅市長は、インバウンド対策として、多言語表記、サイクリング案内板、注意喚起看板などを発表した。

自転車協会が自治体サポート

 最後に自転車協会の山﨑一理事長が同会の取り組みを紹介。オンロードとしては、自転車利用促進の施策として、福島をサポートするためのサイクルイベント「サイクル・エイド・ジャパン」、オフロードでの「フィールド助成」についての事例を紹介。様々な面での自治体へのサポートをしていくことを明らかにした。「情報発信するためのインフルエンサーツアー、イベントへのサポートもしていきます」と発表した。

自転車協会の取り組みについても発表された Photo: Kenta SAWANO
自転車協会の自治体バックアップについて話す山﨑一理事長 Photo: Kenta SAWANO

 翌20日には約76人の自治体関係者がサイクリングイベント「しまなみ・ゆめしまサイクリングフェス2019」に参加。約25㎞と60㎞の2コースに分かれて快晴のしまなみライドを楽しんだ。

「しまなみ・ゆめしまサイクリングフェス2019」に参加し、快走する(右から)今治市の菅良二市長、守山市の宮本和宏市長ら Photo: Imabari city 
「しまなみ・ゆめしまサイクリングフェス2019」で来島海峡大橋をバックに記念撮影する関係者 Photo: Imabari city

 第3回目のシクロサミットは茨城県の土浦市で開催される(日程未定)。

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