バイクインプレッション2019シマノGRXを装備した軽快アルミグラベルレーサー FELT「ブリード30」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 熱を帯びるグラベルロード市場にFELT(フェルト)が投入したのが「ブリード30」だ。グラベルはもちろん、舗装路もこなす軽快な走りを実現する設計を採用。話題のグラベルロード用コンポーネントで組まれた1台の性能をチェックした。

フェルトのグラベルレーサー「ブリード30」 Photo: Masami SATOU

 ロードバイク、トライアスロン、トラック競技と多分野でバイク作りで定評のあるフェルト。未舗装向けのラインナップも充実しており、アドベンチャーロードやシクロクロス車も人気を博している。「FX」シリーズは前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)が駆り、2018年のシクロクロス全日本選手権を制した実績を持つ。

グラベルロード用コンポーネント「GRX」を装備 Photo: Masami SATOU
最大45mm(700C)のタイヤ幅に適応する Photo: Masami SATOU

ジオメトリーとパーツ構成の高い親和性

 各方面のノウハウを持つフェルトが“グラベルレーサー”と位置付けたのがブリードである。ホイールは650Bで、47Cという太いタイヤが標準で装着されるが、700C規格のホイールにも対応している。ロードのFRシリーズよりもヘッドアングルは寝ており、安定性を求めたジオメトリーだが、アドベンチャーロードのブロームシリーズよりもチェーンステーは短く、反応性高めた設計に。未舗装路でもスピーディに移動するコンセプトを反映させている。

700Cと650Bどちらの規格にも対応するフレーム設計 Photo: Masami SATOU

 コンポーネントはシマノのグラベルロード用コンポーネント「GRX」が装着される。スタビライザー付きで、悪路での変速もチェーンを安定させるリアディレーラーや、少ない力で確実な変速を可能にするSTIレバーなど、グラベルに特化しているのが特徴のコンポーネントだ。ブリード30はフロントはシングルとなり、リアディレーラーのケージはロングに、フロント40Tでスプロケットは11-42Tという仕様となってる。

 舗装路から試走をスタートさせると、アルミフレームならではのダイレクトな推進力を感じた。そのまま石や枝葉が落ちるグラベルに進入したが、650B×47Cという太めのタイヤが障害物をいなし、豊富なエアボリュームが快適性を提供してくれる。砂利道のライドが苦手な筆者だが、車体コントロールに不安を覚えることなくガンガン攻めることができた。ハンドリングの安定感は高いうえ、ジオメトリーの狙い通り踏めばよく加速してくれる。フレーム設計とパーツ構成がマッチし、スピード感あふれるグラベルライドができた。

フレーム設計とパーツ構成がマッチして、快適でスピーディなグラベルライドができた Photo: Masami SATOU

 ダウンチューブはもちろん、トップチューブ上やシートステーなど、各所にダボ穴が用意されており、ボトルケージの他、ストレージツールやフェンダーなどの取り付けができる下地もある。完成車そのままのスペックでも満足できる内容だが、拡張性の幅が用意されているのもポイント。乗り手の用途に合わせたカスタマイズができるのもブリード30の魅力である。

■フェルト「ブリード30」
税抜価格:218,000円
サイズ:47、51、54、56cm
カラー:サテンドーヴグレイ

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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