キッテル登場予告にも大きな歓声海外チーム密着の体験型プランにどよめき 会場が沸いた「2019さいたまクリテ」出場選手発表会

by 石川海璃 / Kairi ISHIKAWA
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 10月27日(日)にさいたま市で開催されるイベントレース「J:COM presents 2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の出場選手発表会が9月27日にさいたま市内で行われた。選手発表では、ツール・ド・フランス2019の覇者エガン・ベルナル(コロンビア、チーム イネオス)を筆頭にビッグネームが続々と公表。スプリントレースの組分け抽選や入部正太朗(シマノレーシング)らによるトークショーも開催され濃密なイベントとなった。サプライズとして、海外チームに2日間密着できる有料プランの「チーム帯同プラン」の概要が明らかになると、豪華な内容に会場がどよめいた。

写真左からA.S.Oアジアリジョナルマネージャーのクレモン・ガルジさん、さいたまスポーツコミッションの遠藤秀一副会長、ゲストの佐藤伊織さん(プロジェクトアスリーチャー)、杉浦佳子さん(楽天ソシオビジネス)、入部正太朗さん(シマノレーシング)、松﨑琢仁さん(サイタマサイクルプロジェクト)、福原大さん(サイタマサイクルプロジェクト)、廣瀬博子さん(ペダリスト)、2019さいたまクリテリウム推進委員会会長の清水勇人さいたま市長。カッコ内はゲスト所属チーム名 Photo: Masahiro OSAWA

さいたまクリテはツール第22ステージ

 発表会場の「ラフレさいたま」にはメディアのほか、招待された一般観覧者も参加。大勢の観覧者を前に、清水勇人さいたま市長は「さいたまクリテリウムを今後も継続して開催することで、さいたまのブランド力が高まり、スポーツ振興に繋がります。そうすれば“自転車のまち さいたま”を国内外にアピールできます。今年も多くの人にさいたまを訪れていただき、大会を楽しんでもらいたい」と挨拶した。

発表会挨拶をまさかの「チョウサイコウ!」という日本語で締めくくり、「さいたまクリテはツール第22ステージだ」と粋なコメントをしてくれたA.S.Oのクレモン・ガルジさん Photo: Masahiro OSAWA

 ツール・ド・フランス主催者となるA.S.O(アモリ・スポル・オルガニザシオン)アジアリジョナルマネージャーのクレモン・ガルジさんは、「この大会を開催できるのは日本の皆様のおかげ。さいたまクリテリウムはツール・ド・フランスの第22ステージになる」とし、まさかの日本語で「サイタマクリテリウム チョウサイコウ!」と挨拶を締め、笑いを誘った。

黄色い声が響いた会場

 その後、司会のサッシャさん、サイクルロードレース解説者の栗村修さんのコンビの進行のもと海外の出場チームや選手の発表が進んだ。なかでも盛り上がったのがチーム イネオスだ。

各チームの参加選手がモニターに映し出されるたびに観客からは歓声が起こった Photo: Masahiro OSAWA

 エガン・ベルナル(コロンビア)、クリストファー・フルーム(イギリス)の名前が相次いで呼ばれると歓声と拍手が沸き起こった。フルームは今年の6月に骨折するアクシデントに見舞われ、ツールでの活躍が見られなかっただけに、若手の覇者ベルナルとともに出場するのは、ファンにとって嬉しい出来事と言えそうだ。

 しかし、さらに大きな歓声はその後だった。今シーズン途中で引退を表明し、いまや元プロロードレーサーとなったマルセル・キッテルさんが大会アンバサダーとして来日するとのアナウンスに、女性ファンたちから黄色い声があがった。キッテルさんはビデオレターで「さいたまクリテリウムにまた戻ってこれることを発表できて、とても嬉しいです。今回は大会アンバサダーとして参加します。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」とメッセージを寄せた。

大会アンバサダーとしてサプライズ来日する元プロロード選手のマルセル・キッテルさん Photo: Masahiro OSAWA

スプリントレースの組分けも

 イベントでは例年、クリテリウムメインレース以外にタイムトライアルとスプリントレースが開催される。スプリントレースは各チームから1人選出され、予選を実施。3、4人で構成される各グループの勝者が決勝に進出する方式だ。この日は抽選によって4つのグループに組分けされた。スプリントレースにもかかわらず、出場選手を見渡したうえで栗村さんは「スプリンターが少ないのが今回の特徴」と総評しつつ、各チームの出場者を栗村さんが大胆な予想もしてくれた。

スプリントレースの組分け抽選会も行われた Photo: Masahiro OSAWA

スプリントレース組分け結果と栗村さん出場選手予想

■グループA
アージェードゥーゼール ラモンディアール/オリバー・ナーセン
モビスター チーム/アレハンドロ・バルベルデ
チームUKYO/畑中勇介
シマノレーシング/黒枝咲哉

■グループB
ミッチェルトンスコット/マッテオ・トレンティン
チーム イネオス/ヨナタン・カスロトビエホ
宇都宮ブリッツェン/小野寺玲
マトリックスパワータグ/アイラン・フェルナンデス

■グループC
トタル ディレクトエネルジー/リリアン・カルメジャーヌ
ツール・ド・フランスジャパンライダー/新城幸也
愛三工業レーシングチーム/岡本隼

■グループD
アスタナ プロチーム/オマール・フライレ
チームブリヂストンサイクリング/窪木一茂
スペシャルチームジャパン
※上記選手名は栗村さんの大胆予想

全日本王者の意外な苦労

イベントではロード全日本チャンピオンの入部正太朗選手のトークショーも Photo: Masahiro OSAWA

 その後のトークショーでは、ゲストに入部正太朗(シマノレーシング)を交えて、SNSのハッシュタグで集められた質問に回答するコーナーを実施。

 栗村さんが全日本王者になって変わったことを尋ねると、人に声をかけられるようになったなどの話が繰り広げられる中、「チャンピオンジャージって白なんですぐに色が変わるんですよね。なので練習から帰ってきたら脱いで手洗いから始めます」とちょっとした苦労話を披露した。

 また、入部選手が予備用のジャージを10~15着ほど用意してることも明すと、栗村さんは「ジャージは1シーズン2着しか使わなった」と謎の張り合いを見せ、会場に笑いを届けた。その後入部選手は「世界の選手と走れることに喜びを感じます。日本人選手も力を合わせて頑張りますので、応援よろしくお願いします」とトークショーを締めくくった。

至れり尽くせりなプラン

 発表会の最後は栗村さんとサッシャさんから、“重大発表”として、新たに「チーム帯同プラン」の概要説明があった。同プランは選手と触れ合ったり、特別観覧エリアで観戦できたりする有料のオフィシャルサポーターズプランの追加プランとなるもの。内容はレース前日から当日の2日間に渡り、選手に密着できるもので、レース前日はMAVICバイクストレージの見学に加え、前夜祭や市内交流会の観覧が行える。また、A.S.Oの担当者に様々な質問をすることも可能。全てのスケジュールをこなした後は選手たちのいるホテルに宿泊する。

プレミアムなプランにサイクルロードレース解説者の栗村修さんは「100万円でもいい内容。貯金しなきゃ」などとコメント Photo: Masahiro OSAWA

 大会当日は選手たちとの同じ会場で朝食を済ませ、一緒のバスに乗って会場に移動する。会場到着後はレース前に選手とともにコースが走行できるほか、ピットエリアで思う存分交流できる。レース中はスタート/フィニッシュエリアでの観戦や、表彰式も観覧できるという豪華な内容だ。

 それだけに同プランの販売額は1口50万円と高額だが、普段異国の地で間近に交流することのできない選手と触れ合えるのは、「チーム帯同プラン」の特権だろう。応募は10月1日から順次実施される。各チーム2人、合計14人限定だ。ほかでは味わえない貴重な体験を味わってはいかがだろうか。

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