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見逃しやすいメンテナンスの重要性 1年走ったらオーバーホールを!

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 スポーツサイクル本体やアクセサリーを購入して、あとは楽しいサイクリングライフを満喫するだけ!といきたいところですが、その前に知っておきたいことは、メンテナンスの重要性について。スポーツサイクルは精密な部品の集合体で、なおかつ命を乗せて走るものです。メンテナンスについての基本的な考え方を解説します。

定期的なメンテナンスで安全で気持ちがいいサイクリングを! Photo: Shusaku MATSUO

メンテナンスは「必要不可欠」!

 本質的な話として、自転車を自転車として使う限り、メンテナンスが不要になることはありません。使えば消耗や狂いが発生してくるのが必然です。程度の差はあるにせよ、使えば使うほど自転車の調子は必ず悪くなりますし、それが一定の限度を超えれば走行不能に陥ったり、場合によっては事故につながったりする危険性もあります。

 事故にならなくても、不調な自転車は本来の性能を発揮できず、気持ちの良いサイクリングはできません。一方で初心者の場合、不調を不調と認識できず、知らずに乗り続けているケースも少なくありません。定期的にプロの目でチェックして整備しておけば、自転車のコンディションを良好に保つことができ、なおかつ自転車自体の寿命も延びるでしょう。

自分でできる整備は?

 整備すべきポイントはいろいろありますが、自分でできる(やっておくべき)整備と、ショップ(専門家)に任せるべき整備に分かれます。まずは自分でやっておくべき内容を紹介します。

(1)タイヤの空気入れ

 タイヤの空気は時間と共に少しずつ抜けていきます。パンク防止と走行性能維持のために、定期的に空気を入れ直して、適正な空気圧を保ちましょう。空気を入れる頻度ですが、几帳面な人であれば毎回乗る前に空気を入れています。それくらい重要です。

パンク防止のためにこまめな空気補充が必須 Photo: Shusaku MATSUO

(2)チェーンなどの注油

 スポーツサイクルは駆動部の露出が多く、汚れの付着や油切れが起こりやすいです。特にチェーンは最も動く部分なので、音鳴りを起こす前に定期的な注油を行いましょう。

常に動くチェーンには頻繁にオイルを差そう Photo: Shusaku MATSUO

(3)洗車や乾拭きで汚れの除去

 屋外を走っていると自転車は徐々に汚れてくるので、定期的にキレイにしてあげましょう。洗車時に細部までバイクを見ることで、消耗品の損耗やパーツの破損に気付けるというメリットもあります。

洗車は車体をきれいにするだけでなく、異常の発見にもつながる Photo: Masahiro Osawa

細かい整備はショップ利用が確実

 ショップに任せるべき整備内容についてですが、上記以外の全般と考えてよいでしょう。専門的な工具と知識や経験が必要になるので、自転車いじりが趣味の一環でなければ、プロに任せた方が間違いなく効率的です。専門店では個人なら年に1度も使わないような専用工具も用意し、個人で扱う何十倍以上もの自転車を日々組み立て整備しているわけですから、その設備とノウハウを賢く利用しましょう。

専門工具を必要とする箇所は迷わずプロショップへ Photo: KATSUYUKI KOBAYASHI

 小さな不調であっても、何か気になることがあれば、ショップに相談するのが近道です。例えば変速の調子がほんの少しおかしいとか、走っている際に何か音鳴りがするとか。ストレスを抱えたまま乗り続けず、トラブルは小さい段階で解消してしまいましょう。

 また定期的に乗っているのであれば、年に1度はオーバーホールとして、フルメンテナンスを依頼しましょう。普段は外さないヘッドやBB(ボトムブラケット)の洗浄やグリスアップ、またチェーンやブレーキシュー、変速ワイヤーなどのコンディションチェックや交換を、あるタイミングで一斉に行うようにしておけば、安心して乗り続けることができます。

代表的な消耗品は

 全ての部品は大なり小なり消耗するものですが、ここでは一般的なサイクリストが1年〜数年の間に確実に交換するであろう、代表的な消耗品をまとめました。

代表的な部品交換の目安

・タイヤ:接地面のタイヤトレッドが平らに減ってきたら交換(おおよそ1500~2000km)
・チェーン:走行距離5000kmまでを目安に交換、またはチェーンチェッカーで確認
・ブレーキシュー、ブレーキパッド:溝がなくなる前に交換
・変速ワイヤー:変速が渋くなったり、ワイヤーがほどけてきたら交換。何も無くても年に1回程度は交換
・ブレーキワイヤー:ブレーキが渋くなったり、ワイヤーがほどけてきたら交換。何も無くても年に1回程度は交換
・油圧ブレーキオイル:何も無くとも年1回。あるいはブレーキタッチが悪くなってきたら交換
・バーテープ、サドル:徐々にへたってくるので、見た目や使い心地が悪くなってきたら交換

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