19歳エヴェネプールが2位逆境を跳ね返したオーストラリアのローハン・デニスが世界選TT2連覇を達成

by 武井きょうすけ / Kyosuke TAKEI
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 イギリス・ヨークシャーで開催されているUCIロード世界選手権は9月25日、大会3日目の男子エリート個人タイムトライアル(TT)が行われ、54kmのレースコースを最後に走った昨年の覇者ローハン・デニス(オーストラリア、バーレーン・メリダ)が、2位に1分以上の大差を付けて世界選2連覇を飾った。2位は19歳のレムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)、3位はフィリッポ・ガンナ(イタリア)だった。

世界選手権個人タイムトライアル、男子エリートの上位3人。(左から)2位のエヴェネプール、優勝のデニス、3位のガンナ Photo: Yuzuru SUNADA

 デニスに始まり、デニスに終わる。そんな男子エリートとなった。所属チームとの機材をめぐる確執が表面化したデニス。7月に出場したツール・ド・フランスでの突然の帰宅から、一切のレース活動を停止しソーシャルもシャットダウン。世界選手権当日、レースバイクはオーストラリア連盟が準備した無印のバイクを使用(BMC製、昨年の優勝バイク)。ホイールも装備もほとんどがチーム契約外の機材を使用した。

“無印”のバイクで出走したデニス Photo: Yuzuru SUNADA
ゴール前でログリッチェを抜き去ったデニス Photo: Ryota KURIBAYASHI

 デニスはスタートから他を圧倒するパフォーマンスを見せつけ、ゴール手前ではブエルタ・ア・エスパーニャ優勝者のプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)をパスし力強いガッツポーズ。1時間5分5秒のタイムは、2位に入った新星エヴェネプールに1分9秒の大差。圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。

 2位のエヴェネプールは、昨年のインスブルック世界選手権で衝撃的なデビューを飾った19歳。昨年はジュニアカテゴリーでTT・ロードともに圧勝し、今回はU23カテゴリーをパスしエリートカテゴリーでの初参加。優勝は逃したものの並み居る強豪を押しのけての2位という、これもまた衝撃的な結果となった。

ジュニア完全制覇の鮮烈デビューから今年プロ入りしたエヴェネプールが、エリートで早くもメダル奪取 Photo: Yuzuru SUNADA
アジア勢最速はカザフスタンのルツェンコの25位 Photo: Yuzuru SUNADA

 アジア圏ではカザフスタンのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム)が4分29秒差の25位となった。なお日本チームの男子エリートTTの参加は、別府史之が参加した2007年ドイツでの世界選手権以降、途絶えている。

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