バイクインプレッション2019リムブレーキ装着可能なディスクエアロロード カレラ「エラクル エア ディスク」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 カレラのセカンドモデル「エラクル エア ディスク」のインプレッションをお届けする。エアロロードらしい空力に優れたデザインを採用しつつ、ディスクブレーキだけでなくリムブレーキの使用も可能な設計が特徴だ。メタル感あふれる新色と、バイクアヘッドのカーボンホイールが目を引く一台の性能を試した。

カレラ「エラクル エア」 Photo: Masami SATOU

まずはリムブレーキという選択肢も

 エラクル エアは、2015年末に発表されたエアロロードバイク。登場してから幾分時間が経ってはいるが、その完成度の高さから現在でもカレラのラインナップ落ちしていない。特徴は何といっても堅強なフレームデザインで、エアロロードらしく整流効果を生むカムテール構造はもちろん、分厚いチェーンステーや、張り出してヘッドチューブに接続するトップチューブデザインなど、パワフルなライドに対応し人気を博している。

ディスクブレーキとリムブレーキを選べる設計に Photo: Masami SATOU
エアロロードらしいカムテールデザインが用いられる Photo: Masami SATOU
乗り手のパワーを受け止めるマッシブなBB Photo: Masami SATOU

 ディスクブレーキの使用を前提としているが、ダイレクトマウントタイプのリムブレーキキャリパーを取り付ける台座も用意されているのが特徴だ。よって、リムブレーキ仕様のコンポーネント一式で組み、その後、ディスクブレーキ仕様へと変更することも可能となった。なお、リムブレーキ用台座が設けられたフロントフォークも別途購入することが可能である。

長く付き合える魅力的なスペック

 乗り味については期待を裏切ることなくスパルタン。踏み込んでも、踏み込んでもBBとチェーンステー周りがしなる様子はうかがえず、その高剛性さに舌を巻いたほど。スプリントはもちろん、ハイスピードで巡航状態からの加減速にも俊敏な反応をみせていたので、レースシーンでの活躍に期待ができそうだ。

 ガッチリとしたフレームだと、合わせるホイール選びが難しいものだが、ディスク化したことでこれを改善。スルーアクスルが足回りの剛性も高め、フレームに負けず、ダンシング時でも腰砕けしないバランスの良い乗り味へと仕上げられていた。今回装着していたバイクアヘッドの「ビターボロード」は、リムの内幅20mmというワイド設計に加えて、6本のスポークで構成されていることから、バトンホイール特有の扱いづらさはなく、ロードバイクでもマッチしていた。

ハードな一面を時折覗かせるが、骨太の基本設計が乗り手のレベルを問わず安心感を与えてくれる Photo: Masami SATOU

 エラクル エア ディスクのマッチョな性格を完璧に生かすのであれば、パワー系ライダーがハイスピードなレースで駆るほかない。しかし、骨太のフレーム設計は高いスピード域でもブレないため、幅広い層のライダーでもコントロールは容易に感じるはず。切れ込むような鋭いハンドリングでもなく、万人に受け入れられる

 不用意に踏み込み続けると、高い剛性からのお釣りで脚を削られるが、それは挑戦しがいがあるというもの。規格が移り変わる過渡期であるが、リムブレーキからディスクブレーキへ換装することでコストを抑えることもできる。乗りこなすための成長期間を含めて、長く付き合っていく魅力が詰まった1台である。

■カレラ「エラクル エア ディスク」
税抜価格:360,000円
サイズ: XS、S、M、L、XL
フレーム重量:1050g(Mサイズ)

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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