秋晴れの南三陸を快走「ツール・ド・東北2019」に過去最多3973人参加 14日には福島県南相馬市発の視察ライドも開催

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 東日本大震災で被災した宮城県沿岸部を自転車で走る「ツール・ド・東北2019」が9月15日に開催され、大会史上最多となる3973人が秋空の南三陸沿岸を快走した。前日14日には福島県発となる視察ライドが初めて行われ、道端カレンさんら10人が福島県南相馬市から仙台市までの100㎞を走破。15日は、全国から集まった参加者が、石巻発の65kmから210kmまで5つのコースと仙台発のコースに分かれてサイクリングした。

絶好の秋空の下、スタートするツール・ド・東北の参加者 Photo: Kenta SAWANO

今後の福島ルートを見据え視察

14日の福島県南相馬市発の視察ライドでは、トータルテンボスの2人が震災遺構で関係者に厳しい表情で質問する Photo: Kenta SAWANO

 14日の福島県南相馬市発の視察ライドは、「ツール・ド・東北フレンズ」広報大使の道端カレンさん、宮澤崇史さん、安藤隼人さんやトータルテンボスさんが、今後の大会ルート拡大に向け、復興の現状やサイクルツーリズムに関わる新しい道路、施設などを視察しながら100km走行し、仙台にゴールした。

昨年に続き、仙台市発ライドも

 15日の三陸沿岸は朝から秋晴れとなり、参加者は朝5時から順次出走。それぞれのレベルに応じた宮城県三陸沿岸のサイクリングを満喫。昨年に初開催され好評だった仙台発奥松島グループライド(65㎞)が今年も開催。66人の参加者が仙台市の津波被災エリアにかさ上げされた、開通前の東部復興道路を特別に走行し、石巻に到着した。

復興が進む女川湾周辺をバックに笑顔で坂を上る参加者 Photo: Kenta SAWANO

 「応援してたら、応援されてた」のキャッチフレーズ通り、朝から沿道には多くの地元の方が声援を送り、参加者も手を振って応えた。また地元の方、ボランティアの方からの「応縁飯」と名付けられた、おなじみのエイドステーションが今回も大人気。女川エイドステーション(AS)ではサンマのすり身汁「女川汁」、雄勝ASでは焼き台で豪快に焼かれた「ホタテ焼き」、神割崎ASでは南三陸産のタコが入った「南三陸シーフードカレー」が振る舞われ、参加者は舌鼓を打った。

新しくなった白浜ビーチパークでは、ゆったりとした時間を過ごす参加者も Photo: Kenta SAWANO
ゴール後、記念撮影する作家の熊谷達也さん(後方右から3人目) Photo: Kenta SAWANO

 午後には各コースの参加者が続々とゴール。グループでの参加者は集合写真を撮ったり、ライドで知り合いになり、完走後いつまでも話し合う参加者の姿も見られた。気仙沼210㎞コースには宮城県在住の直木賞受賞作家で、実業団自転車チーム「ナクレ」GMも務める熊谷達也さんも出走し完走。「若手に引っ張ってもらって完走できました」と笑顔だった。
(Cyclistでは「南相馬発視察ライド」や、参加者をクローズアップした詳細レポートを順次掲載します)

※取材費用の一部をヤフー株式会社が負担しています。

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