30種以上の種目が実施夏の祭典「シマノ鈴鹿ロード」が開幕 チームTTはマトリックスパワータグが僅差で勝利

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 ホビーレーサーの夏の祭典「第36回シマノ鈴鹿ロード」が8月31日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開幕した。イベントは30種以上のレースイベントの他、サイクリスト向けの講座、メーカーやブランドのブース出展が充実。9月1日までの2日間に渡って開催される。

仲間から声援を受けて2時間エンデュランスに挑む選手たち Photo: Shusaku MATSUO

注目の新作が並ぶ企業ブース

 舞台となる鈴鹿サーキットは、F1日本グランプリの開催地として知られる国際サーキット。起伏やコーナーに富んだレイアウトとなっており、自転車にとってチャレンジングなコースだ。初めてレースに臨む「体験レース」や、脚自慢がチームで総合成績を争う「スズカ5ステージ」、小学校の各学年別やマスターズクラスといった多くのレベル別カテゴリーに参加者たちが挑んだ。

大人顔負けのスプリントを披露した小学生レース Photo: Shusaku MATSUO

 企業ブースエリアには多くのテントが軒を連ねた。シマノはグラベルロードバイク用コンポーネント「GRX」シリーズが展示。グラベル用バイクの他、ツーリング仕様の実車も用意され、来場者はGRXを使った新ジャンルの楽しみ方のイメージを膨らませていた。また、ハイエンドシューズの「エスファイアRC9」の試し履きコーナーが人気を博した。シマノサイズ36(22.5cm換算)からサイズ48(30.5cm)の幅広いサイズが用意。柔らかくも伸びづらい絶妙な履き心地を確かめるサイクリストの姿が目立った。

新ジャンルのコンポーネント「GRX」が展示 Photo: Shusaku MATSUO

 トレンドのe-BIKEにも注目が集まっていた。搭載・発売間近のe-BIKE用ユニット「STEPS E6180」を積んだバイクの展示や試乗車の貸し出しが行われた。現在、2020年の春までに9メーカー、計24車種のe-BIKEにシマノSTEPSが搭載される予定だ。

グラベルロードやツーリングバイクに最適な設計だ Photo: Shusaku MATSUO
e-BIKE用ユニットの新作「STEPS E6180」も披露され、試乗も可能に Photo: Shusaku MATSUO
深谷産業のブースではミノウラの三本ローラー体験コーナーが人気を博した Photo: Shusaku MATSUO

 深谷産業のブースでは、ミノウラの3本ローラー体験コーナーが展開。ハイエンドモデルの「アブソーブロールR820A」は免振ゴムを採用し、優れた防振効果を実現。体験者からは「家庭用が欲しいと思い試してみました。以前、競輪場の大型の3本ローラーを試したことはありましたが、こちらも遜色なく挙動が安定していました」と感想を述べていた。

 ピナレロジャパンブースでは、最新のハイエンドモデル「ドグマF12」の試乗車を貸し出していた。今回はリムブレーキモデルのみの用意となったが、今後はディスクブレーキモデルの試乗車も準備し、各イベントで試乗できるようテストバイクを拡充していくという。

ピナレロのハイエンドモデル「ドグマF12」の試乗車が豊富に揃う Photo: Shusaku MATSUO

 GPS付きサイクルコンピューターを展開するガーミンジャパンでは、7月に登場した「エッジ530」と「エッジ830」に注目が集まっていた。新型のCPUを採用したことで高速化し、より速く、より直感的になった操作感を確かめる来場者が多かった。そのほか、車の接近を通知する「リアビューレーダー」や、ペダル型のパワーメーター「ベクター3」など、多彩な製品を展開。元U23(23歳未満)ロードレースアジア王者でガーミンアンバサダーの木下智裕さんによる講座も開催された。

 オーダーウェアを中心に多彩なラインナップを揃えるサンボルトは、セパレートワンピースを前面にアピール「COMPセパレートワンピース」は袖にエアロ素材を採用しつつ、ミドルグレードとして高いコストパフォーマンスを誇る製品として先日から発売されたばかりだ。

サンボルトはセパレートワンピースを前面にアピール Photo: Shusaku MATSUO
ガーミンブースでは注目の新作「エッジ530」と「エッジ830」を展示 Photo: Shusaku MATSUO

集団走行や並走を実践形式で練習

 大会ではレース以外のイベントも充実している。管理栄養士の河南こころさんが講師を務める「最高のパフォーマンスを発揮するために~コンディション維持を栄養面から考える~」をテーマにした講座を開催。河南さんはシマノレーシングチームの栄養士を務めたこともあり、サイクリストへの食事や栄養摂取に造詣が深い。

管理栄養士の河南こころさんによる、サイクリスト向け栄養講座にはレースの合間を縫って多くの参加者が耳を傾けた Photo: Shusaku MATSUO

 講座では食事バランスの重要性や、おすすめの食事方法などがさまざまな事例をもとに紹介された。「カーボローディングはカロリーを増やすことではなく、炭水化物の割合を増やすこと」という指摘がなされると、レースの合間を縫って訪れた来場者は頷きながら熱心に耳を傾けていた。

大人向けウィーラースクールでは、集団走行や並走の練習も Photo: Shusaku MATSUO

 恒例のウィーラースクールも開催された。ウィーラースクールは自転車のマナーや正しい乗り方を学べる欧州発祥の自転車教室。子供たちは一本橋やパイロンを使って、ブレーキの使い方やバランスの取り方を実践形式で学習していた。また、大人向けのウィーラースクールも実施。公道では練習不可能な並列した集団走行体験など、プロ選手の指導のもとで学ぶ機会として賑わいをみせていた。

わずか0.05秒差で決着

 プロチームをはじめとしたJCF(日本自転車競技連盟)登録チームによるチームタイムトライアルが午後の種目で開催された。全長5.8kmのコースを4周回する23kmのレースで争われ、参加者たちはディスクホイールを装着したTTバイクや、エアロヘルメット、スキンスーツに身を包み、最速タイムを目指した。

チームタイムトライアルではマトリックスパワータグが僅差で優勝 Photo: Shusaku MATSUO
チームタイムトライアルの表彰。左から2位の宇都宮ブリッツェン、優勝したマトリックスパワータグ、3位のチーム ブリヂストンサイクリング Photo: Shusaku MATSUO

 1周目から快調に飛ばしたのは昨年同種目を制した宇都宮ブリッツェンと、マトリックスパワータグ。1周6分台のタイムを刻みつつ、接戦を繰り広げた。どちらが競り勝つか最後までわからない状況となったが、わずか0.05秒差でマトリックスパワータグが先着し、僅差での勝利となった。

 シマノ鈴鹿ロードは翌日朝から多彩な種目が実施。午後からは「シマノ鈴鹿ロードレースクラシック」が男女ともに開催される。

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