松阪競輪場で開催のナイターレースバンクリーグ第2戦はチーム ブリヂストンサイクリングが優勝 トラック中長距離選手が活躍

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 競輪場を舞台にした「バンクリーグ」の第2戦が8月30日、三重県松阪市にある松阪競輪場で開催された。接戦となった決勝レースは、チーム ブリヂストンサイクリングがシマノレーシングチームを下して優勝。目の前で繰り広げられる白熱のレースに会場が沸いた。

チーム3ポイント目を獲得した橋本英也(チーム ブリヂストンサイクリング) Photo: Shusaku MATSUO

レースファン以外も楽しめるブースも

 バンクリーグは今月の名古屋で行われた第1戦を皮切りに開催された新スポーツ。日本最高峰のロードレースシリーズ「Jプロツアー」に参戦するトップチームを中心に、8チームが加盟しており、第2戦では6チームが出場した。

2チームによる対戦型レースで、3ポイント先取したチームが勝利するリーグ独自のルールが採用 Photo: Shusaku MATSUO

 レースはバンクリーグ独自の「3ポイントゲーム」で行われた。3周目以降の奇数周回がポイント周回となっており、先に先頭通過のポイント3点を先取したチームが勝利。1レースは2チームによる対戦型で、短いレース時間の間に、逃げやスプリントなど見所が凝縮された展開となる。今回は6チームがグループAとグループBの2班に分けられ、それぞれのグループ内で総当たり戦を開催。そして、グループ内で勝ち残ったチームによる決勝戦が行われた。

◇グループA
・宇都宮ブリッツェン
・チーム ブリヂストンサイクリング
・キナンサイクリングチーム
◇グループB
・マトリックスパワータグ
・愛三工業レーシング
・シマノレーシング

 この日、雨が降り続いていたが、開場した午後5時頃からは晴れ間も見え、松阪競輪場はレースファンや家族連れで賑わった。会場内ではファングッズとして人気を博している缶バッヂや、各種オリジナルグッズが販売。子供用のバンプトラック体験コーナーや、金魚すくいコーナーなど家族連れでも楽しめるスポットも用意されていた。地元の酒蔵が日本酒や地ビールを販売したり、各グルメブースも充実しており、観戦しながら舌鼓を打つ観客の姿がみられた。

子供向けに設置されたバンプトラックコーナー Photo: Shusaku MATSUO
地元の蔵元である河武醸造の「鉾杉」が人気 Photo: Shusaku MATSUO
選手を間近で応援できるのも魅力の一つ Photo: Shusaku MATSUO
選手の顔写真がプリントされた缶バッヂが人気 Photo: Shusaku MATSUO

決勝は前回王者と優勝候補の対決に

 予選のグループAを勝ち抜いたのは優勝候補筆頭として挙げられていたチーム ブリヂストンサイクリング。ジャパントラックカップのオムニアムを制した窪木一茂や、競輪選手としても活躍する橋本英也、独走力に秀でた近谷涼らトラックレースで活躍する選手を揃え、下馬評通りの強さを見せて予選を突破した。

スプリントで競り勝った一丸尚伍(シマノレーシング) Photo: Shusaku MATSUO
レーススタートを金網を持って待つマトリックスパワータグ Photo: Shusaku MATSUO

 一方のグループBは第1戦の勝者、シマノレーシングが力をみせた。愛三工業レーシングチームは、スプリント力に長けた岡本隼や、積極的に動いた住吉宏太が活躍するも、勝ち星なく予選敗退。マトリックスパワータグは、オールイス・アウラール(ベネズエラ)で得点を狙うも、シマノレーシングのスプリンター・黒枝咲哉がマッチスプリントで3点を先取し敗退。前回王者のシマノレーシングが全勝で決勝へと駒を進めた。

アタックを仕掛ける小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUO
チーム一丸となってポイント先取に動く Photo: Shusaku MATSUO

 決勝レースに挑んだのは下記のメンバー。

決勝レース

◇チーム ブリヂストンサイクリング
・窪木一茂
・橋本英也
・近谷涼
・孫崎大樹
◇シマノレーシング
・黒枝咲哉
・横山航太
・中井唯晶
・一丸尚伍

傾斜を用いたレース展開は競輪場ならでは Photo: Shusaku MATSUO

 最初に動きを見せたのはブリヂストン勢だった。近谷のアタックを皮切りに、続いて仕掛けた橋本がポイント周回前から逃げを決めて独走。ポイントを先取し、孫崎とともに逃げを図った。2人との距離が開いた集団だったが、2回目のポイント周回から先頭でペースを上げ、自らの力で追いついた一丸が2人をかわしポイントを獲得。さらに、翌ポイント周回では中井が橋本とのマッチスプリントを制し、シマノレーシングが連勝に大手をかけた。

逃げを打つ橋本英也(チーム ブリヂストンサイクリング) Photo: Shusaku MATSUO
スピードマンの中井唯晶(シマノレーシング)もポイントをゲット Photo: Shusaku MATSUO

 しかし、ブリヂストン勢はここから底力を見せる。やや勢いを落としたシマノレーシングに対し、窪木が抜群の伸びをみせて独走。ポイントを獲得し、2対2の同点に並んだ。注目が集まった最終ポイント周回では、橋本がアタック。中井が続くも、後続にはしっかりと窪木が抑えに入り力を封じた。橋本はそのままフィニッシュラインを迎え、盤石の態勢を築いたブリヂストン勢が第2戦の勝者となった。

ウィニングランでバンクを1周するチーム ブリヂストンサイクリング Photo: Shusaku MATSUO
選手から炭酸ファイトで祝福される六峰亘監督 Photo: Shusaku MATSUO
ファンを交えての記念撮影で締めくくられた Photo: Shusaku MATSUO

 日本写真判定の久場喜博さんは「ロードレースのプロチームが、競輪場を使った興行を行うことで、広くサイクルスポーツを普及させていきたいと思います。これまで競輪場に訪れることなかったファンや、地元の方々に楽しんでいただけるような施策をこれからも行ってまいります」と今後の話した。

 次回は9月23日、広島競輪場で第3戦が開催される。

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