【Teamユキヤ通信】ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第6ステージ新城幸也のルームメート、トゥーンスが総合首位に 「明日はバッチリ働いてきます」

by 飯島美和 / Miwa IIJIMA
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 新城幸也(バーレーン・メリダ)はブエルタ・ア・エスパーニャで8月29日、第6ステージをトップから22分52秒差の区間161位で完走した。レース序盤の落車に巻き込まれた新城は、この日は苦しいレースに。しかし新城のチームメート、ディラン・トゥーンス(ベルギー)が区間2位に入り、リーダージャージの「マイヨロホ」に袖を通すサプライズを演じた。

余裕のある表情で2級山岳を越えていく新城幸也 Photo: Miwa IIJIMA

チーム初のグランツールリーダー

 チーム設立初年度から新城が所属するバーレーン・メリダとしては、3年目にして初めてのグランツールでのリーダージャージ。新城は次のように喜びを語った。

 「今日のステージはゴール後に嬉しい知らせが待っていた。冗談?と思ったぐらい(笑)。チームは昨日ステージで総合から遅れてしまったので、今日はステージ優勝を第一目標にしていた。コントロールするチームが無ければ、リーダージャージ獲得をセカンドプランの作戦でスタートした」

 198.9kmで行われた第6ステージはスタートから上り基調で、20km地点に設定された2級山岳に入る前に落車が発生。集団は大きく4つに分断される形となったという。

 「スタートから6kmで2級山岳に突入するため、上りに強い3人(トゥーンス、マーク・パデュン、ハーマン・ペーンシュタイナー)と一緒に逃げに入れるようにと思ったが、上り口で落車に巻き込まれてしまい、足止めを喰らった。いきなり集団から遅れて上り始める羽目になった」

 序盤から山岳が続き、逃げれば区間優勝のチャンスも大きいと考えられていたこの日、集団は逃げを狙う選手らのアタックが止まず、主催者が想定する以上のハイペースで進んでいた。

 「上りでどんどんアタックがかかってるのを見て、今日はキツい日になるなと思った。30人くらいのグループで前を追いかけたが2分が縮まらなくて、結局、まる1日グルペット(完走を目指す集団)で過ごす事となった。そこからフィニッシュ後に“ディランがリーダージャージ”と聞き、驚きしかなかった」

チーム初のグランツールのリーダージャージに袖を通したディラン・トゥーンス。今大会中3週間、新城のルームメート Photo: Miwa IIJIMA

 トゥーンスは中盤に形成された11人の逃げ集団に入り、ラスト4kmからアタック。ステージ優勝はならなかったものの、メイン集団やライバルに差を付けてゴールし、4分半のタイム差を逆転して総合首位に立った。新城らチームメートは今後、リーダージャージを守るための働きが重要となる。

 「チーム創立以来初のグランツールでのリーダージャージ。チームの歴史に新たな1ページに立ち会えたことも嬉しかったが、今回のレースで自分と同部屋のディランだけに嬉しさも倍増。明日はリーダーチームとしてバッチリ働いてきます」

 翌第7ステージは山岳3連戦の最終日となる183.2km。序盤は平坦だが、中盤から山岳が連続する。最後は急勾配の1級山頂フィニッシュとなる難ステージだ。

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