溝畑宏のサイクルツーリズム <18>レディー・ガガがキスした「起き上がり小法師」の里へ 傷ついた白鳥に夫婦愛を学ぶ

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 元観光庁長官・溝畑宏による東北サイクリング「みちのくひろし旅」。スポーツ観光による復興支援への挑戦は、2012年12月に“ファイナルシーズン”へ突入しました。前回のレポートに続き、今回は福島県会津若松市からスタート!

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会津ゾーンの「旅のサロン」で美女と一緒に記念撮影会津ゾーンの「旅のサロン」で美女と一緒に記念撮影

 昨年4月にスタートした旅も、大詰めのファイナルシーズン。3日目は、会津ゾーンの旅のサロン「会津若松駅観光案内所」から。旅のサロンの皆さんに朝早くからお出迎えしていただき、感激の中でスタートを切りました。

 早速、旅のサロン26カ所目のスタンプ(残すはあと2つ)をもらい、サロンの美女お2人と腕を組んで記念撮影をしました!

 会津に来たならば、何があっても立ち寄らねばならぬところがあります。東日本大震災の発生以来、溝畑宏が肌身離さず持ち歩き、全国にその精神を広め続けている伝統工芸品に「起き上がり小法師」というものがあります。倒しても直ぐに起き上がってくる人形なのですが、これぞ溝畑宏の座右の銘である「七転び八起き」を体現した人形なのです。

 私は震災以降、起き上がり小法師のPRが福島の再生につながり、あきらめない精神を全国に伝えることが出来る、と信じて、常に起き上がり小法師と共に活動しているのです。震災が起こった年には、あのレディー・ガガにも、特大の小法師をプレゼントし、彼女は小法師にキスをしてアピールしてくれました。

福島県の郷土玩具「起き上がり小法師」をプレゼントされたレディー・ガガが、小法師にキスをした瞬間。溝畑宏の左ほおにも注目 =平成23年6月23日(観光庁ホームページより)福島県の郷土玩具「起き上がり小法師」をプレゼントされたレディー・ガガが、小法師にキスをした瞬間。溝畑宏の左ほおにも注目 =平成23年6月23日(観光庁ホームページより)

 そんな、起き上がり小法師の元祖として、手作りにこだわって製作しつづけている「山田民芸工房」には絶対に行かなければならないのです! 現在は5代目のご主人が、起き上がり小法師だけでなく「赤べこ」等の張り子をたくさん製作しています。久しぶりの再会でテンションがあがった宏は、大量に小法師と赤べこを買い込みました。

山田民芸工房の五代目、六代目と記念撮影山田民芸工房の五代目、六代目と記念撮影
山田民芸工房の多彩なラインナップ山田民芸工房の多彩なラインナップ

 新しい小法師を手に入れてゴキゲンになった後は、腹ごしらえをして次の走行に備えます。「田季野」というお店で会津若松市長と一緒に、元祖の箱輪飯(わっぱめし)を美味しくいただきました。

元祖箱輪飯@田季野元祖箱輪飯@田季野
会津若松市長(右端)と観光協会の皆さんと一緒に会津若松市長(右端)と観光協会の皆さんと一緒に

 

ミスターおにぎりの姿で雪の中を懸命に走行ミスターおにぎりの姿で雪の中を懸命に走行

 エネルギー満タンとなった後は、次の目的地である郡山・磐梯熱海ゾーンに向かってスタート。でも、雪がガンガン降り、路面も凍結している中での走行です。雪道の自転車走行になれた宏は、グリップを効かせながらグイグイ走ります。ペースは順調。寒い中なので、顔の防寒のためミスターおにぎりに変身して突き進み、この日の走行を終えました。

 4日目は、みちのくひろし旅を支援して下さっている東急不動産・東急リゾートサービスの施設、福島県北塩原村の「ホテルグランデコ」をUSTREAMで紹介する中継から始まりました。グランデコと言えば「スキー」ということで、早速、支配人と一緒にゲレンデに向かいます。

グランデコのスキー場でハイ、ポーズ!グランデコのスキー場でハイ、ポーズ!

 ゴンドラに乗っている途中にサルを見かけ、自然の中でスキーを楽しめる自然環境を実感。さらに上っていくと、アクティブなスキーヤーであふれる楽しい銀世界が待っていました!

 溝畑宏、実はスキー1級という腕前で、映画「私をスキーに連れてって」の世代として、スキー=恋の場面という思い出が蘇りました。ここでずっとスキーを楽しみ続けたい…という衝動に駆られながらも、スケジュールの都合で、後ろ髪を引かれる思いで泣く泣く撤退しました。

 次に訪れた「レイクサイド磐光」では、大量のカモと白鳥がお出迎えしてくれました。ここには心温まるエピソードを秘めたつがいの白鳥が居ます。実は片方の白鳥は怪我をしていて飛べないのです。通常、冬は暖かいところに渡るのですが、飛べない白鳥はもう3年もレイクサイド磐光に住みついています。そこで怪我をしていないもう一方の白鳥は、飛べるにもかかわらず怪我をしてる相方を想って、ずっと側にいるのです。

レイクサイド磐光にてレイクサイド磐光にて
心温まるエピソードを持つ白鳥のつがい心温まるエピソードを持つ白鳥のつがい

 いやー、何という夫婦愛。感動です。われわれ人間も、この思いやりといいますか、仲間思いの心を見習わないといけないですね。ぜひ皆さんも、この美しい白鳥に会いにレイクサイドまで行きましょう。自転車でね! 旅のレポートは次回へと続きます。

「みちのくひろし旅」USTREAMサイト

溝畑宏溝畑宏(みぞはた・ひろし)
1960年生まれ。1985年自治省入省。2002年大分県企画文化部長。04年大分フットボールクラブ(大分トリニータの運営母体)代表取締役。10年から第2代観光庁長官。12年3月に退任し、内閣官房参与に。


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