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ライドをより速く、より楽にするホイールのグレードアップ

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 自転車をチューンアップする場合、ホイールはとても効果の出やすい部分です。ホイールの善し悪しで自転車の性能の半分近くが変わってしまうと言っても過言ではありません。

ホイールをグレードアップして速く快適なライドをしよう Photo: Shusaku MATSUO

ホイールが軽くなれば走りは“すごく”軽くなる

 回転部分であるホイールの軽量化は体感しやすく、ホイールにおける100gの増減は、フレームなど回転しない部分の1kg分と同等とまで言われています。ホイールが軽くなれば踏み出しが軽くなりますし、常に加速状態となる上り坂における効果も絶大です。

リムが軽く、登坂性能にも優れたカーボンローハイトホイール Photo: Shusaku MATSUO

 ロードバイクを完成車で購入した場合、ホイールは信頼性や耐久性を重視したものが付いていることが多く、かつ価格も抑えたい場合がほとんどなので、簡単に言ってしまえば「重めのホイール」が付いていることが多いです。まずは今付いているホイールがどういうスペック(重量、価格、リムハイト)かを知っておくと良いでしょう。ブレーキ方式や変速メカによっての互換性もあるので注意しましょう。

 さて、軽さは基本的に正義ですが、それはあくまで基本の剛性や耐久性をクリアした上での話であることは知っておきましょう。度が過ぎた軽量化は剛性や耐久性を犠牲にするものです。ライダーの体重や乗り方によってその許容範囲も変わってきます。重量に比べて剛性や耐久性は絶対的な基準値がないので、メーカーの傾向や使用者のクチコミなどをショップで情報収集しましょう。

リムの素材、アルミ or カーボン?

 ホイールはリム(外周部)、ハブ(回転軸部)、スポーク(リムとハブを結ぶ部分)の集合体ですが、素材に関して議論する場合、ほぼリムの素材に関してであると考えてよいでしょう。現状スポーツバイクにおけるホイールのリムの素材は、アルミもしくはカーボンの2種類に大別されます。

剛性と強度が高いアルミリムホイール Photo: Shusaku MATSUO

 大量生産に向くアルミリムは価格を抑えやすく、低い価格帯のホイールはほぼアルミリム製品です。信頼性や耐久性・耐候性に関しても高いレベルにあり、初心者でも扱いやすいです。

 一方でカーボンリムは大幅な軽量化が可能で、ペアで1000g前後までになる超軽量タイプはカーボンリムでなければ実現不可能です。高性能になる一方で、カーボン繊維を樹脂や接着剤で固めて作る構造は物理的脆弱性もあり、専用のブレーキシューを用意したり、峠などの長い下り坂ではブレーキによる発熱の蓄積に注意したりと、取扱いは若干の知識が必要です。

 合いの子的にカーボンラミネートタイプというものもあります。これはアルミリムの本体の上に、カーボンなどで空力処理するパーツを追加しているもので、カーボンを謳っていますが、実質としてはアルミホイールと考えていいでしょう。

リムハイトアップは巡航性能アップ

 ほかにホイール選びで重要なポイントとしては、リムハイト(リムの高さ)があります。一般にリムハイトが高くなると、空力性能が高まり、高速巡航性能が高くなります。だいたいリムハイト50mm以上をディープリム、30〜50mmくらいをセミディープと呼びます。

空力に優れたディープリムホイール Photo: Shusaku MATSUO

 ディープリムの方が空力性能が高まるのは、リム自体の整流効果を得やすいことや、空気をかき乱す存在であるスポークの本数や長さを抑えられることからです。一方でディープリムのデメリットとして、横風の影響を受けやすかったり、リム本体の容積が増えることで物理的に重くなったりする点があります。重くなれば当然、加速時や登坂時が辛くなります。

 ロードバイクで使用する場合、現在は30〜40mmくらいのリムハイトがバランスに優れていると言われていますが、これも体重や脚力、走り方によって変わってきます。ある程度走り込んでどの点を重視するかが定まってきたところで、ショップに相談してみましょう。

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