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『Cyclist』印の自転車Welcome café<17>【神奈川・秦野】通り過ぎたらもったいない! 表ヤビツの小さな洋菓子店「丹沢講房」

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 全国のサイクリストウェルカムなお店を紹介する連載『Cyclist印の自転車Welcome café』。Vol.17は、ヒルクライムの聖地と化している神奈川・秦野市のヤビツ峠入り口付近にある「お山のお菓子やさん 丹沢講房」です。通称「表ヤビツ」といわれるルートのふもとにあるお店で、カフェではありませんが、洋菓子店で腕を磨いてきた店主が作るシフォンケーキやプリン、自転車を型どった手作りクッキー等を休憩スペースで味わうことができます。ヒルクライムの帰り道、少しスピードを緩めて一つ甘いものでもいかがでしょうか?

サイクリストの心をくすぐる「丹沢講房」の手作り自転車クッキー Photo: Haruto TAKANASHI

ヒルクライムに「美味しいご褒美」を

 かつては「みのげや」という商店だった同店。峠の入り口付近にある蓑毛バス停近くに佇み、約50年間にわたる営業を終えようとしていた2年前、店主の孫である小澤まゆらさんがあとを引き継ぐ形で、土日祝日限定の洋菓子店として再開しました。

通称「表ヤビツ」ルートの入り口、「蓑毛」バス停近くにある丹沢講房。元商店だった外観は一見お菓子屋さんには見えないかも? 店先にはバイクラックを完備 Photo: Kyoko GOTO

 まゆらさんは数々の洋菓子店で腕を奮ってきた経験豊かな洋菓子職人。店全体はいまだ商店としての面影が残りますが、ショーケースにはまゆらさんの作ったシンプルで美味しそうなスイーツが並びます。「ほとんど商店時代から変えていない」という内装ですが、まゆらさんが趣味で描いたという絵が飾られていたり、好みの食器や雑貨でところどころ装飾されていて、むしろレトロ感があいまった居心地の良い空間になっています。

店主の小澤まゆらさん。洋菓子店で腕を磨き、2年前に祖母が営んでいた商店を引き継いで「丹沢講房」をオープンした。「講」の文字は、まゆらさんの先祖が「大山講」を案内する先導師(旅先案内人)を生業にしていたことに由来しているという Photo: Haruto TAKANASHI

 人気の商品はしっとりふわふわの「シフォンケーキ」。プレーン、レモン、オレンジ、マーブル、抹茶アールグレイ、ミルクティー、スパイスチャイ、オランジュショコラ、ショコラブランシトロン(レモンとホワイトチョコ)と、豊富なラインナップから、週替わりで3種類のフレーバーが並びます。

一番人気のシフォンケーキ。この日のラインナップはプレーン、レモン、ミルクティー、どんぐりの4種類(1切れ各税込300円)。この他にも様々な種類の焼き菓子がラインナップ Photo: Haruto TAKANASHI

 一切れ300円(税込)で食べやすいサイズなので、購入後は店内にあるベンチに腰掛けてその場で食べても良いですし、バックポケットに入れて帰りの補給食にすることもできます。

 その他にはバニラビーンズたっぷりの「なめらかプリン」や、ゼリーなど気まぐれに登場する冷たいスイーツも人気です。また、サイクリストのお客さんの声から生まれた、自転車を型どった手作りクッキーも人気。最近はチェーンリングやリンクプレートなど種類を増やしたりと、まゆらさん自身もお客さんの反応を楽しんでいるそうです。こちらもジャージのバックポケットに収まる小ぶりなサイズなので、おみやげとしても喜ばれそうです。

右上から時計周りに定番の「なめらかプリン」、ミントシロップをかけたグリーンハーブティーとレモンの2層のゼリー、ハイビスカスゼリーが乗った杏仁豆腐(各250円) Photo: Haruto TAKANASHI
お盆とゴールデンウィーク期間限定で登場する「深緑の抹茶プリン」(写真左、400円)と、ロードバイクやパーツを型どった手作りクッキー(280円) Photo: Haruto TAKANASHI

 嬉しいことに商品を購入すると無料で日替わりドリンク1杯をサービス。茶葉にこだわるまゆらさんがセレクトしたお茶は香り豊かで、無料サービスとは思えない味わいです。まゆらさんも気さくな人柄で、ベンチで小休憩のつもりがそのまま話がはずんでしまうことも。

店内の休憩スペースでスイーツを味わうサイクリストと、談笑するまゆらさん(右) Photo: Haruto TAKANASHI

 視野が狭くなる上り、あるいはスピードが出ているダウンヒルと、景色を見落としがちなヒルクライム。ただでさえ控えめな佇まいの丹沢講房は、その存在を知らないと通り過ぎてしまいます。ただスピードを求めて走るだけでなく、ヒルクライムの「ご褒美」としてスイーツをヤビツの新たな楽しみに加えてみてはいかがでしょうか。

お山のお菓子やさん「丹沢講房」

所在地:神奈川県秦野市蓑毛530
営業時間:土・日・祝日(7:30~16:30)
店舗URL:https://tanzawacooboo.jimdo.com/
【MAP】

「自転車Welcome café」募集中!

連載『Cyclist印の自転車Welcome café』では全国の“サイクリストウェルカム”なカフェ(飲食店)を紹介しています。バイクラックを設置していたり、はらペコサイクリストのおなかを満たす名物メニューがあったり、さらにはオーナー自身がバリバリのサイクリストだったり…。サイクリストを歓迎する要素があり、かつ『Cyclist』で紹介してほしいという店舗は以下のフォーマットから詳細をご確認の上、店舗情報・PRコメントなどを入力してください。

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