好調アピールも展開に恵まれず與那嶺恵理はサンセバスティアン女子レースで23位 「良い巡り合わせが来ている」

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 アレ・チポッリーニ所属の與那嶺恵理が8月3日、クラシカ・サンセバスティアンの女子レース「ドノスティカ・サンセバスティアン・クラシコア」に出場し、トップから4分42秒差の23位でフィニッシュした。

調子が良くなっているという與那嶺恵理(左)。表情にも自信がみなぎる Photo: Yukari Tsushima

 男子のワールドツアーが行われるコースの終盤を主に使い、女子は126.7kmのUCI1クラスで行われた。

 調子が上がっているという與那嶺。スタートしてレース序盤、チームのエースのソラヤ・パラディン(イタリア)から、「今日はエリが行ける」と勝負をかけるエースに指名された。しかしその後、レース前半で15人ほどの逃げが決まり、與那嶺は見送ったこの逃げが、メイン集団から決定的な差を得てしまう。

女子ワールドツアーを争うトップ選手らと同じ集団でゴール Photo: Yukari Tsushima

 與那嶺は後半の勝負どころで、普段の女子ワールドツアーで優勝を争う選手らと同じグループで生き残り、8人の小集団でゴールしたが、結局レース前半で逃げたグループが逃げ切り、上位入賞はならなかった。チームは逃げに乗ったナ・アルム(韓国)が7位に入った。

 與那嶺は次戦、9日から11日まで英国スコットランドで開催される、UCI1クラスのステージレース「ウィメンズツアー・オブ・スコットランド」に出場する。

 與那嶺のコメントは以下の通り。

 クラシカ・サンセバスティアン、調子の良さをしっかり感じることができました。あと一歩、展開に恵まれれば。

 快晴の中、クラシカ・サンセバスティアンです。ずっとローリングを繰り返し最後は壁を2回上る、とても厳しいコース。体調は良いのでソラヤのセットアップを楽しみにしていました。

スタート前、ステージで紹介されるアレ・チポッリーニの選手たち Photo: Yukari Tsushima

 スタート後から体調の良さを感じます。40km過ぎ、最初の上りを終え平坦に出たとき、ソラヤから直接、「今日はエリが行けるからトップ10を狙って、脚を貯めて」と。その話の直後、目の前でスルスルとアタック、アーレムが前方で反応し、そのままアーレムが乗って一度ストップ。15人ほどでしょうか。それぞれのチームが均等に乗ったため完全に集団がストップ。うーん行きたいけど、煮え切らないスピードで。

 上りはいいペースで走り、ローリング区間でスピードが上がらず、あっという間に5分差。これは前で決まっちゃうなぁ。前と後ろで別のレースが始まってしまいました。

 終盤に向けてソラヤと一緒に前方で泳ぎながら、「エリは仕事しなくていいから」と言われ、気合が入ります。

 2km、11%を超えるサンセバスティアン名物の上り、1回目は耐えきり10人ほど。ソラヤは後方。下りを終えローリング区間でまた集団が止まり20人ほど。2回目。CCCのアシュレイがアタックし、アナミエックと先行。8人ほどの集団が4人ずつに割れます。ぎりぎり耐えきれず後方の4人へ。ミッチェルトンのアマンダらと共に前を追います。

 ゴール手前1km、アナミエックの集団が見えたところで私の集団はストップ。私は一歩でも前でゴールしたいので、ここは躊躇なく追走を選択。先頭固定で引いてキャッチアップ…したところで、私に付いてきたアマンダたちが一気にスプリント。私はズブズブになりながらゴール。23位。

 アーレムは7位。先行逃げ切りです。韓国のナショナルチームも木曜日まで来ていました。しかし、1クラスのインビテーションを獲得することは無理なようです。

レース後に充実した表情の與那嶺恵理(右) Photo: Yukari Tsushima

 結果は悔しいけど、今日のコンディションだったらここで勝負できる。この手応えを感じることができました。チャンスをくれたソラヤに感謝。

 レース後、ソラヤが「エリ、あれは言わなきゃ良かった(エリで狙う、ステイして最後勝負しろ)。次からは何も言わない(笑)」と言いましたが、これぞレース。

 心地よいチームメートたちと楽しくレースが出来るのもあとわずか。来週はスコットランドでのステージレース。良い巡り合わせが来ている感触があるので、丁寧に狙っていきます。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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