「来年またリベンジを」MTB・フカヤレーシングの竹内遼と松本佑太が全日本選手権で3位入賞 参加種目で表彰台へ

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 マウンテンバイク(MTB)チーム「FUKAYA RACING」(フカヤレーシング)の竹内遼と松本佑太の両選手が、7月19日から21日にかけて行われた「第32回全日本マウンテンバイク選手権大会」に出場しました。MTBクロスカントリー・オリンピック(XCO)とクロスカントリー・エリミネーター(XCE)種目に挑戦した当日のレース模様を、同チームの選手兼マネージャーの松本佑太のリポートで紹介します。

泥区間を走る竹内遼 Photo: Noriyasu KATO

◇         ◇

積極的なレース展開で3位入賞

 全日本選手権の勝者は1年間、日の丸を付けて走ることができる。たった1度のレースでそれが決まってしまうため、優勝以外は全く意味がない。だからこそ選手たちは勝ちに行く走りをする。もちろん竹内もその1人。XCOではU23カテゴリーで3連覇を果たしている平林安里選手との闘いに挑んだ。

スタート直後から松本佑太が飛び出す Photo: Hidehiro ITO

 レースはスタート後、まずは松本が飛び出した。コースの半周を終えたところで竹内と平林選手が抜け出す。竹内は普段のペースを刻む走りではなく、平林選手のスタートラップに食らいついていった。いつも1人で抜け出す平林選手の速さは、竹内にとってオーバーペース。その反動で7位まで順位を落した。

 シャボン玉のハートと揶揄されていた彼に対して、ほとんどの観客が「今日は終わりか」と思っただろう。しかし、今シーズンの竹内は違う。走ってきた環境、過ごしてきた時間、レースに対してのモチベーションのすべてが別人のように変化した。

 3周目から再びペースを上げ、1人2人とパスして順位を上げていった。最終周で4位まで来た竹内は、前方の村上功太郎選手をマーク。最終ラップは大幅にスピードを上げて速く走り、コースの終盤で村上選手をかわして3位でゴールした。

XCO-U23の表彰台。写真左から2位の北林力、優勝した平林安里、3位の竹内遼 Photo: Hidehiro ITO

 短い距離で競うエリミネーターには松本のみエントリー。全日本選手権ではタイムトライアル予選のあとに、各レース4人で行われるレースを2回勝ち上がると決勝に進む。

準決勝では先行し、一時先頭に出た Photo: Hidehiro ITO

 松本は予選で5番目に入ると、続く第1レースでは余裕を持って1位通過。第2レースでは、竹ノ内悠選手に抜かされるも2位で決勝に進出した。

 エリミネーターの決勝に進む選手はほとんど決まっているが、レース展開は全く予想できない。決勝ではホールショットを狙ってスタートするも失敗し、3番手で最初のコーナーへ。ここで1番手の選手が転倒して2番手に浮上するものの、次のコーナーで竹之内選手に後ろから捲られ、再び3番手になった。リカバリーしようと踏み込んで追いつこうとするが及ばず、XCO種目と同じく3位でのゴールとなった。

最終ラップで3位までポジションを戻した Photo: Noriyasu KATO
XCEの表彰式。左から2位の佐藤誠示、1位の竹之内悠、3位の松本佑太

 チームが始動してから初めての全日本選手権は、目標とする両選手の優勝を達成することができずに終わった。しかし、自転車ショップカルノーサによる現場でのメカニックサポートや、若者の挑戦を応援していただいている企業の協力により、レースに万全の態勢で挑むことができた。

 自分たちの力を出し切れたと思うが、2人の実力が優勝した選手たちに及ばなかった。リベンジのチャンスはまた来年。世界への挑戦とは別の目標が1年後に待っている。

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